*

恋するサラサ~fall in love~[文具]

公開日: : 最終更新日:2024/06/21 文房具, 旅する文具

恋するサラサ~サラサにFaii in love~


ずっとそばにいて、それが日常で当たり前だった日々。
ある日突然それが特別な存在に思えて、今になって「愛している」と気付いた瞬間ってないですか?

普段使いには三菱ジェットストリームの濃い書き味が好きで、ほとんど書類作成にはコレ!安定の本妻ボールペン。
セミナーや学習の時には、速記性とあとから消して書し直せるパイロットのフリクションボールはビジネスで例えるなら有能な秘書のようなボールペン。
などと、自分にライフスタイルに合わせて自由にボールペンを選ぶ事ができる日本の筆記具事情のなんて秀逸な事。

もちろんこれ以外にも、パイロットJucieUPや三菱uni-ballSingno、ぺんてるVICUNAなどそれぞれ書き心地の違うボールペンがたくさんあって、ついつい浮気心が出てしまいます。
とはいえ、やはりジェットストリームとフリクションボールは公私にわたり、今では欠くことのできない深い関係です(意味深w)

ところが、数年前からデスクのペン立てにひっそり佇みながら控えめにボクを見つめているボールペンが1本。

こっそりこちらを見つめる1本のボールペン、どれだ?

数年前、イベント会場から連れて帰ってきた彼女はジェルインクの滑らかな書きごこちとくっきり際立つインクが個性的なボールペンというのがはじめて出会った第一印象でした。
ボールペン軸の2/3はスケルトンでインクの残量がよくわかるので、インク交換のタイミングがわかりやすい親切な設計というのも魅力のひとつ。

インクの残量がひと目でわかる

However、インク残量が見えるのはボクにとって良いことと悪いことの背中合わせ。
些細な事だけれど、筆記の時についインクの残量に目が行ってしまい、書く作業に入る前のノイズになり、それが原因ですれ違いに終わったふたり。
以来、メモ書きの時には出番があるものの外へ持ち出していつも一緒にデート(筆記)をたのしめるほどの関係には発展しなかった。

彼女(サラサ)の新しい一面と出会い

2016年9月にゼブラがサラサに新しい表情が加わった。
ビンテージカラーをうたった新色が5本とネオンカラーのサラサが登場した。

ビンテージカラー登場!

このビンテージカラーは、定番のカラー5色に黒を主体にしたオトナなのカラーバリエーションとして発売。

サラサクリップビンテージカラー


どの色もいまでのボールペンにはないカラーでシックな色使いがよりオトナの色気を醸し出しています。
さらに、軸全体がサラサクリップのスケルトンボディからインカラーに合わせてすべて統一されていて、インク残量を外から見ることがデザインになっています。
ボクが彼女(サラサ)から距離を置いていた原因のひとつがここで解消された。

なにより新色「ダークブルー」は、万年筆での定番カラーインクのブルーブラックとほぼ同じ色。
意外におもわれるかもしれませんが、万年筆の定番インクを1色選ぶとしたら間違いなくブルーブラックが基本の色です。

セーラー万年筆ブルーブラックインク


万年筆ペンドクターにお聞きした話、「この万年筆(それなりのお値段の)にはブルーブラックを使いなさい、ブルーブラックが全ての基本だ」とご指摘をいただき、それ以来ブルーブラックを使いはじめたらすっかりこのインクの深い味わいに魅了されてしまいました。
(注:決してその他のカラーインクがダメと云う訳ではなくて、高額な万年筆ほどインクを楽しむのではなくペンや書き味をしっかり味わいなさい。という事だったようです)

サラサのダークブルー

ちょうど万年筆でブルーブラックに馴染みすっかりボクの日常インクになった頃、サラサのダークブルーと出会った。
どうしてボールペンには、いままでこの色がなかったのだろう?
いや、すでにサラサでブルーブラックは発売されていたようで、私が知らなかっただけ(^_^;)・・・でした。
ちなみに、サラサクリップの「ブルーブラック」とサラサビンテージカラーの「ダークブルー」は同じ色だそうです。

2色比較

サラサグランド

サラサグランド


金属ボディと挟みやすいクリップはそのままに、高級感とサラサらしさを合わせ持ったモデルで、最近は取材やインタビューの時は必ず使う1本になりました。

取材に大活躍!

