KawecoのスクラッチペンシルSketchUp5.6[文具]
カヴェコの5.6mm芯ホルダーと理想の芯削り器
1883年ドイツのハイデルベルグで創立したブランドKaweco(カヴェコ)は万年筆やボールペンなど個性的な筆記具を世に送り出している人気のメーカーです。
そのkawecoのプロダクトのひとつ、5.6mmという極太の黒鉛芯を使った「Sketch Up 5.6」というスクラッチペンシルを2年前に購入しました。
5.6mmというのは、黒鉛の直径でシャープペンシルの場合0.5mm、鉛筆の場合0.2mm〜0.9mm、芯ホルダーとして使われているオーソドックスなモデルは2.0なので、5.6mmはとにかく太い芯ということになります。
主な用途には、デザイン関連を生業とする人や、美術系の学生などではないかと思うのですが、ボクのまわりには、いない人たちなので正直にいって正しい用途は理解できていません。
しかしながら、黒鉛系の筆記具が大好きなボクがたまたま見つけて、そのかっこよさに惹かれて購入したのが、このKaweco Skeetch Up 5.6」でした。
とはいえ、まったく無目的かというとそうでもなく、ライターの仕事をはじめてから、取材の準備をする際に、撮影対象をイメージするための絵コンテみたいなものを描くようになって、太い黒鉛芯の筆記具を愛用するようになりました。
現在でも、三菱鉛筆の芯ホルダー(2.0mm)やKawecoのスクラッチペンシル(2.0mm)を愛用していますが、さらに太い芯とは?の好奇心とカッコよさに惹かれた訳です。
Kaweco Sketch Up 5.6の魅力
手にすると、筆記具としては重量級で本体約45gと、三菱鉛筆の人気シャープペンシル「クルトガ・スタンダード」が9.8gに対して「Sketch Up 5.6」は、4倍以上の重さです。
重さを感じる分、筆記の際は自重がサポートしてくれるので、筆圧はかけずに書けるというメリットに加えて、他にはない高級感が魅力です。
また、本体の尻軸にあたる部分に取り外しが可能な「芯削り器」が内蔵されているので、芯先が太くなれば、他の削り器を持ち歩くことなく、その場で削ることもできます。
Kaweco Sketch Up 5.6のデメリット
”デメリット”と呼べるほどではありませんが、ひとつ難点があるとすれば、普段から5.6mmという太い芯を使って筆記する人でないと、この芯先は少々?太いんです。
付属の芯削り器も優秀なのですが、もう少しだけ細い芯先で筆記がしたい。とおもっていたところに、文具業界では有名なpen-infoの土橋正さんが自身のユーチューブで、5.6mm芯の削りを紹介する動画を見つけました。
彼が愛用しているのは、かKawecoではなくコヒノールというブランドの5.6mmですが、コンセプトは同じなので、参考にさせていただきました。
ダイゴー「手帳用」鉛筆削り
手帳用メーカーでも知られるダイゴーから、手帳用の細い鉛筆を削るためのツールとして「手帳用鉛筆削り器」が商品ラインアップに並びます。
この手帳用の鉛筆というのが直径5.5nnのため、5.6mmの「Sketch Up 5.6」がぴったりマッチするわけです。
必然、手帳用の鉛筆削り器なので、芯先を細く削る仕様になっているので、細く使いたいひとは鉛筆の芯先をイメージする程度に削ることが可能です。
侮れない「刃」を搭載したダイゴー「手帳用」鉛筆削り
見た目は、簡易型の鉛筆削り器ですが、これに使用されている刃は、メイドインジャパンの中島重工堂という会社の製品です。一般的にはあまり知られていませんが、世界的にも信用と指示を集めている企業の刃が採用されています。
文具愛好家の考察
はじめは、見栄で購入したような、Kaweco「Sketch Up 5.6」でしたが、自分でも意外に思うほど出番が増えて、このダイゴー「手帳用」鉛筆削りを導入してからさらに使用頻度がアップしました。
日本の筆記具はホントに優秀で、ボールペンの滑らかな書き心地は世界でもトップレベルですが、黒鉛芯と紙が摩擦する音や質感がたまらない私には、0.5mmのシャープペンシルではなく、2.0mmやこの5.6mm芯に筆欲がそそります。
すべての人に受け入れられる筆記具ではありませんが、鉛筆の筆記感が好きという人に、ぜひ一度使って欲しいKaweco「Sketch Up 5.6」とダイゴー「手帳用」鉛筆削りです。
Amazonサイト
Kawecoのスクラッチペンシルはこちら
ダイゴー手帳用の鉛筆削りはこちら
Pen-info土橋正さんのYouTubeはこちら
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