*

プラチナ万年筆#3776センチュリー ペン先Cで楽しむ大冒険[文具]

公開日: : 万年筆, 文房具

プラチナ万年筆#3776センチュリー

DSC_1441

プラチナ万年筆#3776センチュリーは国内最高のパフォーマンスを誇る万年筆

プラチナ万年筆

1919年から万年筆販売をつづけるプラチナ万年筆がその技術を注ぎ込んだ、この万年筆が¥10000-(税別)で購入できるのが、日本のテクノロジーの驚異です。
ペン先には14金を使用、海外のメーカーだとこの価格帯の万年筆はスティール製なのも、日本の万年筆の優秀さがうかがえます。

#3776

この数字は日本人なら誰もが知っている「富士山」の標高を表したもの。
日本一の富士山にちなみ日本一の万年筆を!というプラチナ万年筆の姿勢を感じさせるネーミングです。

スリップシール機構

万年筆特有の最大の弱点は長い時間放置していると、中のインクが乾燥してしまい、さぁ書こうとしたときに、役にたたないという事が、一般の人が万年筆と距離を置いている点でしょう。
プラチナ万年筆は2年間経ってもインクが乾かない「スリップシール機構」を開発。
社の代表#3776に「スリップシール機構」を搭載したモデルセンチュリーを発売しました。

そこで#3776センチュリー

DSC_1459

手帳やノートの筆記には細字(F)程度がとても書きやすい・使い易いペン先です。
万年筆を初めて使ってみたいという人のほとんどは、まずこのペン先から入ってきます。
かくいうボクも5年くらい前購入した万年筆のペン先はFからEF(極細)でした。

万年筆ペン先基礎知識

ペン先の種類

IMG_9108

  • UEF・・・超極細
  • EF・・・極細
  • F・・・細字
  • SM・・・細軟
  • M・・・中字
  • B・・・太字
  • C・・・極太
  • MS・・・ミュージック・超極太

    太さの比較

    太さの比較

    写真什器は最近プラチナ万年筆が作ったペン先の太さや書き心地を実際に体験できるように作ったもの、万年筆専門店の店頭に並んでいるはずなので、機会があればぜひ試してみて欲しい。

    あえて太字を選ぶ冒険

    ボクが今回購入したのは「C」コースと呼ばれる一般的は最大級の太さ。

    C(コース)のペン先

    C(コース)のペン先

    太いペン先のメリット

    速記性・・・トメハネを意識せずに思考のスピードと同時にアウトプットできる。
    視認性・・・書いたあとから見た時に、太い文字は認識しやすい。

    たとえばこんなケース

    年配の人と会話をする際にボクはよく「筆談」という手段を用います。
    最近のことばや難しい漢字などは正確な文字だけでなく、文字の輪郭など十分伝わりコミケーションが成立します。
    また、アイデアを書き出す場合も、太くスラスラ筆記できる事はアウトプットの際に渋滞(トラフィックエラー)が起きにくくなります。
    作家の方が今でも原稿用紙と万年筆で執筆されるのはそんな理由ではないか?と、ボク自身が原稿を書きながら、そう感じています。

    サラリーマンで太字万年筆を使うと作家気分を味わえます(*^_^*)

    サラリーマンで太字万年筆を使うと作家気分を味わえます(*^_^*)

    太字アウトプットのススメ

    サラリーマンの人が(かつて自分自身を含め)原稿用紙に万年筆で筆記する姿は想像できませんし、また現実的にありえないシチュエーションです。
    ただし原稿用紙にではなく、A4サイズなどの大きな紙にブレスト(ブレインストーミング)のようにアイデアを書き出していくと、「気づき」や「俯瞰」といった事を体験できるはずです。
    このブログはMacBookAirをカフェでコーヒー飲みながら直接PCで書いていますが、仕事で記事を書く際は、まず紙に書き出すことにしています。
    紙に書き出すことで、スタート地点とゴールが明確になることで、途中で話がぶれなくなります。
    ボクの場合、今回のプラチナ万年筆#3776センチュリーは原稿を書く目的で購入。
    1本¥10000-の筆記用具は決して安い訳ではありませんが、購入を「消費」ではなく「投資」として考えれば決して高価な買い物にはならないはずです。
    いくら高価なものでも、使わなければ「浪費」使ってあげたら「消費」仕事などで成果が現れれば「投資」になります、自分の価値をどこで決めるかはあなた次第です。

