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ナショナルジオグラフィックで冒険の世界へ旅立とう[旅]

公開日: : 最終更新日:2015/04/10 旅行, 書籍(本・雑誌)

ナショナルジオグラフィックで冒険の世界へ旅立とう

写真を見ただけで旅に出かけたくなる雑誌。

旅行ガイドの雑誌ではないけど、この写真を見たらいてもたってもいられない!
そんな雑誌が「ナショナルジオグラフィック」
今年は記念すべき日本語版が創刊されたから20年目の年、まさに新成人を迎えた雑誌でもあります。

アフガンの少女
本誌を読んだことがない人でも、一度はこの写真は見たことがあるのでは?

「アフガンの少女」

 1888年アメリカで設立されたナショナルジオグラフィック協会、協会設立からわずか9ヶ月でこの雑誌が創刊されました。
もともとはその雑誌の名前が示すとおり「地図・地形」の専門誌とアメリカで創刊されて今年で125年にもなる。
現在は世界40カ国で850万人の読者を抱える世界的「ネイチャーサイエンスカルチャーマガジン」(とボクは定義している)。
初代代表は電話を発明したあのグラハム・ベル。

というのも「ナショナルジオグラフィック」(以下誌名はナショジオ)が「ナショジオ」たる所以は、雑誌として取り上げるテーマが「冒険」「探検」「科学」そして「自然」「文化」さらに掘り下げて「戦争」や「宗教」などにも行き着く、つまるところ地球に住む人間を描いた雑誌。

きょうは見るだけで心躍る、そんな「ナショジオ」を紹介しましょう。

ナショナルジオグラフィック

アメリカで125年も前に創刊された「ナショジオ」当初「地図」の専門誌が写真で世界を語る雑誌に発展し、今の誌面進化した訳ですが、他の雑誌との違いを編集面から見ると?

特集

一般の月刊雑誌では、メイン特集1本に連載やコラムなどが中心となって毎号発刊されるのが常。
それに対して「ナショジオ」は大特集を中心に(5〜7)組み、連載は本誌の隅を飾る程度。
また短期集中したシリーズで構成されることもある(最近では2014年に7号に渡った「90億人の食」)

表紙

ナショナルジオグラフィック協会は大特集の中から、その国の民族性や話題性などから各国の編集が独自に決定しています。
なので、同じ月号でも各国で表紙が異なる事があります。

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2002年12月号 左日本語版 右はアメリカ版

ジャーナリズム

カメラマン・ライターが自分の意見・主張を明確に表現している。
なので必ず記事には、名前が記載されている。
今の日本の雑誌は編集が記事を文字通り「編集」するケースが多く、ライターの主張は二の次になる場合が多い。

 知人の作家の話では「作家は作品を創るが、編集は商品を作る」と聞いたがまさにそのとおり。
日本でジャーナリズムが育ちにくいのはそんな雑誌が、主流で売れているからかもしれない。

ナショナルジオグラフィック協会

日本ではあまり馴染みのない協会だけど、さまざま場所でその業績は知られている。
たとえば、世界的な観光地?(とよんでいいのか)ペルー・マチュピチュの空中都市の発掘はナショナルジオグラフィック協会の発見による偉業。
その他、ジャック・イーヴ・クストーの海底探査、ユダの福音書の復元翻訳などこれまでに7500件(2005年データ)以上のプロジェクトに資金提供や支援を行っている。

タイタニック号

デュカプリオが主演して、若い世代にもその名を知らしめた「タイタニック号」
1914年4月北大西洋で氷山に衝突、1500人もの乗客と一緒に海底に沈んだ豪華客船タイタニック号が沈没から75年を経て初めて発見されたニュースは、テレビでも取り上げられてご存じの方も多いはず。
この発見にもナショナルジオグラフィック協会が、大きく関与していました。
また映画「タイタニック」「アバター」で知られるジェームスキャメロン監督は、ナショナルジオグラフィック協会付けの探検家でもあり、マリアナ海溝11000mまで潜った世界で初めての冒険家であるわけです。

