*

モンブランローラーペンを仕事で使うのは相手への気づかい[文具]

公開日: : 文房具

仕事で使うモンブランローラーペンは相手への気づかい

m7

高級万年筆で知られるモンブラン。

万年筆なんか興味ないけど、名前やロゴなら知っているという方も多いのでは?
モンブラン
でもきょうは、万年筆ではないモンブランのローラーペンの仕事でつかえるメリットを紹介します。

モンブランの筆記具
マイスターシュテュックに代表されるモンブランの筆記具は、万年筆を中心にボールペンも発売されています。
その中に、水性インクを使用してボールペンよりも滑らかに書けるローラーボールという筆記具も発売されています。

モンブランMシリーズ

2015年にモンブランに新しくMシリーズラインナップに加わりました。
デザイナー・マークニューソンが手がけた、モンブランのMシリーズは、大きなニュースとして文具界以外のところから話題になりました。
マークニューソンは、ナイキやカンタス航空などを2014年にはアップルにも参加するなど、TIME誌「世界でも影響力のあるデザイナー」のひとりの選ばれているほどの世界的にも有名なデザイナーです。
そんなマークニューソンが筆記具をデザインするということで、発売前から話題になり、文具ファンをはじめアップルユーザーからも注目を集めました。

m6
左はモンブランのもっともオーソドックなマイスターシュテュック149(万年筆)右がマークニューソンがデザインを担当したMシリーズ。

このMシリーズのラインナップは次の5種類

  • モンブランM万年筆
  • モンブランMボールペン
  • モンブランMアートファインライナー
  • モンブランMスクリーンライター
  • モンブランMローラーペン

アートファインライナーというのは、やや細字のサインペンのような感覚、じつはこれはまだ使った事がないので詳細は控えます。
スクリーンライターはタブレット用のタッチペンになります。

そして、ローラーボールという事になります。
m11

外見的特徴

じつはこの5種類見た目はまったく同じで、もし5本を揃えたとしたら(そんな人はいないとおもうけど)キャップを外すまでまずわからないという代物。
それほど秀逸なデザインを優先して、複数購入するユーザーを想定していなかったのか?

キャップ

クリップのデザインも過去にないスタイル

クリップのデザインも過去にないスタイル


もちろん天冠にはモンブランの万年雪をかたどったホワイトスターは健在です。

胴軸

ここにもホワイトスターが描かれてします。

ここにもホワイトスターが描かれてします。


完全な円柱軸でなく、一部をカットした今までにないデザインを採用、さらにカット面にホワイトスターを描いたのはマークニューソンらしいコンセプトでしょうか。

マグネットキャップ

キャップにはマグネットを内蔵されていて、どの位置でキャップをかぶせても、クリップと胴軸のホワイトスターが一直線に並ぶように設計されています。

首軸にマグネットを内臓

首軸にマグネットを内臓

IMG_2577

インクカートリッジ

本体を分解すると4つのパーツから構成、とてもシンプルなのではモンブランのMシリーズでも同じです。

m9

すでに、モンブランのローラーボールをお使いの方なら気付かれたかもしれません、
じつはリフィル(替え芯)カードリッジが今までタイプと形状が異なります。

専用カートリッジ

専用カートリッジ

カートリッジはMシリーズ専用ということになります。

ローラーボールのメリット

ローラーボールは、ボールペンとほぼ同じ構造で、ペン先に仕込まれた金属ボールが回転しながら紙にインクを送り出す仕組みになっています。
ざっくり分けると、油性インク・ゲルインクなどのインクを使った筆記具をボールペン、水性インクを使った筆記具がローラーボールといった感じです。
水性インクを使ったローラーボールの方が油性のボールペンなどよりも、なめらかで、あまり筆圧をかけずにくっきりとした文字を筆記することができるのが大きな特徴です。

  • 筆圧をあまりかけずにすらすらとなめらかに筆記ができる。
  • インクフローがいいので速記にも活躍できます。
  • インクが鮮やか、書いた文字が視認しやすい。

反面、ローラーボールは水性なため発揮性が高く、必然キャップ式のタイプになってしまい、ボールペンのノック式のように、ワンノックですぐ書きだせるという訳にいかない点です。

