一澤信三郎帆布のトートバッグひとつで旅をする[旅]
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一澤信三郎帆布のトートバッグひとつで旅をする
旅行をもっと身軽に楽しみたいというコンセプトで、2024年の夏を過ごしています。
せっかくの旅行なので、あれも持って行きたい、これも会ったら便利とか、いろいろ考えていると、荷物はドンドンと増えていきます。
最近は、キャリーバックを使った旅行者が増えて、以前のようにリュックサック(バックパック)を背負って旅行するする人は少なくなったように感じます。
たしかに、肩にも腕にも負担の少ないキャリーバックは便利なのですが、旅先で観光をまわる時、バスや電車に乗車するとき、意外にかさばって場所をとってしまうツールでもあります。
公共交通機関を利用する際、自分の座席周りにはゆったりできる空間が欲しい時に、キャリーバックはちょっと場所をとってしまい、新幹線で座席前にキャリーバックを置いて、座席に体育会座りをしている強者もすくないはずです。
身軽に旅する
近年、インバウンドで海外からの旅行者も増えて、旅先でキャリーバックなどの大きな荷物を預けたいとき、コインローカーを探すのもひと苦労する時代です。
はじめから、荷物がなければ、そういった苦労もなく、駅に到着したらすぐに目的地へ向かえます。
ボクも、事前に旅の荷物をまとめてから、いざ当日になって「あれ!」「これ!」を追加してしまった経験があるので、けっして大きな声でいえませんが、そういった人の気持ちは良くわかります。
今回は、「あれ!」「これ!」を追加する足し算思考ではなく、引き算思考で「不要」と判断したものをそぎ落とすことでトートバッグひとつでの1泊2日旅行が実現できました。
一澤信三郎帆布のトートバッグをセレクト
筆者が一澤信三郎帆布を使用してきて30年、当時は「一澤帆布」の時代でしたが、とにかく頑丈、それでいてさほど重量を感じさせない点が気に入って、トートバッグだけでもすでに3つめ。
今回の旅行に使用したのは、H-04(小)モデルで、外側にポケットがひとつ、内側にはファスナー付きポケットがひとつという構成です。
・サイズ: タテ 25 x ヨコ 31 x マチ 18 (cm)
・持ち手の長さ: 約 45 (cm)
・重さ: 約 440 ( g )
旅行鞄として見ると小さくて、リュックやキャリーバックのサブバッグといった印象すら感じるトートバッグですが、工夫次第で十分1泊2日の旅行バッグとして活用できます。
ツールをまとめる
荷物はカテゴリーごとにひとつにまとめることで、シンプルかつ少なく小さくできます。
例えば、財布に現金やクレジットカードをまとめるのと同じように、電車や航空券のチケットや手帳、さらに現金やクレジットカード、身分証明書などサイズが似通ったものはひとまとめにし易いはずです。
今回は、株式会社アシュフォードから発売されている「リフィルパッドポーチMini6」を使ってみました。
リフィルパッドポーチMini6
リフィルパッドポーチMini6はいわゆるシステム手帳で、全体をファスナーで開け閉めができるポーチ状の手帳です。
ご存知のとおりシステム手帳には、さまざま種類のリフィルが用意されていて、メモの他に透明なファスナーポケットやカードケースなども販売されています。
・メモ(手帳)
きょうの予定や列車の時刻など、事前に書き留めておいたものや、とっさにメモが必要なときのも「紙」と「ペン」ほど便利なツールはありません。
・現金(紙幣)
近年キャッシュレス化が進んで現金を持ち歩くひとも減少していますが、旅行中に地方行くとまだまだキャッシュレス決済できない場所もあります。
そんなときの保険のつもつりで、紙幣を数枚一万円札だけでなく小額紙幣もいれておくて便利です。
・「常備薬」
なくても大丈ですが、持病やなんらかの事情で薬が必要なひとには便利な「ファスナー付きポケット」です。
筆者は、整腸剤・鎮痛剤・絆創膏と爪切りをセットにしています。
爪切りはハサミ代わりになることもあるので、意外に重宝します。
薄い名刺入れ「カードリッジ」
フリーランスで仕事をしていると、いつどんなタイミングで人にあうのか読めないときが多々あります。たとえプライベートな旅行であっても名刺は欠かせないツールなのですが、すべての人に必要な訳ではありません。
そこで、ロンド工房から発売されている「薄い名刺いれカードリッジ」をボクは長年愛用しています。
紙製で(革製もあります)名刺が5枚程度収納できますが、ただ名刺入れとしてだけでなく、旅先で出会った素敵なお店のショップカードをまとめておくときに便利です。
さらに「カートリッジ」をそのまま手帳に挟んでおいてもいいのですが、ちょっと手を加えてシステム手帳用にリフィル化してバインダーに綴じておくと見つけやすくなります。
最強ツールはスマートフォン
トートバッグひとつで旅行が実現できたのは、スマートフォンがあるこの時代がからといって過言ではありません。
スマートフォンが誕生する以前、旅行の荷物にはウォークマンなどの音楽プレイヤーやコンパクトカメラ(フィルム)、旅行ガイドブックなど、かざばるうえに重いツールがたくさんありました。
いまの時代、それらのツールは1枚の携帯電話ですべてまかなえてしまいます。
筆者の場合、小さい画面は見にくいので小さいタブレットPC「iPadmini」を「iPhone」とセット持ち歩きます。「iPhone」ひとつでと思ったのですが、利便性として音楽が聴ける!本が読める!地図にもなる!(GPS内臓なのでオフラインでも使えます)さらに映画やゲームといったコンテンツも使えるなんて、最強のツールではないですか!
