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飛行機機内にモバイルバッテリーは持ち込めるのか?応用編[旅]

公開日: : 最終更新日:2016/09/14 ガジェット, デジタルガジェットモジュール, 旅行

飛行機機内にモバイルバッテリーは持ち込めるのか?2017年応用編

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2016年2月から、国際民間航空機関(ICAO)旅客機でのリチウムイオン電池の輸送を4月1日から禁止すると発表してから、飛行機を移動手段につかった場合にモバイルバッテリーを持って行ってもいいのか?

その時期に他のWebサイトで、憶測と未確認のままアップされた記事を見てこれはダメ!と思って、JALの広報へ確認した上で正しい情報・結論を過去記事に追加記載しました。

結果として、今回の決定はあくまで輸送貨物を前提とした話であって、一般の旅行に関しては現行のまま、いままでとおりで大丈夫という事でした。

おさらいのまとめ

  1. 機内への持ち込み手荷物はOK
  2. 預け入れ荷物にはNG

 

つまり、飛行機の機内へ持って搭乗する場合はOKで、搭乗手続きの際にスーツケースのような鞄に入れて預ける事はできません。

細かい規制に関しては、ボクが書いた過去記事「飛行機機内に、モバイルバッテリーは持ち込めるのか?旅のガジェット術」を参考にしていただれば、おわかりいただけるはずです。

さて、きょうのお話しは、旅行にはどんなモバイルバッテリーが理想か?

 

USB充電に対応したスマートフォンなどの電子機器とモバイルバッテリー

モバイルバッテリーの1番のポイントは

容量=バッテリーの大きさ

 

技術的な差はありますが、サイズや重さが大きく重くなるほど1個のモバイルバッテリーの容量は多くなります。

2リットルのペットボトルと500ccのペットボトルの違いと言えばわかってやすいですね。

2リットルと500ccのペットボトル比較

2リットルと500ccのペットボトル比較

ただし、モバイルバッテリーの単位はmAh(ミリアンペアアワ)と言って、ペットボトルのように残量が見えるわけでなく、500ccを飲み干した時のような実感も伴いません。

さらに、新旧の携帯電話を比較すると、ガラケーとスマートフォンとでは、消費する電気の量が違います。

もし仮に、両方の携帯電話の電池容量が同じだったら、あきらかにスマートフォンの方がはやく電池切れになります。

車の燃費で例えるなら、スポーツカーと軽自動車の燃費の違いと思ってください。

mAhは見えない上に感覚としてつかみにくい事が、ボクらの日常で実感としてわかりにくい点です。

身近な機器で比較する

いちばん手っ取り早いのは、今自分自身が使っているスマートフォンのバッテリー容量を調べてみる事です。

例えばiPhone6Plusだと2915mAhです。

(もしわからない場合mGoogle検索で「iPhone(自分のスマホ) バッテリー 容量」で検索してみると見つかります)

自分のよく使う機器(スマートフォンなど)の容量をしっておくと、1台当たりに必要なモバイルバッテリーの容量が見えてきます。

ポイント

自分もスマートホンのバッテリー容量を知る

旅行に何を持って行く?

ボクたちのまわりには充電式の電子機器がたくさん増えました。

ざっと思いつつままに上げてみても・・・

  • スマートフォン
  • 携帯音楽プレイヤー
  • ゲーム機器
  • デジタルカメラ
  • ウエラブルデバイスなど

スマートフォン

スマートフォン

スマートフォン

 

iPhoneなどに代表されるいまや仕事にプライベートに欠かすことができない、現在人のマストアイテム。

フェイスブックやTwitterなどのSNSや位置情報サービスを利用したゲーム「Ingress」「ポケモンGo」など携帯電話の枠を超えたツールとして活用できる反面、やはりバッテリーの消耗も悩みのタネです。

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラ

コンパクトデジタルカメラ

カメラは専用充電電池を使用していて、充電する場合は専用の充電器やACアダプターが必要でしたが、ここ数年で*USB充電が可能なコンパクトデジタルカメラが普及しはじめました。

2泊3日程度の旅行ならバッテリーは大丈夫というレベル、ただし撮影枚数が多いとか動画を撮影するとやはり予備のバッテリーは必要な電子機器。

1回の充電で、静止画なら約200~300枚程度が撮影可能。

*USB充電・・・パソコンなどの規格のひとつUSB、そのUSB端子からカメラなどに電力を供給する仕組みで、USB対応のACアダプターがあれば付属のUSBケーブルでデジタルカメラへ充電などができるシステム。

