万年筆インクボトルの底に残ったインクを100円均一ショップで解決する方法!?鋼筆墨水[文具]
色彩雫iroshizuku
ミニボトルをベタほめしたボクですが、ひとつ大きな欠点に気がつきました。
これは、色彩雫にかぎった話ではなく、他の万年筆ミニボトルあるいは、多くの万年筆インクボトルにも共通しているお話しなので、ボトルインクユーザーは必読のおはなし。
万年筆のインクボトルもよく見ると、各メーカーによってデザインはさまざま。
お国が違えど、共通していることは上げ底か?と思える底の部分の厚さ。
理由は簡単、重心を低くしてインクボトルが転倒しにくくするための安全の仕様。
ミニボトルの利点は前回の記事で書いたとおり、万年筆のインクボトルが発明された頃に、今日様ないろんなカラーインクが発売されるなど夢に思っていなっかたでしょう。
インクバリエーションが増えたおかげで、万年筆ユーザーひとりに対して所有インクの数も増えて、本来単色もしくはブルーとブラックの2色程度の所有が、今や自分がもっている万年筆の数よりも、インクボトルの数の方が多くなったユーザーもいるのでは?いや絶対いる!!
今回、PILOTから色彩雫15ml入りのminiボトルが発売されて、店頭でも品切れになったインクも出てきたそうです。
価格的にも容量的にもよいサイズのミニボトルに大きな問題がありました。
それは・・・
底に残ったインクがコンバーターで吸い上げられない!
万年筆のインクは、本来付けペン(羽根ペン)やガラスペンで書くときに、直接インクボトルにペン先を浸けて、筆記するためのモノ。
今日ではコンバータと呼ばれる、インクカードリッジとほぼ同じサイズで回転式(スポイト式もある)で、インクを吸い上げる機能をもったカートリッジがあります。
ペン先(ニブ)の部分をインクボトルに浸けて、カートリッジ本体にあるねじを回してインクを吸い上げる仕組みになっている訳ですが、インクが少なくなってペン先が浸るまでに至らないと、もうインクをカートリッジが吸い上げることができません。
裏技でコンバーターを直接インクボトルの底へ入れて吸い上げてみると・・・
ただし、リスクも伴います。
汚れやすい・・・です。ボクが下手なだけ??
大きなインクボトルも同じですが、インク容量(分母)が多いな分容量に対してのロスが少なく、miniボトルほどインク容量に対してのロスが大きくなります。
メーカーによって、インクボトルの底に、ペン先にあわせてくぼみをつけて最期のインクを吸い上げやすくしているボトルもあります。
詳しくは店頭でおたずねください。
100円均一ショップで見つけた問題解決!
女性ならすでにおわかりですね。
アトマイザーに香水を移し替える際にもちいるシリマー(シリンジ)です。
注射器といっていいですが、先端の針の部分はとても太いので、人間の腕には(たぶん)刺せるような針ではありません。
これなら、インクボトルの底に残ったインクも簡単に吸い上げることができて、手を汚さずにインクカートリッジに移し替える事ができます。
移し替えるときは慎重に・・・
注意
インクカートリッジやコンバータの容量ってとても少ないので、あまりシリンジにインクを吸い上げすぎないこと。
例
セーラー万年筆
インクカートリッジ 0.84cc
コンバーター 0.61cc
つまり1ccないので、あわてて入れちゃうと、必ずカートリッジから溢れちゃいます。(体験談)
各社のカートリッジ・コンバータも似たり寄ったりなので、同様にご注意ください。
またこの方法は、コアなインクユーザーの方々が実践されていますが、メーカーさんは推奨どころが、目くじらをたてるかものしれないので、あくまで自己責任でよろしくお願いいたします。
ちゃんとした?シリンジなら東急ハンズなどで取り扱っていて、ボクは以前それを使っていました。
作りがしっかりしていて、インクを移し替える時の微調整できます。
さらに、質感があって本物のお医者さんになった気分にもひたれてお得かもしれません(笑)。
まとめ
きょうのまとめは手書きで
今回はダイソー近鉄奈良店で売っているのを購入しました。奈良市内でうっているのだから、おそらく日本のどこのダイソーへ行っても購入できのでは?
¥108−で、しっかりインクを使い切れるのであれば、十分実用的なツールといえます。
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