デジタルデバイス充電器
また、EU(欧州連合)がデジタルデバイスの規格統一化を提案して、近年発売のデジタルデバイスの端末端子が「USB-C」を採用したモデルがほとんどになりました。
Appleでさえ、いま発売中のiPhoneやiPad、AirPodsのようなワイヤレスイヤホンまでも「USB-C」を採用しています。
(USB-C化はiPhoneが1番遅かったのですが)
このおかげで、旅につれていくケーブルも統一化できて、これまでのようにlightningケーブル(Apple)、microUSB、など種類を複数持ち歩く必要もなくなりつつあります。
筆者は今回、「USB-C」ケーブルとフラットな形状のAnker Power PortⅢ(45w)を用意しました。ただし保険として携帯用のマルチ端子ケーブル「USBケーブル inCharge 6 6in1」をこれらをまとめたポーチにいれておきました。
ビジネスホテルでは、客室の設備として、USB-A端子の充電口が備わっている部屋もあるので、そんなときは、2台同時に充電が可能になります。
「USB-C」は少し長めのものがオススメです、新幹線や高速バスなどの車両にもコンセント設備がありますが、座席の下や壁側に設置されているので、スマートフォンなどのデバイスを安定した場所に時には長いケーブルの方が安心です。
傘だって軽い方がいい
旅行中の保険といえば、最近ではいつ降り出すかわからない天候に対処出来る「傘」は今の時代でなくても必要です。
30代まで軽い登山を楽しんでいた筆者はその当時から、アウトドアのブランドmont-bellの「トレッキングアンブレラ」を愛用してきました。
現在もっとも軽いモデルは「トレッキングアンブレラ50」で、重量は139gで傘骨は8本。
ゲリラ豪雨や台風の中をさまようのでなければ、コンビニエンスストアで購入できる傘よりも頑丈で安心です。
日傘兼用モデルもあるので、旅行用品としてでなくてもあると便利です。
扇子
ハンディファンが人気ですが、古い人間としてはやはり「扇子」がオススメです。
なにより軽量で電源不要、強弱の切り替えも無段階といいこと尽くめですね。
難点は手が疲れることくらいですが、軽いという利点では外せません。
余談ですが筆者が愛用しているのもmont-bell製の扇子です。
トートバッグひとつ旅
このほかに、書きやすい筆記具やノートブックは仕事がらプライベートでも外せないアイテムですが、それでも一澤信三郎帆布のトートバッグひとつにまとめられました。
ところで「着替え」は?
ホテルで洗濯することを選択
これはサラリーマン時代に、出張が多かった筆者の裏技で、下着を裏返して着る・・・という裏技ではなくて、ホテルで洗濯することで荷物を減らす事が可能になりました。
出張が予定よりも長くなるケースも多々あって、下着をホテルで洗濯することを覚えました。
また、登山の経験も役に立ち、mont-bellなどで機能素材を採用したTシャツや靴下など「速乾性」「通気性」などに優れていて、風呂場で洗濯すればひと晩でしっかり乾きます。
洗ったあと絞ることに自信が無い人は、できる限り水気をおとしてからバスタオルでくるんで、お尻の下にひいてあげると、ほとんどの水分はバスタオルを吸い取ってくれます。
それだと、入浴後に身体を拭くときに困る!という方、日本手ぬぐいを使ってみては?
日本手ぬぐいは吸水性もたかくて、生地が薄いために絞りやすく、すぐに乾く利点もあります。旅行中はハンカチやハンドタオルの代わりに日本手ぬぐいを使うのも軽量化に役立ちます。
洗濯ものに関しては、コインランドリーを使う手もあるので、お好きな方を。
1泊2日で着替えなしの旅行の場合、寝るときは「は〇か」?
ホテルには室内着(ガウン)があるので、これを羽織って寝てしまうので、ほぼ「は〇か」と言えるかもしれませんが、ひとりの時には不便はありません。
旅行愛好家の考察
17歳の頃から旅行する楽しみを覚えて、国内外(海外は少しだけれど)旅をしてきましたが、1番疲れるのは荷物に振り回されること。
さらに、そんな40年前と違い、上記でも書いた通りデジタルデバイスの進化と普及で、必要な情報がリアルタイムで得られ、持ち歩く必要がなくなったものが増えました。
また、帰路大きな荷物を抱えて列車に乗って自宅へたどり着くのも、疲れる要因のひとつです。
結果、楽しくアクティブに移動を可能にするのには「荷物」を少なくするという結論に達しました。
今回は、そんな筆者の勝手なテーマに「一澤信三郎帆布のトートバッグ」が見事に答えてくれました。
しかし、これらの方法をすべてに人に勧めるつもりはなく、あくまでの可能性のひとつとして捉えていただければ幸いです。
道具だって、それぞれお金がかかります、金さえあればなんでも手に入る時代ですが、足りないとことは工夫を重ねながら、補っていきたいと筆者は考えています。
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