ナショナルジオグラフィック2013年6月号(電子書籍版表紙スクリーンショット)

ナショナルジオグラフィック2013年6月号(電子書籍版表紙スクリーンショット)

日本人冒険家

植村直己さんも「ナショジオ」では大変評価を受けた冒険家です。
1978年4月29日北極点単独行、文字通り地球の頂点にたった植村直己に取材したのも「ナショジオ」でした。
1984年アラスカマッキンリーで消息を絶つまで、植村直己さんは「アメリカ・ナショジオ」と「日本」をつなぐ橋渡しのような役割でもありました。
日本版「ナショジオ」の創刊は植村直己さんの業績なのかもしれません。

2015年4月号表紙から

2015年4月号表紙から

カメラマンを志すもの

一生に一度は「ナショジオ」の掲載されたいと夢見るもの。
日本人でも動物写真家の岩合光昭さんも、この世界的な雑誌に掲載された世界が認めるカメラマン。最近は身近な小動物「犬」や「猫」のカワイイ写真で私たちの心や眼を癒やしてくれますが、若い頃は世界の野生動物を追いかけるとてもアグレッシブなカメラマンでもありました。
事前「ナショジオ」の編集長(日経BP社)とお会いして、「カメラマンの夢ですよ」(本誌に写真が掲載されること)と話をしたときに、「いい写真がされば編集に持ってきてください」と声をかけていただきましたが、まだまだ敷居は高いです(笑) 

<h2>ナショナルジオグラフィック展</h2>

 2015年4月1日から大阪心斎橋大丸で、ナショナルジオグラフィック日本版20周年記念のパネル写真展が開催されています。

  • EXPLORTION〜冒険・探検の記録〜
  • SCIENCE〜自然科学〜
  • WILD LIFE〜野生の世界〜
  • PEOPLE&CULTURE〜人類と文化〜

をテーマに約180点以上の傑作が、誌面を遙かに超える大きさで観る者を圧倒します。
自然が好き・動物が好き・冒険が好き・旅が好き・人間が好き
そんなあなたにぜひオススメしたい展示会です。

会場:大阪心斎橋大丸本館7階催場
会期:2015年4月1日〜13日(月)
時間:10:00〜19:30(20:00閉場)最終日は17:30まで
最寄り駅:大阪市営地下鉄御堂筋線・鶴見緑地線心斎橋駅下車3分

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大丸公式サイトはコチラ
ナショナルジオグラフィック日本語版サイトはコチラ

あとがき

残念な国ニッポン
植村直己さんが消息を絶ち、彼の地元である兵庫県豊岡で葬儀が行われた際、日本に大使館がある国のほとんどが葬儀に参列したなか、日本国政府(地元議会を除く)からは誰も参列しなかったと聞きました。(真偽はともかく)
他国からみれば、植村直己さんほどの人であれば国のトップクラスが参列すべき!という評価だったようです。
残念ながら、日本という国では冒険で命をかけることが「蛮勇」「無謀」であり「美徳」ではないというのが一般的な考え方で、事故でもあれば誰かに責任を負わせる風習になった染まったことが、残念でなりません。
数年前、スイスを訪ねたときチューリッヒ中央駅の駅前KIOSK(売店)では、ナショジオが、日本なら少年ジャンプや週刊現代・週刊ポスト(一応大手出版社はあげたよね)と同じように並んでいて、列車の中でも若者たちが、当たり前のように読んでいる姿を見てしまい、漫画もいいけれど日本でもそんな若者(もちろん老若男女すべての人に)も増えてほしいなと思う元出版業界人(今もだけど)ささやかな夢。
なんてえらそうな事をいいながら、ボク自身そんな冒険に出られる知力・体力もありませんが、せめてこの「ナショジオ」でまだ見ぬ世界を旅しています。
でも、いつか必ず・・・・

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