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TWSBIファンにオススメ!ボトルに残った最後の1滴まで吸入できるオプション TWSBIパイプ [文具]

公開日: : 万年筆, 文房具

TWSBIから、ダイヤモンドシリーズやコンバーターに装着して、インクボトルの底に残ったインクを無駄なく吸い上げる事ができるTWSBIパイプが登場

TWSBI パイプ パッケージ


 日本でもすっかり人気万年筆になった台湾ブランドの万年筆TWSBI(ツイスビー)は、スケルトンのオシャレなボディに加えて手頃な価格と、鉄ペンらしくない滑らかな書き心地の万年筆として、発売以来多くのファンを魅了しています。
そして、国内外の万年筆ブランドがカートリッジ式を採用している中で、TWSBIははじめから本体吸入式を採用していて、昨今のカラー万年筆インクファンにも支持を集めている理由です。
特にTWSBIダイヤモンドは、スケルトンのボディにダイヤモンドカットが施されていて、光に当てると中のインクがキラキラと輝いて見えるのも、TWSBIならではの魅力であり大きな特徴です。

本体吸入式のデメリット

 本体吸入式であるTWSBIの各シリーズは、万年筆インクボトルにペン先を浸けてインクを吸い上げるシステムで、メリットとしてコンバーターを使わずにさまざまなカラーインクを万年筆で楽しむ事ができます。
TWSBIに限らず本体吸入式を採用している他社の万年筆(Mont Blancマイスターシュテック149やPelikanマイスターシュテックM1000など)も同様ですが、ペン先の先端から吸入するのではなく、ペン芯と呼ばれているパーツにある吸入口にインクに浸していないと物理的に吸い上げる事ができないために、インクボトルの底に残った数cm分のインクは使えないというデメリットがあります。

TWSBI パイプ

TWSBI パイプ


 本体吸入式のデメリットを補い、インクボトルの底に残ってしまう数cm分のインクも無駄なく吸入するためのオプションが2022年春(日本では6月)から発売になりました。

本体と繋ぎます


商品名はストレートに「TWSBI PIPE(パイプ)」(以下TWSBIパイプ)と、万年筆本体に取り付けるパイプのイメージです。

How to TWSBIパイプ

How to


 使い方は至ってシンプルで、TWSBIダイヤモンドシリーズ(ダイヤモンドとダイアモンドミニ)のペン先部分を取り外し、本体軸にTWSBIパイプを取り付け、尻軸を回転させてインクを吸入するだけです。

対応万年筆

TWSBIダイヤモンド


TWSBIブランドの万年筆でTWSBIパイプが使用できるのは以下の通り
・TWSBIダイヤモンド
・TWSBIダイヤモンドmini
・TWSBISWIPE専用コンバーター

TWSBIエコやTWSBIGo、TWSBIVAC720シリーズは形状が異なるためにTWSBIパイプの御利益は受けられません。
また、一部海外のサイトSNSでヨーロッパサイズのコンバータに使用できるとの投稿があるようですが、本体サイズが大きいために実際には使用できないとの事です。

エコなTWSBIパイプ


 インクボトルの底に残ったインクを無駄なく吸い上げるために、TWSBIパイプのノズル部分の長さはおそそ80mm。
この長さがあれば、深いインクボトルとして知られるパイロットコーポレーションの人気万年筆インク「色雫彩(いろしずく)」の50mlボトルの底にだって十分届きます。

ボトルの底に届く長いノズル


最近のトレンドでインクボトルは小型化(小容量)してきているので、よほど特殊なインクボトルでないかぎり、TWSBIパイプで吸入できないボトルはないはずです。

余談

 万年筆インクファンの間では、空になったカートリッジにシリンジ(注射器)を利用して、インクボトルからインクを移す人たちも多くいます。
もちろん筆者も、万年筆インクを無駄にしないためによく使う方法ですが、本体吸入式の場合にこの手法は使えませんでした。
今回、TWSBIダイヤモンドシリーズとTWSBI製コンバータに限定はされますが、シリンジを用いずに、スマートなインク吸入が可能になったのは嬉しい限りです。

TWSBIパイプ 取り扱い

世界の筆記具ペンハウス サイト


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