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TULLY’sCoffee発生産者と消費者をつなぐTALKLIVE開催[レポ]

公開日: : レポート

TULLY’sCoffee TALK LIVE 2016

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大手コーヒーチェーンタリーズコーヒージャパンが関西で、そして日本でも初めて?のイベント「TULLY’sCoffee TALK LIVE」が2016年11月1日大阪梅田で開催されました。
初めての試み「生産者×消費者×TULLY’S」それぞれの立場の人たちが、それぞれの意見や希望をぶつけ合うTALK LIVEの様子をきょうはお届けします。

  • 生産者の声
  • 消費者の声
  • TULLY’SCOFFEEフェロー(スタッフ)の声

その前に、コスタリカとTULLY’SCOFFEEについて

今回のイベントに、日本から13000km離れた中米の国「コスタリカ」のDOTA農園(農協)代表ロベルトマタ氏が来日されて、タリーズコーヒージャパンとの友好的な関係を紹介されました。
タリーズコーヒージャパンが取り組んで今年で9年目となる「MicroLot」システムではコスタリカの生産者が丹精込めて作った59ロットの豆の中から4ロットを選んで表彰し日本で販売する仕組みです。
ここで表彰された豆は、スペシャルリザーブ豆として格付けされて、生産者へは通常の豆よりも高く価格で取引される事で、生産者へフィードバックを行っています。

コスタリカ共和国

赤道下に位置して人口4580000人(2008年)独立から急激に人口が増え、観光をはじめコーヒーも大切な輸出収入になっています。
また、コスタリカとはスペイン語でコスタ(豊かな)リカ(海岸)という意味で、カリブ海と南太平洋に挟まれた自然豊かな国でもあります。

コスタリカ マイクロロット

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そんな国で生まれた「コスタリカ マイクロロット」その選ばれた4種類のロットの豆が店頭に並んでいますが、それぞれ日本での販売地区が分けられいます。
さて、あなたのエリアではどの豆が並んでいるでしょうか?

DOTA農協

ロベルトマタ氏が代表を務める、DOTA農協には約900の生産者が集まり、1960年からそれぞれの農園を管理しています。

それぞれの声

Q1.生産者の1日

自然と共に生きる人たちの朝は早く午前4時に起床、日の出ともに農園で仕事を行っているそうです。
1年を通じて仕事は大きく分けて2つ

  • 農園の管理(樹を植える事など)
  • 収穫(コーヒーチェリーの収穫から加工)

シーズンによって仕事は異なりますが、夕方までみっちりコーヒーと関わって1日が終わります。

Q1.消費者の1日

主婦

  • 子供と主人の食事の支度
  • 家事など

6時起床で主人と子供の送り出しのてんてこ舞いの時間を終えて、コーヒーを飲みながら見る朝ドラを15分が幸せな時間。
概ね、朝の時間は家族の為に費やすのが多いようです。
午後の過ごし方を聞く事ができませんでしたが、朝15分のコーヒーのためにのバタバタ感がとてもリアルに伝わってくるお話でした。
今回の参加者は主婦層が多く、平日の午後の開催だったので、意見が偏ってしまったのは致し方ないですね。

Q1.TULLY’SCOFFEEフェローの1日

アルバイトフェロー(1日4〜8時間のシフト)

  • 朝5時に起床、8時開店に7時には入店して準備を行う
  • コーヒーマシンの準備(エスプレッソマシンとドリップマシンはそれぞれマシンを温め)
  • テイスティング、1杯目はお客様に出さずにフェローが様子をみる。
  • 食材の準備など

8時間勤務では、キャッシャー(レジ)対応とバリスタは半々程度、バリスタも楽しいけれどレジでお客様と対話することが1番好きとのお話しでした。
ちなみに4時間のバリスタでは1日200杯以上のドリンクをつくるそうで、これもまた大変な苦労だな、聞いていて思いました。

Q2.生産者にとってコーヒーとは?

Coffee our life、コーヒー豆を生産するだけにとどまらず、コーヒーそのものが生活であって人生です。
また、農協を統括する者として、収入は生産に関わるすべての人に還元される、まるでアンブレラのような仕組みです。
そうする事で、女性や若い世代が生産者として帰ってくる人たちが増えてきています。

Q2.消費者にとってコーヒーとは?

朝1杯のコーヒーは自分というシステムを起動させるOSのような存在。
午後の1杯は思考を助け、よりクオリティの高い生産性を向上させる為の存在。
趣味として嗜好として、精神に安らぎをもたらす存在。
クリエイティブな仕事をする人に、インスパイアするための液体燃料のようなものかもしれません。

Q2.フェローにとってコーヒーとは?

1日のはじまりとおわりがコーヒー(某エリアマネージャー)
もともとスキだったコーヒーを仕事にしてみて、よりコーヒーが大好きになった。
TULLY’SCOFFEEだけなく、いろんなコーヒーをもっともっと楽しみたい!そんな人生に変化を与えてくれた。(店舗フェロー)

コーヒーを飲みたくなるまとめ

この場所に集まった人たちは、コーヒーが大好きな人たちです。
立場こそ違えど、コーヒーによって生計をたてている人であり、コーヒーで自分の変化を見つけ人、1日の幸せをコーヒーで感じる人、またコーヒーこそがクリエイティブな思考の源と感じる人。
それぞれが、コーヒーを通じて未来を見つめる人たちだと、強く感じたひとときでした。
なんとなくコーヒー好きのためのオフ会のような雰囲気で、最後はロベルトマタさん記念写真と撮ったりして、コーヒーがまた好きになったと同時に。
コーヒーを飲む事、すなわちそれこそが、農園にとっても、カフェ(店舗)にも、そしてボクたちにも幸せが訪れる Win Win Winの関係だと知りました。

TULLY’SCOFFEE

オマケ

最後にボクからロベルトさんに質問
「このコーヒー豆(コスタリカマイクロロット)を1番美味しい飲み方は?」
ロベルト氏はこう言いました。
「No sugar.No Milk.No fragrance」
「丁寧にドリップしたコーヒーになにも足さない、ストレートで飲む事が1番美味しい飲み方です」

ロベルトマタ氏に感謝をこめて。
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