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万年筆で書ける和紙でできたノートブックWashi notebook[文具レビュー]

公開日: : 最終更新日:2018/09/12 文房具, 製品レビュー

万年筆で書ける和紙でできたノートブックWashi notebook

 

Washi Notebook

日本の古来の技術で生まれた和紙は、耐久性に優れ長期保存にも適した紙として長く日本人に親しまれてきました。

しかし、最近は洋紙に押されて小売店の店頭で見る機会も減ってしまい、日常使いとして使う人も少なくなってしまったのが現状です。

そんな和紙の良さをと特製を活かしたノートブックが発売になりました。

大きな特長は和紙なのに両面に筆記が可能な事と、万年筆を推奨している点です。

本来和紙は紙漉(かみすき)という行程で表と裏ができてしまい、その紙質は大きく異なります。

それを紙業メーカーが試行錯誤の末、両面筆記が可能な紙の開発に成功し、その紙を使用して1冊のノートブックとして完成したのがこのWashi notebookです。

早速、このノートブックを使って試し書きをしてみたのでその感想を紹介します。

まずは両面筆記はホントに可能?

どんな紙にも表と裏があって、微妙に表面が異なります、まして和紙ともなればその差は歴然、はたしてその結果は?

表面

表面

 

まず表面を万年筆でさっと筆記してみると、高級紙に万年筆で筆を走らせているような感覚でとても気持ちよい書き心地です。

知らずに使えば和紙とは気がつかないほど、それでいて和紙の質感もしっかり楽しめる用紙です。

 

裏面

裏面

見た目には変わらない裏のページを筆記してみると、和紙の裏とは思えない意外なほどスムーズな書き心地を体感できます、わずかながら紙にペン先が掛かる筆感が指先に伝わってきましたが、決して悪いものではなく一文字一文字をしっかく書きたい人には裏ページの方がしっくりくるかもしれません。。

 

裏抜け

裏抜け検証

両面に書けると言っても、万年筆を使うユーザーが1番気にするのは裏抜け、高級ノートブック(価格が高いという意味も含めて)でも全てが万年筆の筆記に適しているとは言えず、裏抜け(裏ページにインクが浸透しまう現象)してしまうモノもあります。

<写真>は下のペン先筆記の裏です。

また手漉き和紙は吸水性も高く過剰に万年筆インクを拡散させてしまう事もある紙ですが、このWashi notebookは両面共に筆記が問題無く可能でした。

表裏の違い?

手触りチェック

見た目にの違いがわかりませんが、指で触れると表裏の違いは明らかで、この薄い和紙の表と裏両方に筆記ができるのはちょっと驚きのノートブックです。

各メーカーの万年筆で試し書き

万年筆の種類で書き心地は変化するのか?を試してみました。

各メーカー別万年筆で筆記

大手万年筆メーカーの代表的な万年筆で試し書き

メーカーによる書き心地の差はほとんど感じることはありません、少々例外的なのは¥1000-万年筆PILOTのKAKUNO、スチールペン先なのでより引っかかり感が出ましたがこれはメーカーの差ではなく価格の違いといてるでしょう。

あえて違いがあるとすればペン先の太さによる差があるのかな?と感じます。

ペン先比較

オーソドックスなF(細字)M(中字)B(太字)で試し書き。

ペン先では?

FとMではその差は感じませんでしたが、Bだとインクが和紙に少し滲む感じです。

好みが分かれるかもしれませんが、和紙に書いている実感があり大きな文字でガシガシ書きたい人には滲みを楽しみたい人にはB(太字)もオススメです。

今回のWashi notebookはA5サイズ、このサイズならガシガシ書いても気にならない大きさだと感じます。

試筆は方眼タイプを使用しましたが、横罫や無地なら太字の万年筆でガシガシ書くには良いかもしれません。

万年筆意外の筆記具でも試してみました

その他の筆記具ではどうかな?

定番筆記具からセレクトしたのは下記のラインナップ
・消せるボールペンとして人気のPILOTフリクションボール
・滑らかな書き心地で人気を誇る三菱ジェットストリーム、
・水性ジェルインキボールペンでは売上げNo1ゼブラのサラサ
・ローラーペンはトンボZOOM
・シャープペンシル0.5mm HB  ぺんてるKERRY
・蛍光のマーカーペンはPILOT SpotliterVW

結果、意外だったのは蛍光ペン!裏から見たときにうっすら色がわかる程度で抜けはありませんでした。
唯一抜けてしまったのはトンボZOOM、水性でインクフローの良さが徒(あだ)になったのかもしれませんが、水性顔料ジェルインクを採用したサラサが抜けなったのでメーカーによるインクの微妙な差があるのかもしれませんが、Washi note対応出来る筆記具の幅の広さを感じさせます。

もうひとつの特長

指ですっと切り取れる特殊な製本加工。

という事で、携帯できるWashi Notebookを便箋としても使えます。

便箋としてのWashi notebook

また、ノート一冊を持ち歩かずに数ページを切り取ってA4サイズのバインダーノートにリフィルとしても楽しむ事も可能です。

近年、システム手帳の復活とリングノートユーザーがオリジナルリフィルを楽しむという文具スタイルにも人気が集まっているので、こんな使い方も面白いと思いますよ。

専用パンチを使ってリフィル化

 

まとめ

Washi notebookはその名前のとおり、和紙の感覚を持ちながらページ両面が万年筆で筆記できる初めてのノートブックです。(推定)

2017年から東京・京都で開催されている紙博の人気を見てわかるように(ホント凄い人数が集まるイベントです)今、文具界で「紙」が注目を集めています。

そんな中で、万年筆推奨の和紙がそのまま1冊になったノートブックは紙愛好家にはたまらない製品と言えるでしょう。

既存の紙ではモノ足らない紙好きな方、和テイストなノートブックを万年筆で楽しみたい方、そんなあなたにオススメしたい新しい体験ができるWashi notebookです。

 

Washi Notebookデータ

販売 IXAS

商品名 Washi notebook

タイプ A5横罫線・A5方眼・A5無地

価格 ¥1512-

現在、購入できるのはIXASオンラインサイトと世界の筆記具ペンハウスで購入できます。

IXAS https://ixas.buyshop.jp

世界の筆記具ペンハウス https://www.pen-house.net/brand/brand0386.html

この記事は2018年9月現在の情報です、以降価格や仕様の変更があるかもしれません。

上記URLから最新の情報を確認お願いいたします。


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