Mシリーズの仕事で活かせるメリット

日常のビジネスでも、会議やプレゼンテーションなど相手の話を聞きながら筆記しなければならないとき、またボクのケースでは取材で相手の話を聞きながら同時にメモをする場合には、ボールペンよりもインクフローがいいローラーボールが、今現在最高のパートナーです。
特に対面で、筆記をしなければならない時ほど、筆記具には注意が必要になります。
今年入社したてのフレッシャーズ諸君なら、どんな筆記具を使っても、先方はまだ大目に見てくれますが、歳をかさねて責任を負う立場になり、1回数千万〜億の取引となった時には100円均一のボールペンやシャープペンシルでは取引先に対して失礼にあたります。
モンブランのMシリーズは筆記具としての性能、相手に対する礼節といった点で優秀な筆記具と言えます。

m12

まとめ

筆記具だけではなく、身につける物は「自分のため」ではないという意識がある人と無い人では、同じ年齢のひとでも見た目が大きく変わります。
高い物を身につていると、大阪では「ええかっこしやがって」って言われそうですが、「ええかっこ」の為ではなく、「相手に対する気配り」としてとらえると、悪いことではなく、むしろ好感をもたれることの方が多くなります。
ビジネスでも、ギリギリだらしなくないという身だしなみの人間と、いつも清潔で品のある服装をしている人ではどちらが、第一印象で好感をもたれるかは一目瞭然です。
ボクのサラリーマン時代、どちらかと言えば「ギリギリだらしなくない派」でしたが、事務所の近くに品揃えのいい文具店があり、いろんな筆記具や手帳を試しているあいだに、他人の目を意識できるようなりました。
筆記具を相手の為に使うビジネスツールと考えれば、またあたらしい文具の選び方を楽しめるはずで。
そして今回の取材のツールとして「モンブランMシリーズ・ローラーペン」を選んだ次第です。

モンブラン公式サイト Mシリーズ


関連記事

恋するサラサ~fall in love~[文具]

恋するサラサ~サラサにFaii in love~ ずっとそばにいて、それが日常で当たり前だった

記事を読む

サクラクラフトラボ003、引力に導かれた筆記具の魅力[文具]

SAKURA craft_lab 003 引力を味方につけた筆記具の新しいスタイル sakura

記事を読む

年賀状を万年筆で書いてみよう2023年版[文具]

お世話になったあの人に年賀状を万年筆で書いてみよう2023年版 万年筆で年賀状を書いてみよう[/

記事を読む

大人を楽しむ色えんぴつ三菱鉛筆のEMOTT Pencil [文具」

大人を楽しむ色えんぴつ、三菱EMOTTPencil 万年筆インクのカラーバリエーションが増えて、万

記事を読む

Nikonファンにはたまらない、モレスキンとのコラボノートブック[文具]

Nikon×MOLESKINEは名機NikonF3を再現した限定版ノートブック  

記事を読む

TWSBIファンにオススメ!ボトルに残った最後の1滴まで吸入できるオプション TWSBIパイプ [文具]

TWSBIから、ダイヤモンドシリーズやコンバーターに装着して、インクボトルの底に残ったインクを無駄な

記事を読む

文具の非常時持ち出し用リフィルキットのすすめ[文具]

非常時持ち出し用リフィルキットのすすめ 普段使いの筆記具のリフィルをひとつにまとめる[/capt

記事を読む

手帳のスケジュール管理に使いたいPochitto6(ポチッと6) [文具]

ボタン型スタンプを採用したPochitto6はスマートな携帯性が魅力! Kdomonokao

記事を読む

ペンケースに入れて持ち歩きたいマルチ鉛筆削りケズール・K’ZOOL[文具]

ペンケースに入れて持ち歩きたいマルチ鉛筆削りケズール・K’ZOOL 大人になってから、出番が少

記事を読む

アシュフォード30thレザー文具 リアンの魅力[文具]

アシュフォード30thボクが選んだレザー文具はA7ノートカバー「リアン」 アシュフォード30th

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

ナガサワ文具センターからKAKUNO×NAGASAWA Original Designが発売!「編集後記」

ナガサワ文具センターから神戸をデザインしたKAKUNO×NAGASAW

旅のお供にゼブラのボールペンライトライトα[旅文具]

夜行高速バスのお供にゼブラのLightwriteα 夜行高速バスの

シャープ替芯ケースのトレンド考察[文具]

シャープ替芯ケースについての考察  ボクが子どもの頃のシャープ替

三菱鉛筆シャープ替芯詰替に100本入った「uni替芯S」モデルが登場[文具]

三菱鉛筆シャープ替芯詰替用に100本モデル登場 それ先に出してよ

開くとトレーになる?ポーチ・デザインフィルのペントレーポーチ[広告]

デザインフィルのペントレーポーチ  MIDORIのブランドでも知

→もっと見る

PAGE TOP ↑