万年筆で年賀状を書こう!2016年[文具]
万年筆で年賀状を書こう!
12月末、年末進行で忙しい人もそろそろ年賀状を書かなくては、と気持ちが慌て始めた人も多いはず。
この記事を書き始めた時点で、ボクも焦り始めた人間のひとり(笑)
年賀状
年賀状という習慣は古く、百済から中国式の「暦」と「文字」が入ってきたのが6世紀頃、この「暦」が大和朝廷に認められたのが7世紀、この頃に政治的な伝令書を届けるために「駅馬」を置き「飛駅便」制度がはじまり、その後から日本でも「年賀の書状」が始まったとされています。
ただ、だれがどのように始めたのかは、史書が残っていないために正確な所はわかっていないのがホントのところようです。
ともあれ、年賀状の歴史はとてつもなく古く、江戸時代には庶民の暮らしのなかでも身近な存在になっていました。
現代の年賀状
コンピュータが家庭に普及して、手紙も手書きから電子メールへ大きく移行した現在。
手軽にパソコンや携帯電話(スマートフォン)でメール、さらにはSNSをつかったサービスで「年賀状」の習慣も大きく変化しました。
ボクの友人でもSNSでつながった友人には「年賀状」ではなく電子メールやSNSで「公開」と云った方法で挨拶をするそうです。
これなら確かにコストも手間も省けてとても便利です。
SNSの普及はこれまでは、リアル(実際)に出逢った人とのコミュニケーションから、顔を見たこともない人名前(もしくはハンドルネーム)だけ知っているとのコミュケーションネットワークを誕生させてました。
インターネットが普及する依然とくらべ「お友達」の数が急増、人間関係が爆発的に拡大したはずです。
もし仮にそれらに人すべてに「年賀状」を書いていたら、ただでさえ年末の忙しい時に時間がいくらあっても足りません。
そういった意味では「電子年賀状」も現代にはふさわしい手段のひとつと言えるでしょう。
いまこそ手書きの年賀状
「電子年賀状」を肯定しました。
こんな時代だからこそ、手書きの「年賀状」がより特別な挨拶に昇華したのでは?
でも1からすべて手書きで書くにはやはり現代人、仕事や育児など追われる人たちには時間が足りません。
過去・現在に至る年賀状(あくまで郵送)を補助する手段として下記の方法がります。(他にもまだあるかも)
- プリントゴッコ(家庭内)
- 写真印刷(カメラ屋さん・家電量販店)
- 写真印刷(自宅)
ただ、これで完結させてしまうと「電子年賀状」のように誰に送ってすべて均一的な(クオリティーは維持できるけど)年賀状になってしまい
1対多
ビジネスでいうと(C to B)になってしまいます。(ビジネスならいいけどね)
これを(個人対個人・C to C)の関係にもって行きたいのが「手書き」の要素。
もらった方も「このハガキは私だけのために」ていう気持ちが伝われば、より相手に挨拶として伝わるはず。
デジタル時代のもらって嬉しい年賀状
- 宛名は手書き
- 相手を特定できる一言を添える
- 印刷もできればオリジナルで
宛名は手書き
せめてこれだけは手書きで送ることだけでも好印象アップです。
相手を特定できる一言を添える
たとえば「昨年はセミナーでご一緒できて光栄でした」とか「まさか〇〇で逢えるなんて!嬉しかったです」など、お互いの共通の話題・接点を書くコトで、他のだれでもない「この年賀状はあたなの為に書きました」という意思が、例え均一的な年賀状でも十分伝わるはずです。
印刷もできればオリジナルで
とはいえ何百枚もの年賀状を書く場合は、2の一言も難しい事あるでしょう。
そんな時には、この年賀状のデザイン・写真は「私だけの年賀状です」という要素があればこれもOKだと思います。
私は絵を描いたりデザインなんかできません!という方も、コンパクトデジタルカメラやスマートフォンを使って写真を年賀状に使う方法ならカンタンです。
デザイン(写真)も、干支にあたる動物の写真を撮ったり(2016年は猿なので動物園で撮ることができますね)最近始めた趣味や今年一番の出来事(旅行や子供の誕生)などの写真でもボクはOKだと思います。
ただし、宝くじに当たったからといって「札束のバスタブに入っている写真」は止めた方が無難です(笑)
さじ加減は相手に不快を与えないって事が大切、むしろあきれられる(笑いを誘う)くらいがちょうどいいかもしれません。(個人差があります)
きょうの文具
年賀状に使いたい万年筆
筆DEまんねん(ふででまんねん)
なんかふざけたネーミングの万年筆ですが、名前とは裏腹にじつは驚くべきポテンシャルを秘めています。
1本で大中小の筆を再現M
ペン先を寝かせる(立てる)角度で文字の太さを変える事ができます。
まるで筆ペン?
