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唐戸市場から門司港食べ&歩きの旅[旅]

公開日: : 最終更新日:2016/06/07 国内, 旅行

唐戸市場から門司港食べ歩きの旅

唐戸市場

関門の台所とも呼ばれる下関・唐戸市場は河豚(下関では「ふぐ」ではなく「ふく」と呼ぶそうです)をはじめ、ハマチやタイなどの水揚げもあって、直販と卸売りが共存するなかなか珍しい市場です。
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なかでも毎週末に開かれる「いきいき馬関街」は、その日に水揚げされた新鮮か魚をつかった寿司が並び、地元では「寿司バトル」と呼ばれるほど各お店がしのぎを削る熱い売りが展開されます。
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活きいき馬関街で寿司をほおばる!

JR下関からバスで10分ほどの場所になる唐戸市場。
毎週金・土・日・祝日朝10:00〜15:00の間だけ営業されるいきいき馬関街は、冒頭でもふれたとおりたくさんのお店が自慢の魚で握った寿司をところ狭しと並べます。
新鮮な寿司だけではなく、なかなか都会ではお目にかかることができな、色・艶を放つ丼もまた魅力です。
まずは丼から!

大トロ&ウニ丼

大トロ&ウニ丼


おしげもなく盛った大トロにウニがデュエットした「大トロ&ウニ丼」、これでなんと¥1500−!
このほかには、新鮮な魚をつかった握り寿司が店頭を飾り、一般的な寿司屋さん・回転寿司とはひと味違う陳列は目に新鮮です。
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海のない奈良県に住むボクには、普段目にしたことがない「クジラ」に注目!
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サエズリ(クジラの舌)とクジラの赤身+赤エビをチョイス、初めての懐かしい食感を堪能。

活きいき馬関街公式サイト

スターバックスあるかほーと店

ボクはこの日、北九州門司港で宿を予約していて、さてこのあとどうやって宿まで行こうか?
思考をまとめる時はやぱっぱりココ!いつものカフェで休憩しながらとGoogleMapで作戦会議。

スターバックスあるかほーと店

スターバックスあるかほーと店


唐戸市場にほど近い、スターバックスあるかほーと店はドライブスルーも備えた路面店。
ランチタイムを過ぎた午後のひととき、子供をつれた母子の姿が多いちょっと普段ビジネス街をよく利用するボクには新鮮な光景を楽しみながら、次の作戦を考案。

考案ルート

①唐戸市場〜(バス)〜下関〜(JR)〜門司港
これが一般的なルートで、おそらく90%以上の人はこのルートを選択するはず。
②唐戸市場〜(TAXI)〜門司港
時間に余裕がなく、かつお金に余裕のある人はコチラのルートを選択。
③唐戸市場〜(徒歩)〜門司港

さて結果は?

唐戸市場からその関門海峡を挟んだ対岸を見ると、門司港はすぐ目の前で直線距離なら1kmくらい?
1kmなら泳いでもなんとか行ける距離(海流がなければ)
さすが、直線はムリだとしても徒歩でも5〜6km、途中にある赤間神宮や壇ノ浦、さらに本州と九州を歩いて渡れるトンネルもあと聞けば、旅スキなひとの好奇心をくすぐるのには十分な刺激。
という事で③に決定。

関門海峡歩いて渡る

赤間神宮

唐戸市場からすぐ「赤間神宮」の赤が目に飛び込んできます。壇ノ浦の戦いで安徳天皇を祀り、怪談「耳なし芳一」の舞台にもなった事で知られる。

赤間神宮

赤間神宮

関門橋

1973年(昭和48年)に山口県下関と北九州市門司区とを橋長1068mで繋がり、のちの瀬戸大橋につづく大橋大国日本の先駆けとなった橋でもあります。

海岸線を歩くと右手にはいつも関門海峡の海が見えます、潮の流れがはやいうえ干潮満潮の関係で1日何度も流れが変わるため、船を操る人にとって危険な難所といわれています。

関門橋

関門橋

関門トンネル(関門トンネル人道)

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古いドライブイン?のような出で立ちの建物、ここからエレベーターで地下60mまで一気に降下して、潮の流れが早いこの海峡の地下に九州へとつづく、人が歩くためのトンネルが作られています。

料金は無料(自転車・バイクは¥20−)

料金は無料(自転車・バイクは¥20−)

地下60mの世界

九州へとつづく道

九州へとつづく道


エレベーターで降りた世界は想像より明るく広い空間がひろがり、地下のトンネルの暗いイメージを払拭してくれます。
この道全長780m、徒歩で約15分の海底と地底の浪漫を合わせ持つ旅を堪能しましょう。
国道2号線
国道2号線

国道2号線


こんなトンネルがりっぱな国道(人専用)として標識は掲げられています。

県境

県境

海の底の県境

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ひとまたぎで、山口県と福岡県を何度も往復できるお得感も楽しめます。
日本人には格好の写真ポイントですが、海外からの観光客(アジア系)の人はあまり関心がないようで、ボクが写真を撮っている間、何事もないようにさっさと通り過ぎていきました。
なにやら、グローバルな視点から取り残されたような気がしましたが、気を取り直してさぁ次行ってみよう!

ゴール!

記念スタンプを押さなくては・・・って半分?

記念スタンプ

記念スタンプ


こちらの記念スタンプは、下関側と門司港側のふたつでひとつのスタンプなっています。
まずは、どちらか入口でスタンプを押して、出口側のスタンプを押すと、ちゃんとした丸いスタンプが完成します。
完成

完成

関門TOPPA!記念証

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下関・門司港側のスタンプのそばに、スタンプラリー?の用紙が置いてあります、ぜひこちらにスタンプをおして、紙面に書かれた場所へふたつ揃った用紙を持って行くと「関門TOPPA!記念証」が授与されます。
デザインは7種類もあり気に入った記念証をもらってください。

スタンプシート

スタンプシート

見事突破の証明書
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証明書は、下関・門司港の各観光案内所他、発行してくれますのでぜひ観光の記念にもらって帰ってください。

門司港レトロ

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関門トンネル門司港側エレベータを上がるとそこはもう九州。
正面の海をみると、さっきまで自分がいた本州側の対岸をみる事ができて、この海の底を自分が歩いてきた実感を覚えます。
ここから門司港へはバスの便もあるのですが、1時間に1本程度、ボクの場合運悪く5分前に出た後でした。
でもそこは気を落とさず、急ぐならTAXIを拾えばいいだけ、せっかく右手に広がる海峡をさっきとは違う角度で見る事ができるので、整備された遊歩道をのんびり歩いてみることにしましょう。
20〜30分ほどで門司港レトロに到着。
1995年JR門司港駅を中心にオープンした門司港レトロ。町並みの景観や海のある風景そしておしゃれなショップ、話題の焼きカレーなどで人気を博し、毎年200万人以上が訪れる観光地になっています。

まとめ

唐戸市場から門司港まで約90分程度の徒歩旅でしたが、常に海が見える(トンネルの中は別)光景を歩くのは普段の生活では感じる事ができない空気をまといながら歩く事ができます。
歩く度に景色が変化していくので飽きる事がまったくない時間を楽しめるのは、この徒歩旅の醍醐味といえるでしょう。
最大のメリットは、唐戸市場でお寿司でお腹いっぱいになったお腹がすっかり消化されて、また旅先の夜の食事をたっぷり楽しめることでしょう。


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