*

サクラクレパスcraft_lab004はどう進化したのか?展示会から最速レポート [文具]

公開日: : 大人文具, 文房具

大人が胸を張って使える筆記具として登場したSAKURA craft_labシリーズの最新作は多機能ボールペンへと進化!

サクラクレパスが2019年9月に発売するcraft_labシリーズの第3弾にあたる004を発表。
毎年大阪で開催される文紙メッセの特設ブースでお披露目されました。

SAKURA craft_lab

2017年9月にサクラクレパスは「新しい懐かしい、をつくる。」をコンセプトに「かく」たのしさを呼び覚ます大人の筆記具craft_lab001と002を発売しました。

文紙メッセ会場の
サクラクレパスブース

昨年はSAKURA craft_lab003が発表されて、新しいSAKURA craft_labは文紙メッセの会場で発表されるという空気があって、今年(2019年8月6日から7日に開催)も真っ先にサクラクレパスのブースに駆け込んだ文具ファンも多かったのでは?
その期待を裏切らない物欲を掻きたてる新SAKURA craft_labが発表されました。

craft_lab004

大きな特徴はこれまでの単色ボールペンとしてラインナップされているSAKURA craft_lab 001/002/003と異なり初めての多機能ボールペンとなって登場しました。

SAKURA craft_lab 004

ラインナップ4種類

シリーズ初となる2色ボールペン+シャープペンシルのマルチTypeはボディカラー4色、どのカラーもシックな大人を感じさせる配色で、常に1本持ち歩きたく雰囲気を醸し出しています。

  • #22 ガーネットレッド
  • #44 アッシュグレー
  • #30 ボルトグリーン
  • #49 エボニーブラック

共通仕様

1.上軸にはアルミを採用し、下軸は真鍮(もしくは洋白)、これが筆記時に書きやすいバランスを再現しています。
2.頭冠にはサクラマークを再現し、軸を回転させる部分のローレットの切削りはSAKURA craft_lab001を継承するデザイン。

サクラマーク

ローレット

3.上軸の表面にはヘアラインとアルマイト処理を施してSAKURA craft_lab独特の雰囲気を醸しています。
4.004ではじめて搭載されるシャープペンシル機能とあわせて消しゴムも搭載、他の多機能ボールペンに付属する消しゴムより一回り大きくさらに汚れが目立ちにくい黒色を採用しています。

大きな黒消しゴムを搭載

気になる素材洋白って?
共通仕様1で記載した「洋白」という素材、ボクの勉強不足か?筆記具の素材として初耳だったこともあり、調べてみると?

銅Cu/亜鉛Zn/ニッケルNiを下記の割合で化合した合金

  • 銅 50%〜70%
  • 亜鉛 10%〜30%
  • ニッケル 5%〜30%

と説明を聞いてもなんだかよくわからない合金「洋白」ですが、私たちの身近にあるもので例えると・・・

 

500円硬貨この500円硬貨が洋白と呼ばれる合金製のモノにあたります。
真鍮はこれまでのSAKURA craft_labにも採用されている素材ですが、新しく洋白という素材を採用してくるのもサクラクレパスの挑戦的な試みです。
*洋白=ニッケル黄銅、通貨の業界では同じ合金でも洋白ではなくニッケル黄銅という呼び方をしているようです。

SAKURA craft_lab 004
#22のガーネットレッドと#44アッシュグレーが洋白仕様モデル

#30ボルトグリーンと#49エボニーブラックは真鍮を採用したモデル

標準インキとオプションインキ

水性ゲルインキ4色

機能ボールペンのSAKURA craft_lab004には、黒と赤の水性ゲルインキを標準で搭載していますが、オプションとしてブルーブラックとクリムゾンレッドの2色が当時に発売されます。
万年筆ユーザーには馴染みのあるブルーブラック、深みのあるクリムゾンレッドを好みに応じて使い分けできるのは、近年のカラーインクバリエーションを楽しむユーザーにはより個性を演出できるポイントになりそうです。