サラサグランドにはサラサクリップには替えインク(リフィル)が使えるので、標準のブラックインクからブルーブラックだけではなくお好みのカラーに交換して使う事も可能です。

中のリフィルは互換性あり。

ここまで来れば、なんのためらいもありません。
書き味の良さも、消せる機能ももうどうでもよくなった。
本妻と秘書はボクの目の前から姿を消しました・・・

サラサにFall in love

サラサはまとめてひとりのサラサ、サラサクリップの46色ものカラーもボディのラインナップもボクにはたったひとりのサラサに見える。
色のカラーバリエーションは、黒なら真面目で几帳面な一面、赤は情熱的な一面、青は晴れ日の爽快な一面、ネオンオレンジなら明るく弾んだ一面と1色1色が彼女の表情のように見えてきて、いまになってサラサをこよなく愛していたことに気付いたボクは、どこへ行くにも彼女(サラサ)を片時も手放すことができなってしまいました。

以来、彼女(サラサ)との蜜月はいまも続いている、これほどまでに1本にボールペンに愛情を感じることはなかった。
今はこの上なく幸せな毎日だが、ひとつ問題が・・・
本妻と秘書が恨めしげに、ペンスタンドの奧からコチラを睨みつけてる視線を毎日感じる事だ。
恋多き文具使いは、また浮気性でもある。
いつかきっと君たちの出番もやってくる、それまで待っていてね。

旅するサラサ

サラサマルチ3

旅につれて行くならやっぱりマルチなサラサ。

サラサマルチ3


サラサマルチなら1本で3色同時に持ち歩く事ができます。
定番の黒・赤・青が手元にあれば、旅行中のメモ、時刻表のチェックなど1本のスペースで携帯できるのは軽量派の旅を楽しむ時の最良のパートナーになり得ます。

カメラバックにぴったり寄り添うサラサマルチ3


惜しむらくはマルチタイプにはブルーブラックのリフィルがないので、1本化はムリですがその時こそブルーブラックに交換したサラサグランドがサラサビンテージカラーのダークブルーを一緒に持ち歩けばOKです。
こちらはボクがオススメする旅文具です。

Amazon

サラサグランドは2024年リニューアル改良版が発売されました。
〇 サラサグランド2024新型はこちら

 
〇 サラサビンテージはこちら

〇 サラサマルチ3はこちら


関連記事

1本8本分の筆記具!?持っているだけでワクワクするぺんてるのマルチ8[文具]

1本8本分の筆記具!?便利で持っているだけでワクワクする、ぺんてるのマルチ8  かなり以前に購

記事を読む

大人が惚れるサクラクレパスから新ブランド SAKURA craft_lab 登場[文具]

大人が惚れるSAKURA craft_lab は秋の新製品の大本命 サクラクレパスは2017年

記事を読む

トラベラーズノートミニ10周年記念缶発売!最速レビュー![文具]

TRAVELER'S NOTE ミニ10周年記念缶 トラベラーズノートが発売されてから10

記事を読む

岡山デニムの風合いがカッコイイ!LUDDITEのベンティペンケース[文具]

岡山デニムの風合いがカッコイイ!LUDDITEのベンティペンケース LUDDITEのデニム

記事を読む

Plotter 3穴レザーバインダーもっとも小さなシステム手帳[文具]

PLOTTER 3穴レザーバインダー 2019年3月に青山「スパイラル」で開催された「PL

記事を読む

文紙メッセ2022会場レポート[文具]

文紙メッセ2022会場レポート  大阪の夏を飾る文房具のイベント「文紙メッセ」が3年ぶりに

記事を読む

増えすぎたケーブルをしっかりまとめめるダイソーのケーブルタイ[文具]

増えすぎたケーブルをしっかりまとめめるダイソーのケーブルタイは想像以上に便利です スマートフォ

記事を読む

文具の蔵Rihei アヒル店長に逢いに行く富士宮の文具旅[文具]

文具の蔵Rihei アヒル店長に逢いに行く! アヒルのがー太くんが店長をつとめるすてきな文具店があ

記事を読む

環境にも配慮したミドリの紙製ケースの修正テープ[文具]

環境問題に正面から取り組んだ紙製ケースを採用したミドリカンパニーの修正テープ  デスクまわりを

記事を読む

年賀状を万年筆で書いてみよう2023年版[文具]

お世話になったあの人に年賀状を万年筆で書いてみよう2023年版 万年筆で年賀状を書いてみよう[/

記事を読む

Message

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

明石市立天文科学館のオリジナル文具[文具]

明石市立天文科学館のオリジナル文具 子午線の街明石 子午線の街

日本手帖の会主催・100冊書き比べ総選挙in神戸[レポ]

日本手帖の会主催・100冊書き比べ総選挙in神戸 横浜の市民団体

KawecoのスクラッチペンシルSketchUp5.6[文具]

カヴェコの5.6mmスケッチアップ カヴェコの5.6mm芯ホルダ

話題のコモンプレイスブックを楽しむ為のノートとペン・ジョインドットが発売[文具]

話題のコモンプレイスブックを楽しむ為のノートとペンジョインドットが登場

 100円均一ショップで買えるケーブルタイ(マジックテープ)[ライフハック]

100円均一ショップで購入できるケーブルタイ(マジックテープ)が、とっ

→もっと見る

PAGE TOP ↑