9月23日は万年筆の日 万年筆で書こう!
万年筆の日
西暦1809年9月23日
イギリスのフレデリック・バーソロミュー・フォルシュが、金属軸の中にインクを入れて書ける筆記具を考案特許を取った事から、万年筆の日と定められました。
それまでのペンは主に羽根ペンで、書く度にインク瓶からペンにインクをつけて書いていたわけで、金属軸にインクを貯めて長く書き続けられる万年筆は夢のような筆記具だったのでしょう。
万年筆を英訳すると「Fountain Pen」泉のようにインクがわき出す感動の筆記具じゃなかったと想像します。
きょうは万年筆のコラムBlog
万年筆でインクを使う方法には大きく分けて3つ。
- 吸引式
- コンバーター式
- カートリッジ式
1.吸引式
吸引タイプとしては、Perikan スーベレンやLAMY2000万年筆が代表。
一度に大量のインクを補充できる事ができて、万年筆本体のみでインク補充が可能。
2.コンバーター式
カートリッジと吸引式のメリット取り入れたタイプ、吸い上げ機能が付いたカートリッジを万年筆本体に取り付け、ねじ式でインクを本体に吸引する事ができる。
3.カートリッジ式
今一般的に普及しているタイプ。インク交換の時に手を汚さずに交換できて、スペアインクを持ち歩くことができて、補完が簡単。
2のコンバーター式と3のカートリッジ式はお互いに互換性があるために、家ではコンバーター、外出するときはカートリッジ式と交換する事ができる。
1の吸引式は、その方法ができないけれど、一度に吸引できるインクはカートリッジより多い(機種にもよりますが)
メンテナンス
メンテナンスという事から、1吸引式と2カートリッジ式はインクを吸い上げる時に、ペン先から主軸の中をクリーニングする役割も果たしてくれます。
カートリッジ式の万年筆でも、インクを交換する時に軽く水洗いをしてあげると、簡単なメンテナンスができます。
普段万年筆を使わない時は、インクを抜いてから水洗い、自然乾燥してからしまって置くことをオススメします。
うっかりインクをいれたまましまってしまい、気がついたら中でインクが固まってしまった時は、ぬるま湯にしばらく浸けておいてインクを溶かしてから、水洗いを繰り返すと復活する場合があります。
それでもダメな時は、お近くの万年筆取り扱い店で相談してみましょう。
以前より書きやすくなって、手元に帰ってくる事もありますよ!
さらに、ちょっと掠れるとか、もう少しインクが滑らかに出て欲しいといった、個人的な要望でも、専門店では見てくれます。
また、百貨店や文具店で、「ペンドクター」「ペンクリニック」といったイベントを開催しています。万年筆の専門家の方が、あなたの万年筆をチェック・わがままを聞いてくれます。(有料・無料のばあいがあります)
「ペンドクター」「ペンクリニック」のキーワードで検索してみましょう。
ペンカタログ
パイロット Kakuno
パイロットのベストセラー万年筆
低価格¥1000-万年筆とすでに50万本以上の売り上げをほこる、¥1000-とは思えない書き心地も人気の理由、初めて万年筆を使ってみたい方にオススメの1本
ペリカン ツイスト (Plekan Twist)
ドイツの名門ペリカンが2013年に発売した低価格¥1200-万年筆。独特のグリップで左利きの人にも使いやすいと評判。
2014年に、ペリカンインク「エーデルシュタイン」のカートリッジが発売されたけど、ペリカンでカートリッジが使えるのは、Pシリーズ・子供向け万年筆ペリカーノジュニア・Twist・th.INK(シンク)の低価格帯の万年筆となんとももったいない気が・・・。
MontBlack MEISTERSTUCK
モンブラン マイシュターシュテュック モーツアルト
長さ114mmの小さな万年筆、このサイズでもしっかり書ける書き心地はさすがスイスの名門モンブラン。
背広の内ポケットに忍ばせておくと、それだけで大人を演出できます。
お値段も大人価格で¥50000-前後。
セーラー万年筆 長原宣義勇退記念 竹塗り
日本の万年筆も優秀です、ペン職人の神と謳われた長原宣義さんが考案した「長刀研ぎ」のペン先は、ペン先の書く角度を変えることで、細書きも太書きもでき、止め跳ねを表現できる世界にない万年筆。
手紙や年賀状の宛名書きに使いたい1本。
限定版の為、今手に入れることができればラッキーでしょう。価格¥60000-
まとめ
万年筆の一番のメンテナンスは「書く」事。
これが一番!常にインクがペンの中をながれて、詰まる事が減って、インクが固まることもありません。
とはいえ、ボクもついうっかりが絶えません(笑)
最近はインクを抜いて保管するようにしていますし、インクも本体の半分くらいしか補充しないようにしています。
万年筆が増えると、比例してインクの数(色)も増えてしまい保管場所が必要になってきて、だんだんと部屋が狭くなっています。
万年筆に賞味期限はありませんが、インクは概ね製造から3年、それを過ぎるとだんだんと劣化が始まります。
その両方の面から、万年筆とインクは常に使い続けましょう!
(ほとんどボク自身へのメッセージ)
我が家で遊びに来る友人は、万年筆のインクを空にしてからいらっしゃいます。
帰りにインクを詰めてから帰っていきます。ある意味ありがたいことです(笑)
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