ボクの字が下手なことはひとまず棚に上げておいて、こんな風に万年筆なのに筆で書いたよな文字を表現することができます。
もちろん万年筆なので、横文字(英文)にも対応できます。
筆DEまんねん
こちらは価格的にも安いのでちょっとお試してみたいという方にオススメな1本
宛名書きも
字が下手!と言う人(ボクを筆頭に)太く堂々と書けばそれなりに見えます。
これも万年筆だからこそ魔術?万年筆なのマジックとはこれいかに(笑ってね)
インク編
年賀状に書く場合「黒くはっきり」というのが礼儀とされています。
そこで墨香
ボクの場合は毎年このインクを愛用してます、「墨香」と名前のとおりインクからかすかに墨の香りが漂います。
これでなんとなくモチベーションもアップするのが、根が単純な証拠(笑)
もちろんこのインク「墨香」ではなく一般的な「ブラック」なら何の問題もありませんが、「ブルー」「ブルーブラック」は年賀状に使うのは避けた方がよいでしょう。
ラメ入りインク
2015年年末、一躍話題になった金・銀のラメが入ったカラーインク。
現在のラインナップで探してみたらダイアミン・シマーリングインク「Night Sky」が一番黒いインクでした。
黒い文字の中に光る銀粉が見えるでしょう。
(写真は銀粉が目立つよう露出補正を加えてあります、実際はこれよりも黒いインクです)
現行のインクの中で一番「黒い」インクですが、ちょっと目上の方に送るのは少し抵抗があるので、文具好きな仲間にはこのインクを使ってみよう!と心に決めたこの年末。
インクジェット年賀ハガキに書けるペン
写真用インクジェット年賀ハガキは高画質な写真印刷ができるので、自分で撮影した写真を年賀状に印刷するのみは最適なハガキです。
ところが「ハガキにひとこと添える」には万年筆は使えません。
ボールペンなら書けるのですが、それもちょっと味気ない?という人にはこちら
インジェニュイティ
パーカーから発売されている5th世代ペンと呼ばれる「インジェニュイティ」
写真用インクジェットハガキのつるつるした面でも、じつになめらかに文字を書くことができます。
パーカー・インジェニュイティ
ちょっと高級筆記具になってしまいます。
そこで三菱・Uni Ball AIR
2015年12月に発売になったばかりの新製品。
例えるなら「筆Deまんねん」のサインペン版?のような書き心地、ペン先がしなり止め刎ねが表現できるので年賀状にも使える筆記具の登場です。
三菱 Uni Ball AIR
歳の瀬のまとめ
なにかと忙しい現代人です。
全部印刷で!メールで!というのもまぁ仕方が無いご時世ですが、どうせならもらって嬉しい年賀状を送りたいもの。
形はどうあれ、相手に気持ちをどう伝えることができるか?
ただ年に一度のごあいさつ、せっかくなのでちょっとほと工夫を加えて送るのも楽しいものと思います。
そんな楽しみ方をもとめる人へこの記事をおくります。
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