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サライの檸檬万年筆と梶井基次郎[文具]

公開日: : 万年筆, 書籍(本・雑誌)

雑誌サライ付録の檸檬万年筆と梶井基次郎

月刊雑誌「サライ(小学館)」に「ミニ檸檬万年筆」の付録がついた2022年6月号が発売されました。
これまでにも「檸檬万年筆」を付録につけた号が過去にも発売されてきましたが、今年もふたたび(いや三度か?)登場しました。
舶来筆記具の輸入販売を手掛けてきた丸善書店とサライがコラボレーションした檸檬万年筆と「サライ」について紹介します。

レモンを漢字で表記すると、まず最初に頭に浮かぶのは作家梶井基次郎の代表作「檸檬」です。
中には、さだまさしのシングル「檸檬」を思い浮かぶ人もいるかもしれませんが、ここは梶井基次郎に席を譲っていただきたい。

梶井基次郎と丸善書店の関係は?


すでに「檸檬」を既読の方ならご存知のはず、「檸檬」と舞台のなっているのが京都丸善書店というのは周知の事実で、主人公(私)が鬱蒼と気持ちの中で、檸檬を手に丸善書店(旧京都支店)へ訪れ、美術書を積み上げてその上の檸檬をおくことで、颯爽とした気分になって店を出るという、書店サイドからみると迷惑極まりない客の心情を巧みに描いた文学作品です。

2015年丸善書店京都店が開店した時の記念スランプ

ものすごく、ざっくりした解説で恐縮なんですが、サライ6月号には詳細が掲載されているので、ぜひそちらを読んで欲しいと思います。

現在、旧丸善書店京都支店はなく、また主人公が檸檬を手に入れた寺町通りの果実店「八百卯」も店舗を閉めて、この作品の当時を忍ぶ光景はありませんが、2015年ふたたび京都河原町に丸善書店が出店した時には、記念の檸檬カラーの万年筆や文具アイテムが発売になり、積み上げた美術書の上に檸檬が置かれた光景をデザインした記念スタンプも登場するほど、梶井基次郎と丸善書店の密な関係を物語っていました。

ミニ檸檬万年筆


さて本誌に付録としてついてくる「ミニ檸檬万年筆」はミニの名のとおりショートサイズの小ぶりな大きさで、手の小さなひとでも手のひらに収まる可愛い万年筆です。

オリジナルのニブを採用

丸善書店ではこれまでにも、小説「檸檬」をインスパイアしたオリジナル万年筆を発売してきましたが、今月号の付録にでは、サイズ以外を踏襲したモデルで、ニブ(ペン先)には「檸檬唐草」の文様とサライのシンボル駱駝を刻印した万年筆に仕上げました。
定価1300円の雑誌の付録なので過度の期待はしないでいただきたいですが、一度万年筆に触れて見たいという方には、お試しいただく価値はあるかと思います。

カートリッジ

左が付属のカートリッジ(微妙に形状が異なるようにも見えますが使えるようです)

付録とはいえ、使い切りではなく、カートリッジインクを交換すれば何度もでも使える万年筆であることは間違いありません。
本誌では、ドイツのPelikan(ペリカン)社のカートリッジを紹介されていますが、欧州規格(ヨーロッパタイプ)のカートリッジも使用が可能です。
(万年筆本体には、その旨を記した解説書が付属)

本誌の特集

万年筆ファンには魅力ある特集号

万年筆が付録につくとあって、今回の特集記事には、文士と呼ばれた作家が愛用した筆記具と作品についても紹介されています。
夏目漱石や松本清張など誰でもがその名前を耳にしたことある作家とそのペンのなりそめといった物語を読むと、文士ならずとも、興味がわいてきます。

サライ2202年6月号


すでに、完売した書店もあるほど、人気ぶりです。
ミニ檸檬万年筆が欲しいという方は、ぜひ書店の店頭を探してほしいです。
逆に万年筆は必要ないけれど、文士と万年筆の特集は読んでみたいという方はAmazonからKindle版で購入すると、付録付き定価よりも安く購入することができます。

Amazon サライ2022年6月号(キャンペーン価格)


キャンペーン終了後は価格が変更になります(2022年5月25日現在)

Amazonサライ2022年5月号 付録付き

梶井基次郎「檸檬」Kindle版

梶井基次郎「檸檬」(角川書店)


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