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旅に持って行きたい電子書籍リーダーとしてBOOXLeafを購入した理由[旅ツール]

公開日: : 最終更新日:2022/10/08 ガジェット, 旅文具

旅行に連れて行きたい電子書籍リーダーとしてBOOXLeafが現状ベストな理由

 書籍不況、書店の減少、出版社の倒産(取次も)がニュースになる現在ですが、それでも紙の書籍を愛好するする人は、少なからず存在します。
筆者もまた、紙の本が大好きで常に数冊の本を併読する毎日を送っています。
 コロナの規制もある程度緩和されて、以前ほどではないにしろ、出張や旅行の自由も戻って来ました。
そんな移動中というのが、けっこう素敵な読書タイムであり、外からの電話もなければ、他者から急な依頼を受けることもないので、ある意味理想的で読書に集中できる時間でもあります。
(電車や飛行機の中では基本的に機内モードにしています)
プライベートな旅行であれば、単行本を鞄にいれて持ち歩くのも可能ですが、出張や取材となると、資料やパソコンにカメラといった必要機材が結構重くなるので、あらゆる観点から、荷物のダイエットをせざる得ない状態になります。
その中にタブレットPC(iPad)も含まれるので、これで読書も可能になりますが、雑誌やカラー版の書籍(写真集やガイドブック)はともかく、小説や紀行文やビジネス書はE-INKを使ったKindleなどのモノクロディスプレイを採用した電子書籍リーダーの方が読みやすい上に、目への負担が少なくなります。

といった観点から、荷物のダイエットには電子書籍リーダーが不可欠という判断で、Amazonが販売する電子書籍リーダーKindleを数台使ってきました。
実際、いまでもKindleはいい電子書籍リーダーだと思っていますし、2014年に購入したKindleVOYAGEはトートバックの手帳用?ポケットにすんなり収まるいい相棒です。
購入から8年が過ぎて、バッテリーはまだ健在、ハードとしては問題はありませんが、読み手(私)の経年変化で6インチのディスプレイモニターが見づらくなってきたという現実に直面しました。
次にKindleOASYSを購入してからは、モニターも大きくなり、読みやすくはなりましたが、横長く右手でホールドするグリップが独特の形状で、鞄に収まりづらいのが難点になりました。

Kindleのニューモデル発表が買い換えを決意させた

KindleScribe新登場があだ?


 2022年10月1日に、次世代KindleScribeが発表されました。
10.2インチの大きなディスプレイモニターとはじめて手書機能をを持った、意欲的なモデルです。
確かに、経年変化に晒された身としては大きくて読みやすいことはメリットですが、携帯性能という点からはちょっと違う?のではと、違和感の解消ができませんでした。
そんな中、昨年年末にSKTから発売された「BOOXLeaf」(ブークスリーフ)というE-INKを採用した電子書籍リーダーがずっと気になっていました。
大きな特徴は、Kindleのような配信サイト専用端末ではなく、AndroidOSを搭載したちょっと多機能な電子書籍リーダーです。
ここ10年Appleユーザーだった筆者はAndroidOSに馴染みが薄く、以前購入したAndroidOS搭載のSONY・WALKMANががあまりに使い勝手が悪く、正直いい印象がありませんでしたが、新型KindleScribeが期待とは斜め上の方向に進化してしまい購入意欲が滅、今回はなやんだ結果「BOOXLeaf」を選択することになった次第です。

BOOXLeaf

BOOXLeafとにかく軽い電子書籍リーダー


 BOOXはE-INKを使ったタブレットやパソコン用モニターなどのブランドで、BOOXLeafは電子書籍リーダーに特化したデバイスです。
KindleやKodoのような機種依存の強い専用リーダーではなく、先に書いたとおりAndroidOSを搭載しGooglePlayからアプリの購入も可能です。
ただし、スマートフォンのような使い方できず機能面では制限も多いために、マルチ電子書籍リーダーといった表現がわかりやすいかもしれません。
SKT公式サイト

