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仏生山温泉・関西から行く18きっぷの旅[旅]

公開日: : 旅文具, 旅行

18きっぷでいく高松うどんと温泉の旅

うどん県高松


香川県高松市は、廃藩置県後の明治23年に全国40番目の市制となった四国の玄関とも呼べる都市です。
さぬきうどんの街というイメージも強く、たしかに駅前や商店街を歩くといたるところに「うどん屋さん」の看板やのぼりを目にします。
1杯300円程度でかけうどんを食べることができるとあってか?都市部にありがちなファストフードのチェーン店の姿をあまり見かけません。
ひょっとすると、香川県のひとにとって「うどん」はこの街最高のファストフードなのかもしれません。

18きっぷ


筆者の最寄り駅はJR奈良駅ということで、最短ルートを選べば、奈良〜天王寺となりますが、2018年おおさか東線の全線開通で、奈良駅から新大阪(2023年から大阪行き)まで、乗り換えなしで行ける列車が登場、今回は奈良駅6:12発の直通快速列車に乗車して、終点の大阪駅でなく新大阪(7:06着)で下車、姫路行き新快速に乗り換えます。
大阪駅で乗り換えも可能ですが、大阪駅から乗車する利用者も多く座れる確率が低いため、新大阪で乗り換えを選択、今回は運良くですが大阪駅から座る事ができました。

ここからは、18きっぷユーザにはおなじみの姫路/相生/岡山の乗り継ぎ、岡山から快速マリンライナー23号まで、神戸線で若干の遅れは生じたものの無事に連絡し、高松駅には11:49と正午前に到着となりました。

琴電・仏生山温泉までのルート

 うどん県高松に温泉?筆者の旅行仲間の間では人気を集めている仏生山温泉ですが、一般的にはまだ認知度が低いのか、いい意味で穴場的な存在です。
仏生山温泉へは、高松琴平電気鉄道株式会社(以下琴電)の琴平線・仏生山駅下車徒歩10分と、鉄道旅行者にも利用しやすい立地にあります。
さらに、琴電では往復のフリーきっぷ・仏生山温泉の入浴料・タオルの3つがセットになった「ことでんおんせん乗車入浴券」が便利です。
このきっぷ、他にないユニークな特徴が、磁気きっぷでも、紙製のきっぷでもない、「うちわ」にきっぷ名がプリントされたもので、若い頃あちこち旅歩いた筆者でもこのスタイルのきっぷははじめてでした。
また「ことでんおんせん乗車入浴券」という名称の中には仏生山温泉の名前が入っていませんが、窓口で購入する際に正式名称を思い出せなくても「仏生山温泉きっぷ」で通じます。

ことでんおんせん乗車入浴券

ことでんおんせん乗車入浴券


名称:ことでんおんせん乗車入浴券(うちわ型企画切符)
発売期間:通年
販売金額:1300円・大人のみ(運賃+入浴料+仏生山温泉オリジナルタオル+うちわ)
有効期間:1日(1ヶ月前から購入可能)
有効区間(フリー区間)仏生山温泉駅から360円区間
発売:高松築港駅・片原町・瓦町・栗林公園・伏石・仏生山)
詳細は琴電の公式サイトを参照ください コチラ

18きっぷユーザであれば、琴電の最寄り駅は「高松築港駅」になるので、ここで購入するのが便利です。

仏生山温泉

最寄り駅は琴電「仏生山駅」


 仏生山温泉へは、琴電・琴平線「仏生山駅」で下車。
改札を抜けて東へ(高松築港駅からなら進行方向前の改札を出てすぐ左側へ)歩いて約10分の距離です。
天然かけ流しの温泉ということで、なにやら歴史ある温泉をイメージしていましたが、然に非ず!

仏生山温泉


「仏生山温泉」の看板を見つけて右側に曲がると、そこにはモダンなガラス張りの建物が出現。
少々、期待を斜め45°ほどいい意味で裏切られた感のある施設に驚かされました。
温泉浴室の写真はありませんが(撮れません)「口の字」をイメージしていただき、中央に庭が配置されて、4つの側面のひとつが脱衣場、ひとつ浴室+洗い場、のこり2面が「寝湯」で足を伸ばしてゆったり寛げる湯船になっています。
また、脱衣場以外は仕切りがなく、洗い場のある湯船も跨げば庭にできることができるオープンな空間で、どの湯につかっていても開放感を味わう事ができます。
この日は平日ということもあり、1時間ほどそれぞれの湯船と寝湯でのんびりと過ごすことがました。
*「寝湯」夏の期間だけなのか?ぬる湯になっていて、のぼせる心配がないので、ついつい長湯になってしまいます。

50m書店

50m書店


仏生山温泉館内には、畳がひかれた休憩スペースと食事ができるエリア(地元のひとにはここのメニュー、特にかき氷が人気とか)、そして壁面に「50m書店」と名付けられた古書が並びます。

明るく広い休憩スペース


実際には50mはありませんが、ここ仏生山温泉ができる以前にイベントとして古書販売をしていた時の名称が今に引き継がれているようです。

きょうの旅文具

旅行に便利なシステム手帳


デザインフィルのPLOTTER(バイブルサイズ)
 18きっぷがすっきり収まって、しかも出し入れがし易く、きっぷが落ちない!
メモはもちろん、オプションのカードリフィルをやジッパー付きリフィルを活用すれば、システム手帳そのものが財布としても活用できるので、荷物をよりすくなくコンパクトにまとめるだけでなく、きっぷの出し入れにも便利なツールになります。
*PLOTTER(PLOTTER)よりシンプルな構造で、写真のポケットはついていませんが、無印良品計画で発売されている「ポケットシール」(120円)を使えば簡単に、ポケットを拡張することができます。

旅好きの考察

 琴電は18きっぷでの利用はできませんが、関西から高松までの利用でもう十分以上にメリット(御利益)を得ているので、ここは地元のローカル線も一緒に楽しめたらと思います。
また、うちわ型きっぷというユニークな点も旅の想い出になる上に、フリー区間を活用して「片原町」「瓦町」など商店街に近い駅で下車して、うどん屋さんを巡ってみるのにも便利です。

仏生山温泉公式サイト

写真でお伝えできない部分はこちらでぜひお楽しみください。
公式サイト
住所:〒761-8079 香川県高松市仏生山町乙114-5
電話:087-889-7750
営業時間
平日  11:00〜24:00(受付は23:00まで)
土日祝 09:00〜24:00(受付は23:00まで)

定休日:毎月第4火曜日
入浴料金:大人700円・小人350円


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