ロジクール静音マウスはノマドユーザにうってつけ[レビュー]
ロジクール静音マウスはこれからスタンダード!?
我が家のiMac4年目、処理速度も使い勝手も上々でまだまだ新車の様に快適な毎日を過ごしていた・・・
ところが、ここ最近Bluetooth(無線接続)で使っているマウスが時々切れるようになってしまい、AppleCare(Appleの保証サービスでメーカー保証が3年間有効)が切れた事もあり、やや放置プレイ状態。
早々になんらかの対策をとらないといけないなぁ〜と思っていたところへ、ロジクールさんから新しい「ロジクール静音マウス」をお借りする機会に恵まれて、さっそく使ってみると・・・。
ロジクール静音マウス
今回新しく登場した静音マウスは2つのサイズとカラーバリエーション
- M220・M221
- M330・M331
M220シリーズ
M220とM221は電池を含めて75.2gの小型軽量モデル
- M220は縁が光沢仕様
- M221はマット仕上げ
光沢はマットかは、好みが分かれるところ。
M330シリーズ
M330 M331は標準サイズのモデルで電池込み90g
- M330は縁が光沢仕様
- M331はマット仕上げ
M220シリーズと同じ仕上げです。
クリック音90%削減
今回の大きな特徴は、マウスを操作したときに伴う「カチッ!カチッ!」のクリック音がほとんどしないこと。
メーカーの努力で約90%の静音化、*1クリック音の削減に成功したモデルです。
*1独立したラボによって測定された、マウス中央から 1 メートル離れた場所での左クリックの dBA レベル。(ロジクール M171 との比較。)
はじめて使った時はあまりに音がしないので、本当に大丈夫?と感じてしまったほど静かでした。
ふたつのモデルはこう使う。
M220
M220シリーズは小型軽量モデルということで、文句なく外出時のノマドで活躍。
男性の手のひらならすっぽりつつむとM220シリーズマウスなら隠れてしまうほどのサイズ、もしノマド的に外出先でパソコン作業する機会が多い人なら、ACアダプターやケーブルにモバイルバッテリーと一緒にポーチに入れて持ち運び事をオススメしたいモデルです。
M330
M330シリーズは母指(親指)と環指(薬指)でホールドできる形状なのM220シリーズより使用時の安定感は増します。
その分疲れにくいので、自宅でパソコンを使う人にはこちらがオススメです。
静かな部屋で作業に集中するときは、やはりノイズは少ない方が快適です。
ホイール音がちょっと
M220シリーズ(ボクは試用いたのはM220)はクリック音は驚く静かなのに対して、マウスホイールのコロコロ音がマウスのクリック音よりやや大きかった事。
M330シリーズではほとんど気になる事は無かったのですが、この点がちょっと気になったポイント。
ノイズとしての音ではなく、M220とM330を比較した場合のお話しです。
無線接続
アドバンス2.4GHzワイヤレステクノロジーと呼ばれるロジクールの技術で、有線マウス並の信頼性を持続させながら最長10mの距離でも使えるのが特徴。
実際に10mもパソコンとマウスが離れてしまうと、パソコンの画面が見えなくて、ホントにマウスが繋がっているのか?見えません。
実験検証その1
我が家の1番見通しのよい玄関からリビングのかけての廊下で、ボクの視力で目視できる限界で検証してみました。
結果約6mまで目視確認ができました。
カタログスペックの10mもあながち真実味を増しました。
メーカーさんには大変失礼かもしれませんが、カタログスペックはあくまで、メーカーさんのベストな環境で出た数字なので、実環境で50%も発揮できれば御の字といった感じです。(過去の経験から)
実験検証その2
新しいMacBookでは?
ロジクール静音マウスに使われているレシーバーの端子はUSBです。
最近、そしてこれからは増えるであろう新しい規格USB-Cでロジクール静音マウスが使えるかの検証です。
USBとUSB-Cの端子は形状も大きさも異なるので、USB2.0とUSB3.0のような互換性はありません。
なので、新しいMacBookのようなUSB-Cしか使えないパソコンでは変換アダプターが必要になります。
Amazonではお馴染みのAUKEY製の変換アダプターでUSB→USB-Cで使えるようになります。
新しいMacBookは本体左側に1箇所だけ入力端子があります。
というか、そこにしかないので、そこへつなぎます。
レシーバー設定不要
古いWindowsユーザーは新しい端末をつなぐ度にドライバーの設定を一々行っていた経験があって、メーカーの「カンタン設定」には懐疑的になっています。
今回の「静音マウス」に付属するレシーバーは、パソコン本体のUSB端子に接続するだけ、すぐにマウスを認識して当たり前のように使う事ができました。
今の世代のパソコンユーザーには当たり前かもしれませんが、これってすごいテクノロジーです。
文具ライターの視線
キャップレス万年筆が人気です。
えっ?マウスの話じゃないの?