デジタル一眼レフカメラ(ミラーレス)

ミラーレスカメラ

ミラーレスカメラ

さらに最近では、コンパクトデジタルカメラだけでなく、ミラーレスカメラ・ミラーレス一眼カメラもUSB充電が可能なモデルが登場してきました。

ただし、他のコンパクトデジタルカメラに比べると1回の充電で撮影できる枚数は少なく、またソレ以外でもバッテリーの消耗が激しく、ボクの場合ですが【取材】に持って行き1日でバッテリー切れというケースもある大飯喰らいの電子機器です。

タブレットPC

タブレットPC

タブレットPC

iPadをはじめネクサスやXperiaなどのタブレットPCもUSB充電が可能な電子機器です。
カラー画面の為に各社差はありますが、連続使用で概ね8~10時間程度。

電子書籍端末

電子書籍端末

電子書籍端末

Kindleに代表されるいわゆる電子ブック。

モノクロ画面ですが、活字(小説など)を中心に読む読者には目に優しく長時間の使用でも目が疲れにくい特徴があります。

またモノクロ画面ということで、バッテリー寿命はすこぶる長く、コレを持って出かけても旅行中に充電しなければならないケースはまずないはず!という電子機器。

メーカーでは1日30分の読書なら1ヶ月はもつバッテリーと告知されています。

携帯音楽プレイヤー

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かつて日本ではSONYのWALKMANで音楽を持ち歩く文化が定着しました、その後ポケットに1000曲が入る音楽プレイヤーApple社のiPodの登場で、すっかり主役の座を奪われた携帯音楽プレイヤー。

最近ではスマートフォンで音楽を聴く人も増えて、専用再生機の人気もやや下火傾向ですが、スマートフォンの内蔵メモリが少ないユーザーや楽曲をたくさん持ち歩きたいユーザーにはまだまだ支持のある電子機器です。

メーカーやサイズなどで連続再生時間は異なりますが10~30時間程度の使用が可能。

ノイズキャンセリングヘッドホン

ノイズキャンセリングイヤホン

ノイズキャンセリングイヤホン

今回「飛行機にモバイルバッテリー」というテーマなので、候補にあげたノイズキャンセリングイヤホン。

旅行中、特に飛行機の機内や高速バスの車内は驚くほどの騒音のなかにあります。

一度使ってみると手が離せなくなるほど、自分をノイズから隔離してくれる代物です。

耳を覆うヘッドホンタイプは乾電池や専用充電器を利用するモデルもありますが、このモデルはUSB充電が可能なタイプです。

1回2時間の充電で約16時間使用可能。

ポケットWifi

ポケットWifi

ポケットWifi

パソコンやタブレット、さらには同行者がいるときには一緒に使う事ができるので便利です。

これもバッテリーの消耗は早いほうなので、つなぎっぱなしで1日弱です。

その他、ゲーム機器(PSPや任天堂DSシリーズ)ウエラブルデバイスでは、アップルウォッチや電子万歩計(生活活動計)といった機器などがUSB充電に対応しています。

上記の機器をはじめ、今ではいろんなカテゴリの製品がUSBの規格で充電することができるようになりました。

次はモバイルバッテリーの容量について考えます。

モバイルバッテリーの容量

容量のサイズ別(容量)でみて見ましょう。

3000mAhクラス

3000mAh

3000mAh

非常に小型でスマートフォン1台をフル充電できる容量です。

6000mAhクラス

6000mAh

6000mAh

ちょっとずんぐりした形の6000mAhのモバイルバッテリーでスマートフォン2台をフル充電もしくは2回フル充電可能な容量です。

10000mAhクラス

10000mAh

10000mAh

見た目もずっと大きく重くなりますが、その分容量はアップします。

このクラスならスマートフォンだけでなくタブレットPCにも余裕で充電が可能になります。

 

20000mAhオーバー

20000mAhオーバー

20000mAhオーバー

一般で購入するなら最強クラスの容量をほこるモバイルバッテリー、このクラスでも飛行機の機内には持ち込み可能です。

スマートフォン・コンパクトデジタルカメラ・タブレットPC、さらにはノートパソコンにも電力供給が可能なクラスです。

サイズ比較

20000VS3000

20000mAhVS3000mAh

各サイズを並べてみると?

