無印良品ノートでつくる1日3本の線を書くだけでできる簡単ライフログノートの薦め[文具]
無印良品ノートではじめる簡単ライフログノートの薦め2024年度版
2024年があけました、「明けましておめでとうございます」
新年を迎える区切りに、なのか新しいことを始めようするひとも多いかと思います。
と、同時に正月気分が薄れ、またいつもの日常に生活が戻ってしまうと、新年の決意もどこへやら、毎年「三日坊主」の方もいるのでは?
手帳事情
新年から手帳を始めようとするひとが多いのも、手帳も多くが1月1日を起点にスタートすることから、区切りのいいアイテムが手帳だからかもしれません。
例年9月頃から書店や文具店の店頭に、新年度(翌年1月はじまり)の手帳が並び始めます。
ビジネスツールとして人気がある、高橋書店や能率協会は書店を中心に様々なバリエーションで、選択肢が多いが特徴で、昨年もコレを使っていてから今年もコレという継続して同じモデルを使う人からの支持が高いブランドです。
片や、ハンズやロフト、大型の文具店には書店流通にはない(取次の扱いがない)手帳が並びます。
「ほぼ日手帳」(ほぼ日)や「ジブン手帳」(コクヨ)などはその最たる手帳で、手帳といえばコレ!と指名買いされる人気を誇ります。
ただし、近年大手でもさまざまなコスト高の影響で、発行数の減少や廃盤モデルもあり、一時期のブームからやや右肩下がりの傾向にあります。
そんな中でも、「ほぼ日手帳」や「ジブン手帳」は相変わらずに人気振りですが、初心者がいきなり、これらの人気手帳に」でを出すにはお値段が少々・・・・・・・・・・。
このお値段をラクラク投資するくらいの、スケジュール管理や日々の記録に覚悟を持った人たちなら、12月31日の最後のページまで、しっかり書き終えることができるかもしれません。
が、中には人気の手帳だから買ったけど使い方がよくわからず、でも高いお金を出して買ったから、とりあえずとうか、いやいや記録をつけているひともいるようで、記録をつけることが重荷や苦痛に感じてしまうと、もう翌年にその手帳を買う事はないでしょう。
無印良品100円ノートでつけるライフログ
「せっかく高い手帳を買ったから毎日を記録や予定を書き込まなければならない」という呪いから解放されるひとつの方法は、いつでも辞める事ができて、懐が痛まない手帳というコンセプトで見つけたのが、無印良品計画から発売されている「A5方眼ノート」
このA5ノートには「無地」「横罫線」もありますが、ここでは「方眼罫」でお話しをすすめていきます。
いつ辞めていいという条件で、1年もの長いスパンを1冊にすることは避けました。
この「A5方眼ノート」は1冊100円(税込)なので、自動販売機やコンビニエンスストアのコーヒー1杯分の値段よりも安い、つまり3日でも辞めても心も財布も(ほとんど)傷まない魅力があります。
また、運良く?継続しても1年12ヶ月で1200円で、「ほぼ日手帳カズン(A5サイズ1日1ページ)」の1冊4290円と比較しても、1/3以下のお値段で済むので、コストパフォーマンス的にも優れていることがわかります。
1日3本の線を引くだけのライフログノート
さて、無印良品の「A5方眼ノート」の使い方ですが、基本3本の線を1ページにひくだけです。
なにをどう書くのかは、それぞれの人が自由に使ってもらってかまいません。
ここではあくまで私の1例として紹介します。
横線を上部に1本、下1/4程度と、縦右から6マス目くらいの位置にひきます。
これで1ページに5つのブロックをつくることができます。
記入例
A,日付 2024年〇月〇〇日と天気
B,1日のできごと
C,起床時間・就寝時間またはB欄の項目に要した時間等
D.きょうのTodoもしくはスケジュールなど
E.食事(朝食・昼食・夕食)など
Bブロックは1日の出来事をたっぷり記入するスペースを確保しています。
なれないうちは、何を書いていいのかわからずに空白が続くかもしれませんが、自分だけのことではなく、通勤の途中で気付いた風景や出来事、あるいは家族の出来事などもいいかと思います。
私は、最後の行に妻の事を書き込むようにしています。
