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万年筆をインク容量で選ぶのならTWSBI万年筆がオススメ[文具]

公開日: : 万年筆, 万年筆インク

インク容量で選ぶなら、TWSBI万年筆

TWSBI VAC700R

万年筆にインクを補充する場合、カートリッジ式と本体吸入式のふたつの方法があります。
どちらが、優れているとかのお話ではなく。個人の好みによる嗜好に委ねられるポイントです。

カートリッジ式のリット

インクカートリッジ

カートリッジ式のメリットといえば、インクの交換が容易で初心者にもわかりやすいシステムといえます。
また、カートリッジ式は別売の補助器具コンバーターと併用できるケースが多く、汎用性があり、各メーカーから発売されている万年筆の多くはこのカートリッジ式を採用しています。

本体吸入式のメリット

本体吸入式は文字通り、万年筆本体にインクを吸入する仕組みで、モンブラン万年筆のマイスターシュティックや、パイロットコーポレーションのカスタム823などはこのシステムを採用しています。
初心者からみると、マニアックとも見えるシステムで取っ付きにくいイメージがありますが、インクボトルから直接吸い上げることを前提に作られているので、市販のカートリッジインクにはない、好きなインクを使うことが可能になっています。
カートリッジ式でもコンバーターを使えば、本体吸入式と同じメリットを受けられますが、インク容量という視点で見ると、両者には大きな違いが見えてきます。
大容量を優先するなら本体吸入式
もし、一回の吸入でより多くのインクを補充したいというユーザーには、本体吸入式がおススメです。

本体吸入式のインク容量

モンブランマイスターシュテック149は本体吸入式の代表モデル

各社から発売されている、といって本体吸入式(プランジャー式)のモデルは少なく、国内ではパイロット万年筆・セーラー万年筆から、世界的なブランドはモンブランのマイスターシュテックやペリカン万年筆のスーベレーンM(万年筆)シリーズが有名です。

本体吸入式のインク容量

こうしてみると、海外の万年筆では主力ラインナップが本体吸入式というもの面白く感じます。容量は不明ですがLAMYの人気定番モデルのLAMY2000万年筆も本体吸入式ですね、スリムな筐体のためインク容量は決して多くはなさそうですが。

TWSBI万年筆

TWSBI万年筆

本体吸入式を採用した万年筆の中では、パイロット万年筆「カスタム823」ペリカン万年筆「スーベレーンMシリーズ」が1.5mlを筆頭に、モンブラン万年筆マイスターシュテック149/146の1.3mlも大容量といえる万年筆です。
実用レベルでなら、十分といえるスペックですが、さらにこの上をいく万年筆が存在します。
日本では、2017年から文具店で姿をみかけるようになった、台湾の三文堂筆業有限公司から発売されているTWSBI万年筆は、基本的に本体吸入式を採用したスケルトンな筐体が特等的な万年筆です。

フラッグシップモデルダイヤモンドAL580(パンチピンクモデル)

フラッグシップモデルの「TWSBIダイヤモンドAL580」、エントリーモデルに位置づけされる「TWSBIEco/EcoT」ともに、カスタム823やスーベレーンMシリーズを大きく上回る2.0mlという「エコタンク?」と言いたくなるような大容量インクのモデルです。

TWSBI V700R

TWSBI VAC700R(アイリスモデル)

2.0mlでも十分大容量と言えるTWSBI万年筆にはさらに上をいくモデルがあります。
TWSBIVAC700R、VAC=Vacuum Filler Mechabismというプランジャー式(真空式)を採用したモデルで、インク容量はダイヤモンドAL580Rをさらに10%増しにした「2.2ml」を誇る大容量モデルです。
ここまで大容量の万年筆だと、いつインクを補充したのか忘れてしまいそうですが、TWSBI万年筆の特徴でもあるスケルトンな筐体のおかげで、常に中のインク残量が視認できるため、インクの補充忘れによるインク切れとは無縁の万年筆といえそうです。

TWSBIVACシリーズ専用インクボトル

TWSBI VACシリーズ用インクボトル20

TWSBIにはダイヤモンドシリーズ、VACシリーズにそれぞれ専用のインクボトルが発売されています。
大きな特徴は、インクボトルと万年筆がドッキング!?して、手を汚すことなくインクの補充ができる点にあります。
ダイヤモンド用とVAC用では、ボトルの形状は異なりますが、仕組みは同じで、キャップを外した口のネジ溝が万年筆とぴったりと一体化するように設計されているので、インクが外へ漏れ出る心配はありません。

TWSBIダイヤモンド用インクボトル50

また、VAC用はキャップは2層構造になっていて、それぞれレギュラーモデルとミニモデル両方に対応しています。さらに、TWSBI専用ではありますが、キャップをすべてはずせば、各メーカーから発売されているインクボトルと同じなので、TWSBI以外の万年筆でも安心して使えます。

文具愛好家の考察

旅行好きな筆者は、万年筆と一緒に旅する機会も多くて、10年位前までは予備のカートリッジと一緒に持ち歩いていました。
筆者がTWSBI万年筆と出会ったのは、日本で正規輸入販売店が決まっていない状態で、店舗が独自で輸入しはじめた頃で、まだまだメジャーになる以前でした。
この頃といえば、すでに万年筆インクブームの最中で、中に入れたインクが見えるといったメリットで購入しました。
TWSBIといえば、鉄ペンモデルですが、カリカリした硬さはなく、見た目以上に滑らかで柔らかい書き心地が気に入って、TWSBIダイヤモンドAL580・ダイヤモンドmini・TWSBI Eco・EcoT・TWSBISWIPE・TWABI VAC700R・VACmini、さらにTWSBI GOに至っては、国内で発売されるより早く、台湾まで買いに行ったほど夢中になったブランドです。

Amazon公式サイト

TWSBIVAC700Rはこちら
TWWSBIダイヤモンドはこちら
TWSBIEcoはこちら


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