Nikonファンにはたまらない、モレスキンとのコラボノートブック[文具]
Nikon×MOLESKINEは名機NikonF3を再現した限定版ノートブック
ニコンダイレクトで販売を始めた、ND オリジナルノートブック Nikon F3デザインモレスキン。
全世界にファンを従えるノートブックと世界の光学機メーカーNikonががっつりタッグを組んで、世に送り出したコラボレーション製品。
発売と同時に、使用目的(後先)を考えずに買ってしまいました(^0^;)
たぶん、どんなノート?と思っているNikonファン・MOLESKINEファンの方もいらっしゃるはずです。
今回は2016年8月に発売になった「ND オリジナルノートブック Nikon F3デザイン(Moleskine)」その中身を紹介します。
ND オリジナルノートブック Nikon F3デザイン(Moleskine)
モレスキンとは?
モレスキンはイタリア・モレスキン社が販売するノートブック。
モレスキンの名前は19世紀のフランスで手工業により製造されて、ピカソ・ヴァンゴッホらが愛用したノートとして知られています。
1986年に一度生産が終了して、ファンから惜しむ声があり、1998年に現在のモレスキン社が復刻して発売、現在もカリスマ的人気をほこるノートブックとして、アーチスト・ビジネスマン・作家などからも支持を集めているブランドです。
ダイヤモンド社からこのモレスキンの魅力を余すことなく紹介された書籍「モレスキン伝説のノート活用術」が発売されています。
Amazon
Nikon F3とは?
NikonF3は1980年に発売されたF(1桁)シリーズ(F1・F2・F3〜F6)はNikonカメラのフラッグシップ機として、常にメーカーの顔とも呼べる存在で、幾つかのバリエーションを加えながら20年間にわたり販売され続けてきた、スーパーニコンの名にふさわしいカメラです。
現在のデジタルカメラでは考えれませんが、電池(バッテリー)が切れても、1/60秒のみでシャッターをきる(写真が撮れる)ことができたカメラでもあります。
当時といえば、まだ35mmフィルムが全盛の時代、安心と信頼の*マニュアル式カメラとして、多くのプロカメラマンをはじめ、カメラファンから愛されたカメラです。
その優れた耐久性能で、日本の冒険家植村直己さんが冒険の相棒として活躍したカメラとしても、広く知られています。
*マニュアル式:今でこそ、カメラは全自動の時代ですが、このカメラはピント合わせから、シャッタースピード・露出・フィルム感度調整など、すべてが人間の手で操作・設定する必要がある古典的なスタイルのカメラです。
ノートブック
ノートブック表紙には、表紙にはNikon往年の名機とうたわれるF3のボディをエンボス加工で再現(写真上)
表紙の上部にはNikonのロゴが重厚な趣を醸しています。
モレスキンのシンボルのゴムバンドには、F3を彷彿させる赤を採用、デザインにもNikonらしさを感じさせる工夫が見受けられます。
ノートブックの中身は、定評のあるモレスキンclassicモデルのルールドノート(ラージ)、奇をてらわない親しみやすいフォーマットを採用しています。
Nikonファンが嬉しくなる、細やかな内装
見開きページには、NikonF3カメラ図を掲載。
最後のページにはF3スケルトン図解と右ページはフィルム巻き上げの機構を紹介したイラストを掲載。
機会好きにはたまないイラストです。
最後のページには、モレスキンの特徴でもあるポケットにF3のパーツ図が描かれています。
ノートブックのアイキャッチ、カメラフィルムをイメージした帯でくるまれています。
さらに、オマケ?は同じくカメラフィルムをフィーチャーした栞が付属です。
使うのがもったいなくなるノートブック
中身は、モレスキンの代表的な*ルールドノート。
ごく一般的なフォーマットなので、なんでも自由に使えて便利なノートブックのはずが、いざ使おうとなると、何につかっていいのか迷ってしまうほど、かっこいいデザインに気後れしてしまっています。
カメラユーザーなら、撮影の記録やカメラの管理記録など、表紙のデザインにふさわしい使い方があると思いますが、なにかこのまま大切にとっておきたくなるような雰囲気のノートブックでもあります。
*ルールドノートというのは、横罫線のフォーマットで、モレスキンでは横罫線をルールド・方眼をスクエア・無地をプレーンと呼称しています。
カメラとノートブックの素敵なまとめ
Nikonカメラとモレスキンのノートブックのコラボレーション
初めて手にした時に、なにか相通じる事を感じてして、なんだろうこの感覚は?と記事を書きながら気がついたことがありました。
現代社会においては、写真はデジタル化してフィルムを現像して紙に残す時代から、スマートフォンやタブレットPCで見る時代になりました。
また、手書き文化も電子メールやワードプロセッサー(ワープロ)などに押され、紙に書くという流行から外れた過去の文化。すなわちどちらも時代の流れの中では、記憶の遺産になってしまいそうなアナロジーな点が共通している感じました。
紙に文字を書く文化は、フィルムカメラよりまだ存命の文化ですが、フィルムレバーを巻き上げ、ピントを合わせてシャッターを切る、ペンを取り出し、ノートを広げて文字を書く。
本来の趣旨のために、いくつかの手続きが必要なこと、これって儀式(セレモニー)ですね。
そんな儀式が必要なアナログツールこそが、NikonF3とモレスキンに感じる魅力だと思います。
ニコンダイレクト 公式オンラインショップはコチラ
「ND オリジナルノートブック Nikon F3デザイン(Moleskine)」はニコンダイレクトのみの販売です。
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