    まとめ

    プラチナ万年筆#3776センチュリーは、¥10000-(税別)購入することができる万年筆なので、ペン先を楽しむ「冒険」をする事ができます。
    個人のニーズはさまざまですが、仕事や趣味など自分の環境に応じて豊富なラインナップからペン先を選べば、より効率的に作業がはかどります。
    ボク自身は万年筆コレクターではないので(たぶん)限定モデルを飛びつて購入する事はありません。
    自分のスタイルとして、各メーカーの定番・名器と呼ばれる万年筆を試しながら、自分にとっての「神の1本」を探している!と家族に言い訳しています(笑)

プラチナ万年筆#3776センチュリー

さずがに「C」(極太)はニーズが少ないのでしょう、検索しても後にしか出てきませんでした。


関連記事

ラミーサファリ2016年限定カラーはダークライラック!?[文具]

LAMY Safari 2016 Special Edition Dark Lilac L

記事を読む

サクラクラフトラボ003、引力に導かれた筆記具の魅力[文具]

SAKURA craft_lab 003 引力を味方につけた筆記具の新しいスタイル sakura

記事を読む

2023年に活躍してくれた優秀文具[文具]

2023年に活躍してくれた優秀文具 2023年、今年もたくさんの新しい文具が発売されましたが、

記事を読む

LAMY ダイヤログ3は魅惑のキャップレス万年筆[文具]

ラミーダイヤログ3は魅惑のキャップレス万年筆 LAMY(ラミー)はドイツらしさが染み渡るペ

記事を読む

ナガサワ文具センターオリジナルシステム手帳リフィルは万年筆が使いたくなる魅惑の文具[文具]

ナガサワ文具センターオリジナルシステム手帳リフィルは万年筆が使いたくなる魅惑の文具 システ

記事を読む

モンブランインク Jazz Blueはスイングできる名盤インク![文具]

マイルスデイビス(Miles Davis)Jazzblue、モンブランから限定インクで登場

記事を読む

サンスター文具の金属鉛筆メタシルの使い易いショートサイズのメタシルポケットが発売[文具]

サンスター文具のメタシルにニューモデル登場「メタシルポケット」  2022年6月にサンスター文

記事を読む

PelikanM805ブラックストライプ 1本は欲しいスーベレーンの魅力とインク[文具]

PelikanM805ブラックストライプ ペリカンの代表的万年筆スーベレーン 万年筆を使

記事を読む

ナガサワ文具センター本店ワークショップも可能なarts&crafts WHITE BRICKSオープン[文具]

ナガサワ文具センターarts&crafts WHITE BRICKSオープン! 神戸三宮に本店があ

記事を読む

IWIシヴィライゼーション万年筆の魅力[編集後記]

IWIのシヴィライゼーションシリーズ購入後の私的感想 IWIってなに?から説明しないといけない

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

青森で買って来たご当地クリップが秀逸!自分へのお土産に嬉しい逸品[旅文具]

青森で買って来たご当地クリップが秀逸!自分へのお土産に嬉しい逸品

ゼブラのぶれないボールペンブレンに4色シャープペンシル付きモデルが登場[文具]

ぶらないボールペンブレンに4色+シャープペンシルモデルが登場 春

記憶よりも記録!トラベラーズノートは想い出ノートでありベーターベース[旅文具]

記憶よりも記録、トラベラーズノートに助けられた6度目の酸ヶ湯温泉の旅

ペリカンの低価格万年筆、ペリカンTWIST魅力再発見![文具]

ペリカンから発売されているリーズナブルな万年筆、ペリカンTWIST魅力

創業100年を越える老舗文具店・弘前市の平山萬年堂〜全国文具店紀行〜[レポート]

創業100年を越える老舗文具店・弘前市の平山萬年堂〜全国文具店紀行〜堂

→もっと見る

PAGE TOP ↑