このBOOXLeafはAndroidOSを搭載したデバイスとしても多機能な面と、もうひとつ他の電子書籍リーダーよりも軽量という利点もあり、出張や旅行の際極力荷物を軽くしたい人や、少しでも多くのガジェットを持ち歩きたい人、またAmazonだけでなく、HontoやDMMブックなどのサイトから書籍を多く購入している愛読家にとってもメリットはあると感じています。

重量比較

BOOXLeafがどれほど軽いのかを実測を交えて比較した結果は次の表のとおり

BOOXLeafは本体のみの重量は176gと歴代のKindleリーダーと比べても、もっとも軽い筐体です。

加えて、物理ボタンを備えた専用カバー(別売)と組み合わせてた場合でも282gとこれも最軽量級といえます。

単行本よりも軽いBOOXLeaf

実際の書籍単行本(ハードカバー)を例にあげると、ベストセラーになった中国のSF小説「三体Ⅲ死神永・下巻」(早川書房)は480gとBOOXLeafより200g重く、ビジネス書で話題になった「独学大全」(ダイヤモンド社)は1070gと比較以前の重さです。

文庫でも京極夏彦先生の本よりBOOXLeafはやっぱり軽かった


文庫本の場合、ページ数が幅広くあるので比較は難しいですが、夏目漱石「坊ちゃん」123gなら荷物にはならなさそうですが、反則的なページ数を誇る京極夏彦「鉄鼠の檻」670gに至っては持ち歩くだけ筋トレかもしれません。

BOOXLeafの重さイメージ

奥野宣之さんのベストセラーとほぼ同じ重さ


このBOOXleafに近い重さはなにかないかと部屋中のものを計測してしてみたら、「情報は1冊のノートにまとめなさい・完全版」(ダイヤモンド社)が287gとほぼ同じ。

モレスキン2冊分の重さ


あと、モレスキンノートブック(ポケットサイズ・ハード)なら2冊分で298g、音楽CDケース付きだと約3枚分295g。

専用ケースのメリット

物理ボタンがついた専用ケース


 「BOOXLeaf」には別売の専用ケースが用意されています。
本体にはないページ送りをするための物理ボタンが備わり、読書を妨げない便利さがこのケースにはあります。
本体だけでも指先でスワイプすればページ送りは可能ですが、専用ケースの物理ボタンでページ送りをした方が、スムーズに次のページに移動してくれます。
別途費用がかかってしまいますが、本体を守る役目とストレスのないページ移動のために、同時に購入することをオススメします

BOOXLeafのここが残念

電源オンから読書までにかかる時間


 いい点をいくつか挙げてきましたが、やはり残念な部分も持ち合わせています。Kindleに代表される電子書籍リーダーはスイッチを押すかカバーの表紙を開くとすぐに読書をはじめられますが、BOOXLeafの場合マルチリーダーとしてのメリットがあるのと同時に、その機能を活かすためにAndroidOSを搭載したことで、立ち上がりに約30秒ほどの時間を要します。
この時間がを長いと感じるか、いや短いと感じるかでこのデバイスの評価が分かれる境界線になっています。
一度立ち上げて、カバーを閉じてスリープモードになれば早い復帰が可能になりますが、スリープ時間の設定いかんで電源オフの状態になる時間がかわるので、注意が必要になります。

総論

 複数の電子書籍販売サイトを利用している人にとっては価格面の問題を抜きすれば、現時点で1番メリットのある電子書籍リーダーだと思います。
また、本体重量面のおいても最軽量なモデルで、持ち歩く際には負担がもっとも少ないデバイスでもあります。
旅行や出張など、移動する機会が多いひとにことメリットの多い電子書籍リーダー「BOOXLeaf」であることは、間違いありません。

BOOXLeaf

“>Amazonサイト


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