はい、マウスのお話しですがちょっと脱線します。
ここ数年、キャップレス万年筆が文具業界というか万年筆ファンの間でちょっとしたブームになっています。
パイロットデシモというモデルは限定カラーや各販売店オリジナルモデルが発売されていて人気万年筆のひとつです。
キャップレス万年筆というのは文字通り、キャップを外して書く必要がない万年筆の事で、パイロットデシモはノック式と呼ばれていて、ごく普通の単色ボールペンと同じ使い方ですぐに筆記ができるタイプです。
キャップレス万年筆は最近できたモノではなく、パイロットであれば1963年に第1モデルが誕生しています。
とうぜん海外でも同様にキャップレス万年筆が存在しますが、日本と違うところはノック式ではなくて、ツイスト式と呼ばれるボディを回転させてペン先を繰り出す仕組みの万年筆が主流とある販売店の方から教えていただきました。
どうしてノック式ではなくツイスト式なの?
実はノイズの問題でした。
ノック式は「カチッ!」という音がする事で、公共の場所で使用するときにノイズとしてとらえられているようです。
パブリックスペースでまわりを気遣う事ができるのは素敵な事だなと、このお話しを聞いた時にそう感じました。
職場でも、ノック式ボールペンをカチカチならしている人を見かけますが、本人にとっては一緒の「リズム」かもしれませんが、端からみればあきらかに「ノイズ」で、イライラしているという印象もぬぐえません。
そういった点からヨーロッパではツイスト式に人気が集まるのも頷けます。
さてパソコンのお話しに戻ります。
ラップトップパソコン(ノートパソコン)も振り返ってみると、サイズも小さく薄くなり、キーボードのタッチも大きく進化しました。
打ちやすさはもちろんですが、キーを打ったときの音もずいぶんと静かになりました。
ボクが使っているWindowsマシンはVAIOですが、やはり旧モデルよりキー打音は小さくなりました。
(ホントは嫁のパソコンですがボクがWindowsの勉強の為にこっそり使っています)
スターバックスに代表されるカフェでパソコンを開いて作業する光景は、いまでは日常のシーンになりました。
タブレットPC(iPadなど)は閲覧が主目的のデバイスですし、スマートフォンでメールやLINEのやりとりSNSへのアップなんかは、ディスプレイの画面にタッチするだけで文字入力ができるので、キーを打つ音はしませんが、パソコンはそうはいきません。
カフェでパソコンを開くひとの多くは仕事関係(たぶん)でキー操作が必要な作業をされているはずです。
中にはパワーポイントでプレゼンテーションの資料を作成している人を見かけましたし、ボク自身はPhotoshopで写真の修正作業をよく行います。
こんなケースでは、ラップトップパソコンのトラックパッドでは効率のよい作業はしにくいので、必然のマウスの出番です。
携帯性に優れ、かつ操作する音が小さなマウスは、カフェの空間でも他のお客さんの迷惑にならずに作業に集中できる事は実にありがたい限りです。
えっ!関西のカフェではパソコンの操作音より「関西のおばちゃん」の方がうるさいって?
それはまぁ・・・そうかも。
これからのマウスのまとめ
パソコンが小さく・薄く・軽くなり、キーの打音も静かになりました。
さて次はマウスの番です。
まだ、世間では「ノイズ」としての認識はあまり高いとはいえませんが、静音化は必然の流れです。
ロジクールの「静音マウス」は時代を先取りした製品としてポジションを得れば、「静音」はこれからのマウスの必須の機能になるかもしれません。
ともあれ、思考を集中させるために、静かな事は嬉しいかぎりです。
データ編
M220/M221
マウス本体サイズ (横x奥行x高さ)
■60 x 99 x 39mm
本体重量(電池含む)
■75.2g
メーカー保証
■3年
M330/331
マウス本体サイズ (横x奥行x高さ)
■67.9 x 105.4 x 38.4mm
本体重量(電池含む)
■90g
メーカー保証
■2年
共通仕様
対応OS
■Windows® 10以降、Windows®8、Windows® RT、Windows®
■Mac OS X 10.5以降
■Chrome OS™
ほど現在市販されているパソコン(タブレットを除く)で使えます。
マイノリティなユーザーの方はごめんなさい。
通信
アドバンス2.4GHzワイヤレステクノロジー
干渉を受けにくく通信距離は約10m!ってパソコンのディスプレイの画面が見えない距離です。
視力検査に使える?かも(*^_^*)
レシーバー
超小型レシーバー
14.4 x 18.7 x 6.1mm
*本体電池カバー内に収納
マウスの裏フタをスライドさせると中にバッテリー(単3電池1本)とレシーバーが内蔵されています。
使ったあとちゃんとしまえば、紛失の心配はありません。
ロジクール
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M220シリーズ
M330シリーズ
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