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デスクで活躍プラチナ万年筆のデスクペン[文具]

公開日: : 万年筆, 仕事術

デスクで活躍プラチナ万年筆のデスクペン

「デスクペン」

机上で使うことを前提につくられた万年筆やボールペンなどの総称。

携帯をそうていせず、台にペンキャップを固定したペンスタンドの使用が前提なのでクリップはなく(以下省略)

文房具大辞典

出典「文房具大辞典」文具王高畑正幸著 誠文堂新光社刊

SNSで知り合った友人と文具談義をしていたなかで、彼が紹介してくれたのが、このプラチナ万年筆の「デスクペンDPQ-700」でした。

デスクペンの存在は知っていましたが、これまで手にする機会がなく(試筆したことはありましたが)特にこれといった感想はありませんでしたし、また執筆の依頼も無かったので、これまでスルーしてきたのですが、今回あらためて手にして見て、これって意外に実用性が高くない?と思感じたので、早速1本購入してみました。

プラチナ万年筆デスクペンDPQ-700

デスクペンの定義については、上記の「文房具大辞典」の解説通りで、プラチナ万年筆から発売されている「デスクペンDPQ700」もそれに準じています。

筆記をする場合、嵌合式のキャップを取り外して書くだけ、尻軸(後方)は細く槍のような形状のため、キャップはデスクの上に置いておく必要があります。

(考察にも書きましたが、デスクスタンドとの併用がベターかと思われます)

書き心地


この価格の万年筆なので、ハイスペックな書き心地は期待していませんでしたが、筆記してみてると意外に安定した書き味の筆記具という印象が受けました、なので対費用効果(コストパフォーマンス)としては悪くない1本です。

スペック

「プラチナデスクペンDPQ700」は、メーカーサイトの販売価格は税込770円と、入門用とか万年筆愛好家がお試しで買うことができるリーズナブルな設定で、パイロットコーポレーションのKAKUNOよりも安くて、ネット販売(Amazonなど)を利用すれば、さらにお安く購入することができます。

ペン先は、ステンレス製金メッキ仕上げで、字幅は極細(EF)、AS樹脂のボディーという低価格万年筆の定番仕様です。

全長が190mmとLAMYsafari(ドイツのブランドでカジュアルさが人気の定番万年筆)が140mmなのと比較して50mmほど長いのは、デスクペンとして手を伸ばしたときにつまんで取り出し易いことに使命を帯びしているからかもしれません。

インクはカートリッジ式でプラチナ万年筆の定番カートリッジを採用、万年筆を取り扱っているお店なら、容易に入手が可能です。

カートリッジが使えるので、同じ形状のコンバーターも使えるのでは?

プラチナデスクペンは、尻軸にかけてしゅっと細くなっているので、コンバーター対応の表記がなかったのか思いましたが、手元にあったプラチナコンバーター700を差し込んでみたら、ちゃんと収まりました。

デスクペンというポジション、役割を考えればパイロットコーポレーションの「色彩雫」のような、多彩なカラーインクの必要性はありませんが、市販のブラック・ブルー・レッド・ブルーブラックなどの定番インクのボトルインクが使えるのはコスト的にありがたいお話しです。

文具愛好家の考察

デスクペンとして1番のメリットは、専用のペンスタンドとの組み合わせての使用で、片手でキャップ部分から外して即筆記ができるといことでひと手間省略することができます。

今回、ペンスタンドが間に合わなかったので、写真を添えることはできませんが、あえてネジ式のキャップではなく、嵌合式(カチッとキャップから引き抜くあるいは、キャップを取り外すイプ)を採用していのは、これが理由と思われます。

デスクで頻繁にメモをとる機会が多くて、かすれのないくっきりしたインクで筆記したい方にはオススメできる筆記具といえます。

ボールペンよりも筆圧が低くても、しっかり筆記ができるデスクペンは、いま一度見直されてもいいのかなと、ふと思った次第です。

余談:今回購入したデスクペン(レッド)には、「赤」の万年筆インクが付属していましたが、試筆に際してはプラチナ万年筆のブラックインクを使用しました。

Amazon 文房具大辞典


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