恋するサラサ~fall in love~[文具]
恋するサラサ~サラサにFaii in love~
ずっとそばにいて、それが日常で当たり前だった日々。
ある日突然それが特別な存在に思えて、今になって「愛している」と気付いた瞬間ってないですか?
普段使いには三菱ジェットストリームの濃い書き味が好きで、ほとんど書類作成にはコレ!安定の本妻ボールペン。
セミナーや学習の時には、速記性とあとから消して書し直せるパイロットのフリクションボールはビジネスで例えるなら有能な秘書のようなボールペン。
などと、自分にライフスタイルに合わせて自由にボールペンを選ぶ事ができる日本の筆記具事情のなんて秀逸な事。
もちろんこれ以外にも、パイロットJucieUPや三菱uni-ballSingno、ぺんてるVICUNAなどそれぞれ書き心地の違うボールペンがたくさんあって、ついつい浮気心が出てしまいます。
とはいえ、やはりジェットストリームとフリクションボールは公私にわたり、今では欠くことのできない深い関係です(意味深w)
ところが、数年前からデスクのペン立てにひっそり佇みながら控えめにボクを見つめているボールペンが1本。
数年前、イベント会場から連れて帰ってきた彼女はジェルインクの滑らかな書きごこちとくっきり際立つインクが個性的なボールペンというのがはじめて出会った第一印象でした。
ボールペン軸の2/3はスケルトンでインクの残量がよくわかるので、インク交換のタイミングがわかりやすい親切な設計というのも魅力のひとつ。
However、インク残量が見えるのはボクにとって良いことと悪いことの背中合わせ。
些細な事だけれど、筆記の時についインクの残量に目が行ってしまい、書く作業に入る前のノイズになり、それが原因ですれ違いに終わったふたり。
以来、メモ書きの時には出番があるものの外へ持ち出していつも一緒にデート(筆記)をたのしめるほどの関係には発展しなかった。
彼女(サラサ)の新しい一面と出会い
2016年9月にゼブラがサラサに新しい表情が加わった。
ビンテージカラーをうたった新色が5本とネオンカラーのサラサが登場した。
このビンテージカラーは、定番のカラー5色に黒を主体にしたオトナなのカラーバリエーションとして発売。
どの色もいまでのボールペンにはないカラーでシックな色使いがよりオトナの色気を醸し出しています。
さらに、軸全体がサラサクリップのスケルトンボディからインカラーに合わせてすべて統一されていて、インク残量を外から見ることがデザインになっています。
ボクが彼女(サラサ)から距離を置いていた原因のひとつがここで解消された。
なにより新色「ダークブルー」は、万年筆での定番カラーインクのブルーブラックとほぼ同じ色。
意外におもわれるかもしれませんが、万年筆の定番インクを1色選ぶとしたら間違いなくブルーブラックが基本の色です。
万年筆ペンドクターにお聞きした話、「この万年筆(それなりのお値段の)にはブルーブラックを使いなさい、ブルーブラックが全ての基本だ」とご指摘をいただき、それ以来ブルーブラックを使いはじめたらすっかりこのインクの深い味わいに魅了されてしまいました。
(注:決してその他のカラーインクがダメと云う訳ではなくて、高額な万年筆ほどインクを楽しむのではなくペンや書き味をしっかり味わいなさい。という事だったようです)
サラサのダークブルー
ちょうど万年筆でブルーブラックに馴染みすっかりボクの日常インクになった頃、サラサのダークブルーと出会った。
どうしてボールペンには、いままでこの色がなかったのだろう?
