代官山蔦屋書店 STATIONERY SALON アシュフォード30th 夢見る理想のレザー文具[文具]
代官山蔦屋書店 STATIONERY SALON ASHFORD 夢見る理想のレザー文具
2016年1月21日木曜日
代官山蔦屋書店は平日の夜にも関わらず、熱い熱気に包まれました。
会場となったのは代官山蔦屋書店2号館2階おしゃれなラウンジスペースAnjin
この日から代官山蔦屋書店では1月24日日曜日まで、STATIONERY SALONと銘打った文具イベントが開催されました。
STATIONERY SALON
第一部は今年で創業30年を迎えるシステム手帳でお馴染みのASHFORD(アシュフォード)。
ASHFORD LOUNGE〜理想のレザー文具を語る〜
このトークショーでレザー文具を熱く語るのはこの3人。
土橋正(ステショナリーディレクター)
清水茂樹(枻出版「趣味の文具箱」編集長)
向井善昭(ASHDORDブランドプランナー)
きょうはこのトークショーの紹介です。
ASHFORDアシュフォードって?
大きな文房具販売店に行くと必ず並んでいるシステム手帳、その中もひときわ際立つラインナップを誇るASHFORD。意外に海外のブランドと思われがちなASHFORDは1986年にシステム手帳を日本で製造販売した大手メーカー。
1986年にはじまりのシステム手帳Prescott(プレスコット)が発売になりました。
ASHFORD社名の由来は、Prescottの発売から遡ること1980年にアメリカ・ファイルファックス社(システム手帳の老舗)へ視察に赴いた際、立ち寄った街の名前がアシュフォードで、そこから社名がつけられたというお話しです。
現在つかっているレザー文具は?
清水茂樹編集長
ミニ6穴 ルガード(赤)首の革を使っているので模様の変化がとても楽しい1冊。
バイブルサイズのルガード(アイビー)
コチラがメイン手帳というお話しですが、ミニ6穴はズボンの後ろポケットにいれても大丈夫なので、とにかくメモることに大活躍の手帳だそうです。
土橋正さん
ポスタルコA4エンベロープ(2005年)ファイルケースすでに10年選手のファイルケースをいまでも愛用されています。
アイデアピース(ASHFORD)
この革の手帳はダイゴのジェットエースをベースにキップレザーで包んだ小型手帳。
1冊2000円もするので、清水編集長は「ボクには敷居がたかすぎる」と言わしめる高級革製手帳。
土橋さんは20代の頃にシステム手帳デビューするも、「システム手帳挫折」を体験。
「システム手帳」という言葉いけない、「いまに世代のひとにはなにがシステムかわからないよね」
これは今後のASHFORDの課題という事に。
システム手帳の可能性を語る
システム手帳の最大のメリットは、中身(リフィル)を自由にカスタマイズできる事。
いっぱんの手帳の場合、年間・月間・週間・デイリーはすべて固定ですが、システム手帳なら月間の次に週間やデイリーを加えたり、仕事やプロジェクトのスパン(期間)で自由に変更することが可能。
清水編集長・向井さんもスケジュール帳としてのシステム手帳には、使う時期に応じてリフィルを替えて使っていると実例を紹介されました。
システム手帳のこんな使い方
使う用途にあわせてリフィルを交換・使いできるシステム手帳ですが、ミニ6穴をヨコにしてつかうと、ジョッター(情報カード)5×3とほぼ同じサイズになるそうです。
ASHFORDは革製ジョッターも販売しているので、一緒に使うとさらに利便性がアップ。
ジッパー付きクリアリフィル(バイブルサイズ)に外貨を入れて国別に財布代わりにも使えると海外出張の多い向井さんの実例。
さらにパイプを愛好する向井さんは、ジッパー付きリフィルにきざみタバコ(葉っぱ)をいれて持ち歩いているとか。
愛煙家ならではの発想に会場から驚きの声(笑)
理想のレザー文具は?
清水編集長
・システム手帳:コンパクトで常に持ちあることができるミニ5穴の手帳
・ペンケース:トラディショナルなモノでPelicanM400がギリギリ3本入るモノ
土橋正さん
・システム手帳:男のミニ6穴+ジョッター
そこで創業30年のASHFORDがこの二人のリクエストに応えて作ったレザー文具がコレ!
コンパクトで常に持ちあることができるミニ5穴の手帳
男のミニ6穴+ジョッター
ジョッターは専用のものではなく、表紙にリフィルをそのまま使える工夫が施されて、ペンホルダーも大きくLAMY2000のシャープペンシルやPelicanM800まで収まる機能。この時点ではまだプロトタイプのため、写真は自主規制。
2016年春に商品化される予定との事なので、システム手帳ファンのみなさんはご期待いただきたい。
まとめ〜これからシステム手帳〜
ASHFORDが目指すシステム手帳はさらに使える手帳。
今回の理想のレザー文具で試作された、土橋正さん・清水編集長のシステム手帳の機能デザイン。
これらに加えて、既存のシステム手帳ユーザーはリフィルをフォーマットで選んでいた時代から、紙で選ぶ時代への移行を見据えています。
今回の企画のなかで、OKフールス・バンクペーパー・トモエリバーなど(文具に詳しくない人にはさっぱりの暗号ですね)万年筆に合う用紙や薄さを追求した用紙などを試作されたそうです。
紙質の異なるリフィルに加える事ができるのはシステム手帳ならでは機能、万年筆ユーザーにも訴求できるポイントになれば、新しい市場が広がるのでは?
ASHFORD ルガード(アイビー)
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