日本手帳大選,百本手帳試寫評比!台湾手帳総選挙に見る台湾手帳文具ユーザーの情熱[レポ]
日本手帳大選,百本手帳試寫評比
手帳総選挙は、日本手帖の会という横浜にある市民団体が主催する文具イベントのひとつ。
最近、文具・手帳が注目される中、100冊の手帳に試し書きができて、自分が気にいた手帳に投票、その結果を発表されるイベントが、3年前に横浜で開催されたのが始まりでした。
その後、昨年(2013年)は東京・東急ハンズ銀座店と関西・ナガサワ文具センター神戸煉瓦倉庫店で、さらに今年(2014年)はナガサワ文具センター大阪梅田茶屋町店でも開催され、東京・神奈川・兵庫・大阪にまで開催エリアが拡大されました。
今年はさらに、海の向こう台湾でも、「手帳100冊書き比べ総選挙」が12月5〜7日の3日間開催されました。
今回このイベントに日本からゲスト?として参加させていただきましたので、簡単に報告レポートブログです。
スケジュール日程
2014年12月5日(金曜日・星期五)
会場:台北・金石堂書店城中店 3階特設会場
17:00 金石堂行銷部 汪協理致詞様の挨拶
17:05 鄭秀娟様の司会でスタート!(今回のイベントの仕掛け人)
手帳寫真站長 MUKIさん手帳講座
MUKIさんの素敵なノート術をスクリーンで紹介しながら、見事なプレゼンテーションでした。
18:00 金石堂社長楊宏榮 挨拶/日本手帖會 間邊雄輔先生 挨拶
このセレモニーには台湾のVIPが招かれて先行手帳総選挙を体験されたました。
また、この席に台湾の人気ブロガー沈昶甫さんも出席されていて、席が偶然となりだったので、いろいろと台湾と日本の文具のお話しさせていただきました。沈さんはBlogだけでなくリアルショップも運営されていて、そちらのお店も文具ファンがうなりそうなお店だそうです。
日本からのゲスト・メーカー様の紹介
- Beahouse超文創家阿部DAIKI 先生
- (股)Rondo工房 日本手帖會・西日本支部長 荒川翔太 先生
- (股)System Diary董事長 ご夫妻
- KUTUWA(股)商品開發課長
- MOON PLANNER代表 おふたり
- 國際文具顧問 土橋正 先生
- 講師・MORESKING顧問 出雲義和
- 日本手帖會・事務局長 間邉雄輔 先生
(記述は原文から一部固有名詞は控えてあります)
19:00以降は一般の参加者が会場に入り、手帳を見るまなざしは、日本の手帳ユーザーと同じ熱い熱気が会場から感じられました。
12月6日(土曜日・星期六)
10:00 オープンと同時に「手帳総選挙」も開催。
お店の扉が開くと同時に、台湾のたくさんの手帳ファンが会場に溢れました。
10:30 日本手帖の会 間邉雄輔事務局長が「日本手帳2015流行趨勢」をテーマに講演
日本の手帳歴史から、なぜこれほど手帳が売れるのか?といった社会的背景にいたるまでを解説、これはぜひ日本でも講演してほしい内容です。
会場に用意された50〜60席はすでに埋まり、入り口で立ち見の人まで出る人気ぶり。
約1時間の講演のあと、講演の中で聞けなかった事を個別応対の時間としたところ、多くの聴講者がそのまま間邉事務局長を取り囲み、尽きることない質問もぶつけていました。
他にムーンプランナーのおふたりも会場で、熱心なユーザーから「ムーンプランナー手帳」のコンセプトについての質問に答えておられました。
ボクも少しの時間でしたが、日本の手帳ユーザーとして、台湾のユーザーのみなさんと手帳についてたくさんの話をさせていただきましたが、この時間も本当に楽しくまた貴重な時間となりました。
14:00 筆記女王Ada分享手帳活用術講座
Adaさんは、台湾でも多くの手帳術本を書かれている作家さんで、その手帳術の一部を披露されていました。
ここでは通訳がなくて、ボクにはちんぷんかんぷんでしたが(笑)手帳に書かれているTodoなんかは、やはりボクらと同じなので、なんとなくですが言葉の壁は感じずにすんだ気がします。
Adaさんは、土橋正さんのファンということで、初めての対面が実現。
講演のあと歓談の中で、土橋さんから「日本語の本をどこで買うのですか?」の質問に、台北にも紀伊國屋・ジュンク堂書店があり、日本と同じように日本語の本がならんでいるとの事でした。
台湾では、金石堂書店のほかに誠品書店という、丸善ジュンク堂のような大型書店があり、ボクも見学にいきましたが、日本の書店に負けず劣らず・・・いや日本より凄いかも!?台湾に行かれる方は是非一度立ち寄ってもらいたい本屋さんです。
日本語の本もちゃんと並んでいます。
今回の会場になった、金石堂書店城中店は台北の神田・神保町のようなエリアでいろんな専門書の書店が軒を並べる通りで、ここも1日いても飽きない場所で、元出版業界人としては「たまらない空間」でした。
さらに、金石堂書店城中店は築100年以上、日本が台湾を統治していた頃、日本人建築家が建てた建物ということもあって、初めて訪れた場所なのになぜか懐かしさを感じたのはそんな理由からかもしれません。
台湾での手帳総選挙は7日日曜日・星期日まで開催され、連日たくさんの手帳・文具ファンで賑わいました。
まとめ
今回初めての台湾ということで、言葉の違い・文化の違いを心配していたのですが、台湾に住む人たち、とりわけ若い世代でも日本に対する興味関心が非常に高く、一般に言われる「親日」という言葉だけではないものを感じることができたのは大きな収穫であり体験でした。
台湾のユーザーからの質問のなかで、MOLESKINEは最近万年筆で書くと裏抜けしてしまう、などの質問は日本人とまったく同じ、手帳と筆記具をセットして考えている証でした。
この感性は、台湾の人たちとボクたち日本人は、極めて近いメンタリティーを持っている事を知りました。今回のイベントは、単に日本のイベントが台湾で開催されたという事だけでは無く、台湾と日本が手帳という文化をとおして交流ができる事実を、世界が知った瞬間だったと思います。
今回のイベントに携わったすべての人と、台湾の文具手帳好きな人たちに心から感謝します。謝謝!!そしてまたいつの日か再見!
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