ペンケースに入れて持ち歩きたいマルチ鉛筆削りケズール・K’ZOOL[文具]
ペンケースに入れて持ち歩きたいマルチ鉛筆削りケズール・K’ZOOL
大人になってから、出番が少なる筆記具の代表が鉛筆。
鉛筆の欠点は書けば書くほど芯先が減ってしまい、それを調整するための道具つまり「鉛筆削り器」が必要になってしまう事です。
そのため、常に一定の字幅での筆記が継続できるシャープペンシルの利便性に負けてしまい、大人になればなるほど、出番が減ってしまった筆記具が鉛筆です。
それでも、鉛筆を愛用するユーザーは少なくはなく、木の温もりを感じさせることや、必要に応じて字幅を調整できる筆記具として優秀な筆記具です。
文字を書くことの他に、デッサンなど絵を描くひとにはシャープペンシルのような細い字幅より太い芯先の方が適しています。
そんなユーザーにいいなと思ったのが、クツワ株式会社のマルチシャープナーK’ZOOL(ケズール)です。
マルチシャープナーK’ZOOL
カール事務器マルチシャープナーK’ZOOLは1台で5種類の芯先(芯の長さ)をダイヤル操作ひとつで切り替える事ができる、携帯鉛筆削り器です。
5段階調整ダイヤル
ダイヤルを回すと1段階毎にカチッ、カチッと感触が手に残るので好みの芯先を間違えることなくセレクトできます。
5種類の削り芯先
すべての刃先で削り比べた結果がこちら。
当然ですが、それぞれ異なる芯先をたった1台の「マルチシャープナー」で削り分けることができます。
5種類の削り芯先筆記
筆記結果もこの通り。自分がイメージした字幅での筆記ができます。
特に、鉛筆は硬度で削り方を変えると便利です、H(ハード)なら芯先は細く、B(ブラック)の数字が大きくなるほど芯の硬度は低く(柔らかく)なるので、芯先は太い方が相性がよくなります。
最近、シャープペンシルの替え芯も硬度の選択肢が増えましたが、鉛筆のように10Hから10Bまでのバリエーションはまだありませんし、0.5mmで硬度の低い(濃い)芯はHBよりも折れやすい傾向にあります。
中島重久堂の刃
文具愛好家以外の方には耳馴染みのない企業の中島重久堂は、鉛筆削り器の刃を作るメーカーとして、日本はもとより海外でも高い評価を受ける小型鉛筆削りの専業メーカーです。写真に刻印された「NJK」のマークは中島重久堂を表す信頼のエンブレムといえます。
中島重久堂の刃で削り出した、削りカスは鉛筆マニア?が惚れ惚れするほどの美しさを誇ります。
文具愛好家の考察
筆者は絵心がないので、デッサンなどの用途で鉛筆を使う機会はありませんが、書き心地という点において鉛筆はとても手に馴染む筆記具で、企画書のラフを書いたり、アイデアを書き出したりするときに鉛筆はとてもいい相棒になってくれています。
また、取材時に撮影する写真は事前にイメージをイラスト化(はっきりいってラクガキですが)するのにも鉛筆が1番しっくりくる筆記具です。
硬度による芯先のメリットを書きましたが、カール事務器マルチシャープナーK’ZOOLとBno鉛筆が1本あれば、それだけでも仕事や趣味に活躍してくれます。
なにより携帯性に優れているこのサイズもまた魅力のひとつ、ペンケースと一緒に旅につれていきたくなる逸品です。
クツワ株式会社
鉛筆削りK’ZOOLの公式サイト
中島重久堂
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