初心者でも安心?4Cリフィルでボールペンカスタマイズ入門[文具]
4Cリフィルではじめるボールペンカスタマイズ入門。
前回のリフィルアダプター記事では「わからなーい!」という声をいただきました。
たしかに、いきなりリフィルアダプターだの4C規格がどうのこうの・・・。
一般の人がわかるわけないので、これはボクの解説不足。
その反省を踏まえて、今回は基本に立ち返り4Cリフィルってなんぞや!?
というお話しを。
ボールペンリフィルは純正品を!
プリンターインクメーカーの台詞のようですが、ボールペンも同じです。
そもそも、ボールペンなんて小さな文房具屋さんの店頭でも数十種類のボールペンが並んでいます。
- フリクションボール
- ジェットストリーム
- ビクーニャ
- サラサ
- ハイテック
- シグノ
- パワータンク・・・
商品銘をあげるだけで、今回のブログが終わってしまうほど。
当然のことながら、ボールペンの種類だけリフィル(これも専門用語?いわゆる替え芯の事です)の数もあるわけで、当然規格(サイズ)も事なります。
なので、当然のことですが、純正品をオススメする、以前に規格が違うので純正品しか使えません。
インクの種類
- 油性
- 水性
- ゲルインク
- エマルジョン
一概にボールペンインクといっても、大きく分けてこの4種類があります。
油性インク
三菱鉛筆「ジェットストリーム」
ぺんてる「ビクーニャ」
とんぼ「リポート」
パイロット「DrDRIP」「アクロボール」
水性インク
パイロット「Vコーン」
三菱鉛筆「ユニボールアイ」
ぺんてる「ボールぺんてる」
ゲルインク
パイロット「ジュース」
エマルジョン
ゼブラ「スラリ」
4Cリフィルってなんぞや?
とにかく、種類やサイズが群雄割拠?百鬼夜行?の文具筆記具業界の怪。
統一規格がありません・・・
インクに至っても、たくさんの種類、ボールペン本体でも数多い種類、これを規格統一するのはとてもじゃありません。
そこに4Cという謎の規格
唯一?多色マルチタイプボールペン(4色とかシャープペンシル機能付き)に4Cと呼ばれる規格があります。
長さ67mm 軸系2.3mm
ただしメーカー公認というわけではなさそうで、ものによって微妙にサイズが異なります。
4Cリフィル対応ボールペン
2014年に発売された4Cリフィルが使える、初のジェットストリーム
シャーボX リフィルの数がハンパなく、油性・エマルジョンにインクカラー豊富さが魅力!ただし・・・
ビジネスパーソン向け LAMY2000シリーズの4色タイプ
この他に、ロトリングのマルチタイプも4Cが使えます。
使えるけれど・・・
日本では老舗のゼブラ・シャーボXは早くから4C規格(相当?)のリフィルが発売されていたので、LAMY20004色ボールペンユーザーはリフィルにシャーボXを使っていたのですが、上記で記した4Cの規格は長さ67mm 軸経2.3mmと書きました。
ところが、シャーボXは長さ67mm 軸経2.4mmと軸経がわずか0.1mm太い!
この0.1mmがボールペン本体の軸受け(リフィルの差し込み側)が広がってしまい、いざ純正のリフィルを使おうとすると、隙間が生じてしまいぐらつきが出てしまう事があります。
インクのカラーバリエーションを楽しみたいという方は、なにとぞ自己責任で(笑)
デザインは秀逸なドイツの名門LAMY、1960年代に2000年になっても色あせないペンをのコンセプトで発売された2000シリーズのファンは多く、このボールペンで日本製インクを使いたい!という要望が・・・一部マニアの間で声があがっていました。
2014年三菱鉛筆ジェットストリームがマッドブラックなビジネスモデルを発売、初の4Cリフィルの登場でLAMY2000ファンが唸った・・・とか。
実際ボクもLAMY2000ボールペンにジェットストリームリフィルを入れてつかっています。
LAMYのインクが悪い訳ではないけれど、やはりジェットストリームの書き味は滑らかです。
しかしながら、今回のジェットストリームプライムは3色モデルなので、LAMY2000ボールペンの4色にグリーンの1色が足りません。
4色揃った「ジェットストリームアタック」ならガンダムを倒せたかも?
(そういうオチかい!)
*ガンダムをしらない方はすません、スルーして「まとめ」へどうぞ。
まとめ
2014年行われた第4回OKB48(お気に入りボールペン総選挙)では、三菱鉛筆ジェットストリームは4年連続の1位を獲得。
名実ともに日本一のボールペンですが、このなめらかさが仇となって、使う手帳やノートによって裏抜け・裏移りがするので「嫌い」というユーザーがいるのが現状。
筆記用具は自分のつかっている手帳やノートとの相性も大切なポイントです。
4Cリフィルを使ったカスタマイズとは、じぶんの好みのボールペン本体で、好きなインクが使える環境をユーザーは求めているようです。
ボールペンは万年筆のように、簡単にインク交換はできませんが、前回の記事で紹介した「ボールペンリフィルアダプター」とあわせて、ボールペンでのインクバリエーションを楽しんでみてはいかがでしょうか?
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