いや、すでにサラサでブルーブラックは発売されていたようで、私が知らなかっただけ(^_^;)・・・でした。
ちなみに、サラサクリップの「ブルーブラック」とサラサビンテージカラーの「ダークブルー」は同じ色だそうです。
サラサグランド
金属ボディと挟みやすいクリップはそのままに、高級感とサラサらしさを合わせ持ったモデルで、最近は取材やインタビューの時は必ず使う1本になりました。
サラサグランドにはサラサクリップには替えインク(リフィル)が使えるので、標準のブラックインクからブルーブラックだけではなくお好みのカラーに交換して使う事も可能です。
ここまで来れば、なんのためらいもありません。
書き味の良さも、消せる機能ももうどうでもよくなった。
本妻と秘書はボクの目の前から姿を消しました・・・
サラサにFall in love
サラサはまとめてひとりのサラサ、サラサクリップの46色ものカラーもボディのラインナップもボクにはたったひとりのサラサに見える。
色のカラーバリエーションは、黒なら真面目で几帳面な一面、赤は情熱的な一面、青は晴れ日の爽快な一面、ネオンオレンジなら明るく弾んだ一面と1色1色が彼女の表情のように見えてきて、いまになってサラサをこよなく愛していたことに気付いたボクは、どこへ行くにも彼女(サラサ)を片時も手放すことができなってしまいました。以来、彼女(サラサ)との蜜月はいまも続いている、これほどまでに1本にボールペンに愛情を感じることはなかった。
今はこの上なく幸せな毎日だが、ひとつ問題が・・・
本妻と秘書が恨めしげに、ペンスタンドの奧からコチラを睨みつけてる視線を毎日感じる事だ。
恋多き文具使いは、また浮気性でもある。
いつかきっと君たちの出番もやってくる、それまで待っていてね。
旅するサラサ
サラサマルチ3
旅につれて行くならやっぱりマルチなサラサ。
サラサマルチなら1本で3色同時に持ち歩く事ができます。
定番の黒・赤・青が手元にあれば、旅行中のメモ、時刻表のチェックなど1本のスペースで携帯できるのは軽量派の旅を楽しむ時の最良のパートナーになり得ます。
惜しむらくはマルチタイプにはブルーブラックのリフィルがないので、1本化はムリですがその時こそブルーブラックに交換したサラサグランドがサラサビンテージカラーのダークブルーを一緒に持ち歩けばOKです。
こちらはボクがオススメする旅文具です。
Amazon Store
サラサグランド
サラサビンテージ
サラサマルチ3
関連記事
-
-
阪急電車のきっぷのーとは旅の想い出に?それともお土産に?[文具]
阪急電車のきっぷのーと ご当地文具と呼んでいいのか?大阪の阪急梅田駅で見つけたきっぷのーと。 装
-
-
スタイリッシュでカッコイイ!ノンスリップアルミ定規はルックス以上に機能的にも秀逸な文房具[文具]
スタイリッシュでカッコイイ!ノンスリップアルミ定規は機能的にも優れた文房具 ペンケース
-
-
ポスタルコツールボックスにひとめ惚れ、恋するペンケース[文具]
ポスタルコ ポスタルコ?あまり耳にしたことがないメーカーですが、2000年にアメリカのデザイナーだ
-
-
万年筆で恵方巻き [文具]
万年筆で楽しむ恵方巻き 万年筆で恵方巻き[/caption] 2月3日節分、この日は「鬼は外、
-
-
SAKURA craft_lab007、文紙メッセ2022会場で発表[文具]
サクラクレパスから人気のSAKURA craft_labのニューモデルが発表!11月発売にむけて先行
-
-
デザインフィルから発売されたMDペンケース倉敷帆布の魅力[文具]
デザインフィルMDペンケース倉敷帆布 「書く」を愉しむMDノートで人気のデザインフィルから
-
-
万年筆で書ける和紙でできたノートブックWashi notebook[文具レビュー]
万年筆で書ける和紙でできたノートブックWashi notebook Was
-
-
スターバックス×コクヨキャンパスノート発売!コーヒーと文具の素敵なコラボレーション[文具]
スターバックスなキャンパスノートが誕生 2019年8月30日、スターバックスの各店舗にだれもが
-
-
トラベラーズノート×誠品書店コラボは旅心をくすぐる旅文具[文具]
TRAVELER'S factory と台湾誠品書店の旅のコラボレーション 誠品書店 日本で
-
-
文具の蔵Rihei アヒル店長に逢いに行く富士宮の文具旅[文具]
文具の蔵Rihei アヒル店長に逢いに行く! アヒルのがー太くんが店長をつとめるすてきな文具店があ