左ページの使い方
このノートの使い方と推奨しているのは、筆記は右ページのみ、左ページは空欄のままです。
文具のプロと呼ばれる人の中には、私と同じようにノートの左ページには基本なにも書かないという人がいらっしゃいます。
もったいない!という意見も当然あるかと思いますが、右ページだけに筆記をまとめておくと、ライフログに限らずあとから閲覧するときとてもスムーズです。
両方のページに文字が詰まっていると、視線が左から右に移動する回数が増えますが、右だけならページをめくっても、視線はほぼ固定されているので、閲覧速度はあがります。
また、筆記に使わない左ページも「なにも使わない」にではなく、右ページの補足メモを書き込んだり、観た映画の半券を貼り付けたりと、何かしらメモリーになる紙物(エフェメラ)を添付するページとして活用できます。
こんな風に、書く=右ページ・貼る=左ページのことを「ライト&ペースト」と呼んでいます。
土日の使い方
無印良品「A5方眼ノート」は1冊30ページです。
上記の様に、左ページを使わずに1日1ページの筆記を行うと、単純に30日なら収まりがついても1ヶ月が31日の月はページが足りなくなってしまいます。
また、最初のページには「自作カレンダー」を貼ったり、下記で紹介する「日常生活の習慣管理シート」を貼ったりすると、もうページが足りなくなります。
そこで、他の手帳でもよく見かけるレイアウトの土曜日と日曜日を1ページにまとめる方法を採用しました。
オプション~スタンプを活用する方法〜
1日3本の線を引くだけですが、ある程度の日数分をまとめて線を引く方が効率的です、Todoや朝食・昼食・夕食といった定形項目を一気に書くとなるといささか手間ではあります。
近年までは手書きで項目の一部を書き込んできましたが、そろそろ疲れてきて、文具店で適当なスタンプを見つけて捺すこと始めました。
日常の生活習慣管理シート
フリーランスライターとして、取材などがない限り、終日自宅で仕事をする毎日で、サラリーマン時代の通勤時間がなくなり、朝夕に時間の余裕が生まれました。
ただし、根っからのダメ人間な私は、なにかルールをつくらないと毎日がずるずると過ぎていってしまいそうになるので、生活習慣をしっかり管理するシートを作成して、それをプリントアウトしたものを、この「無印良品A5方眼ノート」のはじめのページに貼り付けました。
その日の終わりに、今日実践(達成)できた項目を赤鉛筆で塗りつぶすことで、1ヶ月が終わったとき達成感を俯瞰することができます。
項目は毎月、見直をしてマンネリ化しないように工夫をしているので、これまで飽きずに継続することができています。
また、「カレンダー」「日常生活の習慣管理シート」をダイソーなどの100円均一ショップで販売しているシールシートに印刷すれば糊貼りの手間が省けて楽に作業ができます。(10枚110円)で売っているのでコストパフォーマンスもいいです。
文具愛好家の考察
筆者は、これまでに「ほぼ日手帳」など10数種類の手帳を使ってきました。
また、「ジブン手帳Biz」は書籍「ジブン手帳公式ガイド」で解説記事まで書かせていただき、それらの手帳がどれほど優れているのかを十分承知しています。
無印良品「A5方眼ノート」を使った月1冊ノートのレイアウトや項目は、それらの優れた手帳を使って来た延長線上に位置しています。
手帳は、買った人がレイアウトに束縛されずに自由に使っていい物だと思っていますが、なかなかそこまでの勇気がないのも事実です。
まずは、手頃に購入できるノートからはじめて、やがては「ほぼ日手帳」「ジブン手帳」を楽しめる人になって欲しいと思います。
*無印良品A5方眼ノートでライフログは、BG出版から2018年に刊行された「無印良品の文房具。」に記事を書かせていただきました。あれから5年が経ち現在もこのノートは継続中で2024年2月に累計120冊目になります。
その間に、いくつかの変更が加わり、今回改訂版というカタチで紹介させていただきました。
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