LAMYSafariのペン先を交換[文具]
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万年筆
LAMYの人気万年筆Safariのペン先を交換する方法

万年筆というネーミングがあるくらい、ホントに長い時間の筆記を可能にしてくれる筆記具です。
なので、一度購入した万年筆のペン先(ニブ)を交換する時というのは、誤ってペン先を壊してしまった時くらいで、ましてや個人でペン先を交換する行為はできませんし、またメーカーさんでも推奨していません。
しかし、どんなものにも例外はあって、ドイツのブランドLAMYSafari万年筆は、Amazonのサイト(並行輸入品)でペン先のみの購入ができます。
これを利用して、LAMYSafariのペン先交換を2度行った事がある私です。
1度目は、誤って万年筆を落としてしまい、見度とにペン先をひん曲げてしまい、交換したこと。
そしてもう1回は、現在日本で購入できない(2024年12月現在)字幅のペン先を購入して交換したことです。
字幅B(太字)
海外ブランドの万年筆の場合、時々本国では販売しているにもかかわらず、日本では流通していないモデルや、今回のような字幅のペン先などがあります。
同じくLAMY2000シャープペンシルで、いまでこそ国内での販売が始まった0.7mmが数年前まで、輸入でしか手に入らなかったことがあります。
LAMY Safari(万年筆)も、字幅B(太字)が国内での販売がなく、ごくまれに大手万年筆専門店に並ぶことがある程度で、というのが現状です。
しかし、いまは便利な世の中で、Amazonのサイトではこの太字Bが並行輸入品扱いで購入することができます。なので、お金に余裕がある方は、新品のLAMY Safariの購入をお勧めします。
筆者の場合、10年以上前からLAMY Safariを愛用していて、複数本を持っています。
購入した当時は、まだ若く?細い字を好んでいたわけですが、歳を重ねて細い字が見えにくくなり、ここ数年は購入する万年筆の字幅はM(中字)やB(太字)へシフトしてきました。
LAMY Safariは大好きな万年筆なのですが、EF(極細)やF(細字)のままでは使わずに人生が終わってしまいそうで、Amazonサイトで見つけたB(太字)を購入しました。
ペン先(ニブ)の交換
自宅で眠っているEF(極細)をB(太字)に交換する手順です。
ペン先の交換、MをFにしたり、個人でペン先の交換修理する場合も同様です。
①ペン先を万年筆から外す
おそらく、それなりに力が必要になるはずで、もし簡単に外れたら使い込みすぎでニブが緩んでいたかもしれません。
このニブは個人で交換する仕様には作られていないので、ゴム板などを使いニブ全体に力を分散化すると、取り外しがし易くなります。
②洗浄
ペン先に古いインクが残って、あるいは乾燥して固まっていると、取り外しや取付の時の師匠になるので、ひと晩水に付けておくといいでしょう。
筆者は、あわせて超音波洗浄機を併用していますが、特に支障が無ければ水洗いだけでも十分です。
③取付
取付もゴム板を使い、元に戻すようにすれば、簡単です。
取り外すときよりも、若干チカラがいるかもしれませんが、ここでは時間をかけていいので身長に。
④お湯につける
根拠を訊ねられると、エビデンスが曖昧なのですが、以前にパイロットコーポレーション主催の万年筆組立講座を受けたときに、ニブをはめたあとに約90度のお湯に60秒ほどつけるということを教えていただきました。それに習っています。
⑤冷却
90度のお湯って結構熱く、取り出してすぐに触るとやっぱり熱いので、しばらく放置してめるのを待ちましょう。
お湯につける理由を自分で勝手に考察すると、金属に熱を加えると膨張して、冷えると収縮します、この収縮する際に新しい首軸にバランス良くフィットさせるためなのでは?と。
次回、パイロットコーポレーションさんに取材に行く機会があれば確認してみようと思います。
ともあれ、数分もあればすっかり熱もぬけるので、あとは好きな万年筆インクをいれてあげれば、新しいB(太字)のLAMY Safariの誕生です。
文具愛好家の考察

万年筆は自分と共に成長する筆記具です。購入したばかりの万年筆も十分な筆記ができる状態で出荷されていますが、万人むけの調整なために、まだ自分のクセ(筆圧や筆記角度)に馴染んでいない状態です。
そこから、自分に合った書き心地の万年筆にするまでは、まだ時間が必要になります。
それまで待てないという人や、ペン先を交換したけれど、なんかしっくりこないという人は、万年筆を専門に取り扱っている販売店さんのイベント「ペンクリニック」が時々開催されます。
有料・無料がありますが、簡単な調整なら無料の「ペンククニック」でも大丈夫(たぶん)、一度機会があれば、そんなイベントに足を運んでみてください。
Amazonのサイト
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