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文具の非常時持ち出し用リフィルキットのすすめ[文具]

公開日: : 最終更新日:2022/01/23 ライフハック, 大人文具, 文具モジュール, 文房具

非常時持ち出し用リフィルキットのすすめ

普段使いの筆記具のリフィルをひとつにまとめる

地震大国日本、あまり耳障りのよい言葉ではありませんが、テレビの速報で地震のテロップが流れる機会が増えたように感じます。
近年、阪神淡路大震災や東日本大震災などの大きな禍を経験して、万が一の災害時に備えて非常時持ち出し用の食料や水などの備蓄を準備している人も多いかと思います。

文具愛好家の私たちにとっても災害は他人事ではなく、愛用の筆記具を持ち出せたとしてもリフィル(替え芯)がないと使えません。
そこで、そんな事態が起こる前に、自分が普段使いにしている筆記具のリフィルをひとまとめにして、非常時持ち出し用のリュックや鞄に忍ばせておきましょう。

準備①

普段持ち歩いている筆記具をリストアップする。

    • シャープペンシル・・・デルガード0.5mm、プレスマン0.9mmなど
    • ボールペン・・・フリクションボール4、サラサセレクトなど
    • 万年筆・・・パイロットカスタム743、プラチナ万年筆#3774センチュリーなど

万年筆愛好家の人たちは、限定品やMONTBLANCなどの高額万年筆を持ち出したいと思うかも知れませんが、今回は普段から持ち歩くペンを前提に考えて行きます。
高い万年筆ほど持ち出したくなりますが、MONTBLANCマイスターシュテックやPelikanのSouverrenなどは、本体吸入式なために、インクボトルが必要になるため、非常時持ち出しキットにはカートリッジ式をオススメします。

 

準備②

シャープペンシルリフィル

たとえばシャープペンシルの場合、多くは0.5mm芯ですが、用途によって0.2mmや0.9mm、はたまた芯ホルダーを愛用している人だと2.0mm芯になります。

市販のリフィルはコンパクトなので、そのまま使えて便利です。

幸い、写真のようにシャープペンシルリフィル(替え芯)の市販パッケージは小型のモノが多く、そのまま非常時用に使えます。

その他のサイズのリフィルを愛用している人には

2.0mmの場合、メーカーによって専用ケースは大きい場合があるので、このキットの中にはOTHOの芯ケースを使用して、黒や赤芯を入れてあります。
0.7mm芯は2021年に発売になった三菱鉛筆EMOTTに付属するリフィル芯ケースが理想的なサイズなので、そのままカラー芯を入れてもよし、あるいは使用頻度のおおいシャープペンシルリフィルと入れ替えても便利です。
そのほか、近年クラフト作家さんが手掛ける木軸の芯ケースも人気で、それらを使用するのもカッコイイです。

その他のリフィルはオプションで補いましょう

 

複数の芯サイズを持ち歩いている人や、いつ何を持ち歩くのかは予測不可という人(筆者も含む)は、手持ちの筆記具の各サイズを用意しておく必要があるかも知れませんが、芯ケースの場合はさほど邪魔にならないので、2種類〜3種類を用意しておいてもいいかもしれません。

鉛筆削り器も一緒に

芯削り器も一緒に持って行きたい

ケースに余裕があれば、鉛筆削り器や芯削り器(2.0mm用)も一緒に非常時持ち出し用キットに加えておきましょう。
鉛筆は構造的に壊れる心配がないという点で、筆記具の中でも優等生ですし、普段から持ち歩いている人にはオススメします。
余談ですが、このサイズの鉛筆削り器を探すのも実は結構楽しかったりして、自分のコンセプトにあったツールを普段から考えておくのも「備え」の一環になるはずです。

準備③

ケースに入れる


適当なサイズのケースを用意します、わざわざ買う必要はありません、お菓子の缶ケースなんかがサイズ的にぴったりです。
筆者はスターバックスコーヒーで買った(なにが入っていたかは忘れてしまいましたが)缶ケースが、リフィルを入れる大きさにぴったりだったので、こちらを使用しました。

この缶ケースの場合、マルチ(多色)タイプのリフィルが入ります

この缶ケースの場合、ゼブラのサラサセレクトといったマルチ(多色)タイプや4C規格と呼ばれるタイプのリフィルが収納可能です。
残念なのは、シングルの単色ボールペンのリフィルだとちょっと長さが足りないので、割り切りが必要になります。

予断ですが、缶と中のリフィルケースが接触して「カラカラ」と音が気になる人には、缶の内側底部分に革の端切れなどを敷いておくと緩衝材の役目を果たしくれます。

端切れの革を缶の底に敷くことで緩衝材の役目を果たしてくれます。

災害に対する備え

備えとしてのリフィルキット

起きては欲しくない自然災害や事故や火災など、いつどこ遭遇するかわからない事が不安でなりません。
ただし、備えと心構えがあればしのぎ易くなるもの事実です、もちろん命を守ることが最優先ですが、インフラの寸断で電気が途絶えてしますと、電源を必要としないアナログなツールが役にたちます。

筆者自身もこのキットの内容がベストではありません、さらにブラッシュアップしてより必要なものを絞り込んでいくつもりです。
不謹慎かもしれませんが、こういった準備に費やす時間、セレクトを考える時間も実は楽しくもあるのが文具愛好家なのかもしれません。

今回は、マニアックなユーザー(筆者)によるリフィルだけの「持ち出しキット」を紹介しましたが、災害時に備える備蓄品や非常時に持ち出す荷物の中にも、手帳や筆記具そしてリフィルも合わせて用意して置くことを強くオススメします。


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