ハイエースネオ クリア万年筆・透けてみるボディはこんなに便利!?[文具]
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万年筆
セーラー万年筆からハイエースネオクリア登場
セーラー万年筆からスケルトンボディで、しかも本体価格1000円の万年筆ハイエースネオクリアが2015年11月22日に発売になりました。
パイロットKAKUNOの大ヒットで万年筆が静かなブームになっている文具業界。
PelicanペリカーノJr・TWISTやLAMYSafariなどの海外製低価格万年筆につづき、日本の技術でつくった質実そろった万年筆は、初心者や日常的に使える万年筆として気軽に持てる(買える)1本です。
ハイエースネオクリア
全身スケルトンボディ
いま万年筆が人気の理由のひとつは、いままでになかった魅力的なインクのカラーバリエーション。
ちょっとした文具店でも、黒・青(ブラック・ブルー)以外のインクが並んでいます。
パイロット 色彩雫
カラーインクの魁けとなったパイロット色彩雫は全24色。
ナガサワ文具センターオリジナルインク 神戸インク物語
関西はではおなじみの神戸インク物語、週末はアジア圏からもこのインクを買い求めに来る海外のインクファンもいるとか・・・
ダイアミン
海外ブランドであまり馴染みがない人もいるかもしれませんが(むしろそちらの方が一般的w)
こちらも定番(限定版以外)では100色以上を誇る老舗のインク。
スケルトンボディなら、これらのカラーインクを万年筆に入れた時に一目でわかるのがとても便利な利点。
透明以外の万年筆だと、「これにどんな色をいれていたっけ?」って書いてみないとわからないといった経験をお持ちの万年筆ファンは、決してボクだけじゃない!」(と信じたい)
価格はなんと1000円の万年筆!
パイロットカクノにつづき、セーラー万年筆からも1000円ジャスト!のクリア万年筆が登場。
お手頃価格で、いろんなカラー万年筆インクを楽しめそうです。
セーラー万年筆にも1000円万年筆がありますが、すいません店頭で見たことがありませんでした。
今回のハイエースネオクリアの不透明なボディ(こっち普通なんですが)が、全5色のカラーで発売していました。
公式サイトではまだ掲載されているので、まだ現行商品のはず・・・。
セーラー万年筆ハイエースネオ公式サイトはコチラ
楽しみ方
やはりカラーインクを入れて目で楽しめる万年筆として。
今回はセーラー万年筆から発売されている顔料ボトルインク「STORIA(ストーリア)」からNightを使用。
本来「顔料系インク」は粒子が「染料系インク」に比べ詰まりやすい事から、つけペンやガラスペン向けといわれていましたが、今年2015年にセーラー万年筆は万年筆にも使える顔料インクとして発売されました。
これには諸説あって、セーラー万年筆のメーカーさんに聞いたら「できれば顔料インク(ストーリア)は万年筆に入れないで欲しい」という方や「大丈夫です!楽しんでください」という方とメーカーさんの中でも意見が異なるようで・・・。
せめてメーカー内での意見は統一して欲しいもの(笑)
ひとつ注意するとすれば、顔料・染料インクも使わない状態でインクを入れたままにはしないで欲しいということ、万年筆は使う事がすなわちメンテナンスになるので大切なペンほど常に使ってあげることが大切です。
顔料・染料インクの特徴は、インクとして紙面に筆記した場合、染料は発色が良い一方で滲みやすく、顔料は耐水性・耐光性に優れていますといわれています、参考までに。
カラーインクを満喫しよう!
顔料インクであれ染料インクであれ、使うことが一番大切という事がわかりました。
¥1000−万年筆スケルトンボディは国内でもはじめて?比較的分解も容易なので↓
もし詰まったりしたら洗えばいいか!的に。
これほどインクのバリエーションが豊富なこの国に生まれたんだから、思う存分楽しみましょう。
同じ1000円万年筆KAKUNOと比較した場合、中のインクが見える事が、ハイエースネオクリアの大きなアドバンテージといえるでしょう。
ちょっぴりおしゃれなハートがペン先に
おしゃれなポイントですが、これって技術的にはけっこう難しいそうで、センター少しずれるだけでもインクの流れが大きく変わってしまいます。
メーカーのこだわりと日本の技術のすごい所ですね。
半日使った感想
ペン先はスティールなので書き味はカリカリとした堅めで薄い日本せんべいをかじる感覚?
ボールペンになれた人や筆圧が高めの人がはじめて使っても抵抗なくはいっていける万年筆。
慣れたひとなら、ペン先にあわせて筆圧をコントロールできる(はず)なので、ちょっとした遊び心で楽しめる万年筆でしょう。
私的使い方のまとめ
冒頭でも書いたとおり、現在ある万年筆人気の理由のひとつは、パイロット色雫彩に代表されるカラーインクのバリエーションの豊富さ。
ある販売店さんに聞いたお話で、たまたまお店に立ち寄られたご婦人がカラーインクに目をとめて、「このインクを使いと思うのですがどうやって使えばいいのですか?」と、ウソのようなホントのはなし。
こんな風に、いわゆる文具クラスタ(好き)でない人たちが、インクから万年筆を使い始める一例も増えて来ているのもまた現実。
とすれば、文具(万年筆)クラスタの人たちならば、おそらく(推定)は持っている万年筆の本数よりもきっとインクの種類の方が多いはず!(ボクも含めてw)
本文でも書いたとおり、特にこのスケルトン万年筆にはカラーインクがとても似合います。
お気に入りのインクをはじめ、季節に似合うカラーインクを入れて持ち歩いたり、ノートに書いたり手紙をしたためるといった筆記シーンを演出してくれるツールとして、1本だけでなく2本3本とインクの数だけ欲しくなる万年筆です。
色彩雫全24色ならハイエースネオクリア24本×¥1000−=¥24000−
神戸インク物語 52色×¥1000−=¥52000−
(^0^;)
現在(2015年11月25日現在)セーラー万年筆のフレンドリーショップ店舗の先行販売のみです。
一般発売まであとすこしお待ちください。
Amazonでも未発売でした・・・残念。
セーラー万年筆フレンドリーショップ店舗
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