各サイズを並べてみると?

ペットボトルと同じく「容量」は「大きさ」にほぼ比例します。

ただし最近の技術進歩はいちじるしくて、大容量小型化すすんでいます、将来的にはもっと小さく軽いモバイルバッテリーの登場も予想されます。

 

モバイルバッテリーは持ち物の組み合わせで決める

自分の持ち物がスマートフォンだけだったら?

1泊2日の旅行にどのサイズ(容量)が必要かというと、たぶん3000mAhで何とかなるでしょう。

スマートフォンとポケットWifiも一緒だったら6000mAhがあれば安心です。

いやいやアマゾンの奥地へ探検へ出かけるから1ヶ月は帰って来られない・・・20000mAhオーバーでもたりなかも?(笑)

よりベターに持ち歩く時に注意するポイントは2つ!

 

  • 自分が持って行く機器とモバイルバッテリーの容量
  • 旅先で充電可能なポイント

 

旅行に持って行く機器を数えてみてモバイルバッテリが必要になるケースをイメージしてみる

例その1

  1. スマートフォン(1日もたない)
  2. 音楽プレイヤー(2日もたない)
  3. コンパクトデジタルカメラ(2日もたない)

ざっと自分は遭遇しうる場面を想像して何回くらいモバイルバッテリーのお世話になりそうか計算してみましょう。

旅先で充電可能なポイントをイメージしてみる

例その2

  1. 新幹線や高速バスの車内(移動中のみ充電可能)
  2. ホテル(宿泊1晩充電可能)
  3. 休憩中のカフェ(30~1時間程度充電可能)

移動中の充電も心強い味方です。

最近では新幹線も各座席の下にACコンセントがついていますし、高速バスでもACコンセントを用意した車両も増えてきました。

こんな風に、自分が持ち歩く電子機器の数や、充電が必要なタイミングなどを概算で算出してみると、おのずと必要なモバイルバッテリーの容量が見えてくるはずです。

 

まとめ

自分に必要なモバイルバッテリーは、各個人毎に大きく異なります。

自分にベストマッチなモノは、それぞれの旅行のスタイルで左右されるからです。

旅行中いたるところで充電が可能ならば、充電器とケーブルだけでOKですが、北アルプス登山へ行くとしたらまず充電ポイントをみつけるのは困難でしょう。

大切なことは

  • 自分が持って行くUSB充電が可能な電子機器
  • 充電が可能なポイント(宿など)
  • そこから導かれるモバイルバッテリーの容量

こんな組み合わせを考える事も旅行の準備と同じで楽しい時間です。

 

とはいえ、なんの例もなく記事を終えてしまうのも不親切?かもしれないので、ボクの例を参考までに紹介しておきます。

ボクの場合、仕事やプライベートで月に5~10回程度は外泊になります。

短い時は1泊2日から長いときは1週間くらいは旅の空の下のときもあります。

ボクの旅行持ち物

  • スマートフォン:iPhone6
  • タブレット:iPadmini2
  • コンパクトデジタルカメラ:SONY RX-100
  • 音楽プレイヤー:iPodnano
  • イヤホン:BOSE ノイズキャンセリングQC-20
  • ポケットWifi:Yモバイル
  • 電子書籍:Kindleホワイトペーパー

 

1泊2日の旅行

原則宿で充電が可能な場合は3000mAhのモバイルバッテリーひとつとACアダプターと充電ケーブルのみです。

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ただしACアダプターは2口のタイプで2台同時に充電が可能なモノを持参します。

3泊以上の旅行

撮影用カメラにミラーレス一眼を加わると1日の行動の消費電力がぐっとアップするので、モバイルバッテリーは10000mAhクラスのものを持参します。

ACアダプターも宿で一気に複数台を同時に充電してしまいたいので4口のACアダプターを使います。

ここまで来ると「保険」的要素がかなり強くなりますが、電子機器は電気が切れたら重い箱になってしまい、ビジネスでは仕事に支障がででしまいます。

旅の想い出作りもまたしかり、この場合多少の重さより残す想い出にウエイトをシフトしましょう。

モバイル電源モジュール

モバイル電源モジュール

こんな風にまとめとおくと旅行中も邪魔にならずコンパクトに持ち歩けます。

 

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