Plotter３穴レザーバインダー６年目の質感[文具]

Plotter３穴レザーバインダー６年目の質感

システム手帳の規格

　システム手帳と呼ばれる手帳には、１番人気のバイブルサイズから、コンパクトさが魅力のM6（マイクロ６穴）、通称えむごの愛称で女性からも支持を集めるM5（マイクロ５穴）、リングノートとしてビジネスユースに人気のA5サイズ、さらにはA5サイスとバイブルサイズのいいとこ取りの新規格HBW-A5など、近年サイズのバリエーションも増える傾向にあります。

さらに、バイブルとM6にリフィル幅の短いスリムなナローサイズもという規格もあり、システム手帳を取り扱う店舗でもにぎわいを魅せています。
（M6ナローサイズは雑誌「趣味の文具箱」のオリジナル商品のためバインダーやリフィルはオンラインショップに限定されます）

Plotter３穴レザーバインダー

　その名前のとおり、リフィルには３つの穴か空いている革製の手帳がデザインフィルの「Plotter３穴レザーバインダー」です。
デザインフィルと聞くとあまり馴染みが感じられない文具ファンもいるかも？ミドリといった方が一般的には知られている文房具メーカーで、正式名称が株式会社デザインフィルです。
Plotterは、このデザインフィルのブランドのひとつで11mmリングをつかったスタイリッシュなレザーバインダーを販売しています。
デビューは、2019年表参道のスパイラルで開催されたPlotterpop-upストアで、当時最小だったM5サイズのシステム手帳よりも小さく、女性のポーチやワイシャツの胸ポケットにすっと収まるサイズで、会場では人気を集めました。
バイブルサイズやM6と異なるのは、辺の長い方に穴が空いているのではなく、辺の短い方に穴が空いている構造で、使用する際に決まりはありませんが、メモパッドやリポーターノートのように立てて使う機会が多い筆者です。（ヨコにしてつかってももちろんOK）
このサイズなので、授業の板書や会議の議事録には不向きですが、きょうのTodoとして、また買物メモとして活躍してくれています。

＊デザインフィルでは「システム手帳」ではなく「レザーバインダー」と呼称していますが、ここでは馴染みのある「システム手帳」で統一します。

経年変化

また、筆者が使っているモデルは、生後3年以上の雄牛の皮を植物性のタンニンで鞣しオイルをじっくりと浸透させてプエブロを使用いています。
比較的メンテナンスには手間がかからず、自然な経年変化が楽しめます。
2019年の購入から6年目となった現在、劣化ではなく味のある成長が感じられます。
この、経年変化は上質な趣きを醸し出して、プライベートはもちろん、ビジネスシーンでも、遜色なく使えるツールになっています、

カスタマイズ

　Plotter３穴レザーバインダーを購入した2019年のポップアップイベントでは、初回限定でボールペンが付属していました。ただし、メーカ様には申し訳ないのですが、オマケとしてなのでしばらく使っているとボールペンのホルダーが破損してしまいました。
デザインフィル様の名誉のためにフォローしますが、筆者の手帳扱いの荒さは業界では有名ですくなとも大手2社は公認をいただくほどです（決して自慢できることはないが・・・）
すでに、この付属品付きもモデルの発売はないので、筆者の使い方が悪かったということで。
とはいえ、筆記具を一緒に携帯できるのは便利です。
M5サイズのシステム手帳も胸ポケットに入れて持ち歩けますが、これにオプション（別売）のペンホルダーを加えて筆記具をつけると、胸ポケットに入れたとき、窮屈になり取り出しにくくなります。
その点、３穴レザーバインダーに筆記具をつけても、収納性には影響がでません。
ということで、素人技ですがハンズで革の端切れを購入して、このサイズに合わせてペンホルダーを自作しました。
組み合わせに選んだのは、ドイツのブランドLAMYのボールペンLAMYPico。

このLAMYPicoは手のひらにすっぽり入る92mmの短い軸のボールペンですが、ワンノックで全長123mmのフルサイズの筆記具に変化します。
軸径はPlotter３穴レザーバインダーにはちょっと太いかも知れませんが、細いタイプの筆記具ではなにかと心許ないので、この組み合わせが個人的にBESTだと思っています。

活用一例

　Plotter３穴レザーバインダーが活躍する場として、１日のTodoメモの他に筆者の場合、スポーツジムでの運動記録を書き留める手帳として役立っています。
もうひつのカスタマイズとして、無印良品計画のカードポケットシールを貼ることで、拡張性が高まり、スポーツジムの会員証を入れておく事で忘れ物をする事がなくなりました。
このほかにも、交通系ICカードを入れて使えば、いちいち財布を取り出さなくても、スマートに改札口を通過できます。

専用リフィルと代用品

　3穴レザーバインダーには専用のリフィルが用意されていて、デザインフィルのオンラインストアで購入することができます。
Plotter onlinestoreサイト
残念ながら、大手文具店でも取り扱いがまだないために、購入はオンラインストアか、Plotterのイベント時に限定されます。
筆者は常にストックを持つように心がけていますが、代用として100円均一ショップでも販売している情報カードを活用しています。

他に3穴用のパンチ（カール事務器のシステム手帳メーカー）が必要になりますが、この手のパンチがひとつあるとシステム手帳の汎用性がぐっとアップするので利です。

文具愛好家の考察

　購入から６年が経過したPlotter３穴レザーバインダー。
新製品のレビュー機会もある筆者ですが、ホントに紹介（仕事抜きで）のは長く愛用できるツールとしての文房具です。
各メーカーが研究の末に発売する文房具も魅力ですし、本当にいいものは長く支持されて定番になって行くものもありますが、いまの新製品のサイクルはちょっと駆け足がすぎる気がするのも本音です。
余談ですが、このカスタマイズは、以前に商業記事でPlotter３穴レザーバインダーについて書いた時に、メーカーさんに了解を得ていて、公認のカスタマイズ術になります。
だからといってメーカー推奨ではないのであしからず(笑)

デザインフィルオンラインサイト

3穴レザーバインダーサイト

Amazonサイト

LAMYPico（ぴこ）
https://amzn.to/3XwAffi

カール事務器リフィルメーカー

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