初心者でも安心・万年筆の簡単メンテナンス[文具]
初心者でも安心・簡単な万年筆メインテナンス。
万年筆のメンテナンス?と聞くとなんだか面倒くさそうですが、毎日使っていると、書く事がメンテナンスになっているので、じつはそれほど気にかける必要はありません。
でも、しばらく使わなかったり、インクを変えるときには、ちょっとお手入れをしてあげると、より長く使っていく事ができます。
ステップ1
まずは道具から・・・
は、必要ありません(笑)
用意するもの
- 洗浄したい万年筆
- コップ(ガラスコップを推奨)
- ティッシュペーパー
- 水
ステップ2
万年筆のペン先部分を、コップにそっていれて、水を注ぐだけ。
雑誌等では、「このまま一晩浸けておく」と書かれています、もちろんそれでもOKですが、20〜30分に1回程度水を交換する事をオススメします。
インクがなかなか抜けきれない時は、こまめに水洗いをするのも効果的。
ポイント
気を付ける事は、ペン先は優しくコップの中へ
コップがガラスコップだとインクが流れ出る様子が見える。水の中に流れ出したインクが、ゆらゆらと漂う光景は、じつに美しい。
ステップ3
ひと晩コップの中につけておいてもいいのですが、この方法の方がインクを早く吸い出すことができます。
ティッシュを水でぬらして、コップのなかに敷きます。
拡げるよりも、少しくしゃくしゃにして、ペン先に触れるティッシュの面積が広い方が、より効果的。
これで1〜2時間ほど、浸けておけば大概のインクはぬけるはずです。
もし、まだ抜けきれないようなら、底のティッシュも適度に交換してみましょう。
まだ、インクがキレイにならないようなら・・・
1本だけまだキレイにならないようなら、上記のように1本ずつペン先を包むようにして置いておくのいいでしょう。
ステップ4
あとは、自然乾燥して、お好きなインクで楽しみましょう。
コラム
万年筆を使い続けていることは、メンテナンスになるといったのは、書き続けるかぎり中のインクが下のペン先に流れることで、クリーニング効果が生まれます。
さらに、コンバーターと呼ばれるカートリッジを使うと、インクの補充時に「吸い上げる」事で、インクの流れが一方通行にならず、より高いクリーニング効果が得られます。
まとめ
万年筆のインク洗浄は、じつはそれほど気にしなくてもいいという説もあります。
軸内にわずかに残ったインクがあったとしても、新しく入れたインクの量の方が多いので、たとえ混じってしまっても、肉眼で判別できるのは難しいと言えます。
とはいえ、やはり定期的なメンテナンスは、万年筆を長く使ううえではやはり大切な事。
せめて、中のインクの色を変える時には、上記のように水洗いをすることをオススメします。
余談:今回の洗浄で「赤系」「緑系」は洗浄に時間がかかりました、インクの材料のせいかな?一応参考までに。
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