1本で3役のマルチプレイヤー

004は001とほぼ同じサイズ


自宅で使用する筆記具はシングル機能の方が使いやすいと思うボクですが、外出時や旅行の際は可能な限り持ち物は少なくしたい、そんなニーズにぴったりとくるSAKURA craft_lab004は書きやすい水性ゲルインキ黒と赤、そして普段使い慣れしている0.5mmのシャープペンシルの組み合わせで、ほぼこれ1本で完結できる機能とデザインを持ち合わせている、現時点で最高のマルチツール筆記具になるそんな予感がしています。
発売は2019年9月下旬、たのしみでなりません。

SAKURA craft_lab 004の基本データ

◇craft_lab 004多機能ボールペン(2色水性ゲルインキボールペン)
仕様
■全長133mm/軸径10.9mm
■ボール径0.4mm/シャープペンシル芯径0.5mm
■カラー:アッシュグレー/ガーネットレッド/ボトルグリーン/エボニーブラック
■水性ゲルインキ ブラック+レッド(標準セット)
・本体価格¥8000-(+消費税)
・レフィル ¥300-(+消費税)
(ブラック/レッド/ブルーブラック/クリムゾンレッド)
*001/002との互換性はなし


関連記事

アシュフォードから新しいスタイルのシステム手帳レザーリフィルパッドMat[文具]

アシュフォードから新しいスタイルのシステム手帳レザーリフィルパッドMat システム手帳の老

記事を読む

Nikonファンにはたまらない、モレスキンとのコラボノートブック[文具]

Nikon×MOLESKINEは名機NikonF3を再現した限定版ノートブック  

記事を読む

コスパ最高!万年筆カクノにスケルトンモデル登場[文具]

パイロットカクノに新モデル登場 1本1000円で購入出来るお手頃万年筆カクノは若い世代から万年

記事を読む

モンブランインク Jazz Blueはスイングできる名盤インク![文具]

マイルスデイビス(Miles Davis)Jazzblue、モンブランから限定インクで登場

記事を読む

不精さんにオススメ?書かないノート術・映画編[文具]

書かないノート術 白状するとボクはすごい筆不精。 書くことは大好きなのに、日常のログをつけるのが

記事を読む

さらにできるようなった?!フリクションボールノックゾーン!新旧フリクションボール黒さの比較[文具]

黒がさらに黒になったフリクションボールノックゾーン 消せるボールペンとして、いまで当たり前の筆記具

記事を読む

TSUNAGARU NOTE 〜ツナガルノート〜再生ノートは万能ノート![文具]

TSUNAGARU NOTEBOOKERS たぶん、かなりの文具通のひとでもご存じないノートブック

記事を読む

ニトムズのマスキング丸テープはデジタルデバイスの整理にぴったり[文具]

デジタルデバイスのカンタン管理にニトムズのマスキング丸テープ ニトムズ 株式会社ニトムズとい

記事を読む

大人が惚れるサクラクレパスから新ブランド SAKURA craft_lab 登場[文具]

大人が惚れるSAKURA craft_lab は秋の新製品の大本命 サクラクレパスは2017年

記事を読む

TWSBIファンにオススメ!ボトルに残った最後の1滴まで吸入できるオプション TWSBIパイプ [文具]

TWSBIから、ダイヤモンドシリーズやコンバーターに装着して、インクボトルの底に残ったインクを無駄な

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

LAMYSafariのペン先を交換[文具]

LAMYの人気万年筆Safariのペン先を交換する方法  万年筆

明石市立天文科学館のオリジナル文具[文具]

明石市立天文科学館のオリジナル文具 子午線の街明石 子午線の街

日本手帖の会主催・100冊書き比べ総選挙in神戸[レポ]

日本手帖の会主催・100冊書き比べ総選挙in神戸 横浜の市民団体

KawecoのスクラッチペンシルSketchUp5.6[文具]

カヴェコの5.6mmスケッチアップ カヴェコの5.6mm芯ホルダ

話題のコモンプレイスブックを楽しむ為のノートとペン・ジョインドットが発売[文具]

話題のコモンプレイスブックを楽しむ為のノートとペンジョインドットが登場

→もっと見る

PAGE TOP ↑