買ってよかったポスタルコのスナップパッドSQ A5６年目の感想[文具]

公開日： 2024/06/07 : 文房具

ポスタルコのスナップパッドSQ A5

ニューヨーク・ブルックリン発のアパレル系のブランドポスタルコ
既存のステーショナリーにはない、洗練されていながらよそよそしくない、プロダクトは文房具ファンのあいだでは人気のブランドです。
ボクも、ポスタルコのステーショナリーをいくつか愛用してますが、使い込むほどに愛着が沸く素敵なパートナーのような存在になっています。

スナップパッド

　なかでも定番デスクトップアイテムになっているのが「スナップパッドSQ A5」
A5サイズのメモパッドというと話が早いですが、フラップがついていて、これが持ち歩く際にはメモパッドを覆うカバーになります。
使う時には、フラップを反対側にたたむことで、通常のメモパッド同様の使い方ができます。
デスクトップでは、フラップを折り返して使い、持ち運ぶときはフラップを展開する、2Wayのケースに対応してくれます。

素材

「スナップパッド」をはじめとする、ポスタルコのプロダクトには、革でなく帆布でもない素材が使われています。
使い込むほどに、柔らかく生地が手に馴染んでいくその感覚はデニムのジーンズのようです。
この経年変化は「プレスコットン」という素材がなせる技で、傷すらも愛着を増す要因になる魅力があります。
ボクのモデルはすでに6年以上愛用していますが、塩ビなどの素材であればとっくにボロボロになっていてもおかしくありませんが、「プレスコットン」を使ったポスタルコのプロダクトだからこそ、擦れ具合も愛おしく思える風合いになっています。

カフェの狭いテーブルでも大活躍

　カフェを仕事場にしているボクには、アイアデをひねるとき「スナップパッドSQ A5」は、心強いパートナーになってくれます。
もし、カフェでA5サイズのノートを広げると、物理的にA4サイズの面積が必要になりますが、「スナップパッドSQA5」は、そのままA5サイズの面積で使う事ができます。
この点がメモパッドの大きなメリットです。
カフェの決して広くないテーブルでも、タブレットPCやPCと一緒に展開できるメリットがあります。

エコなメモパッド

　仕事や家庭でも、最近はA4サイズの用紙が基本になっています。
家庭用のプリンターもA4サイズの印刷用紙を使うケースがほとんどですが、使用済みの印刷用紙を再利用する際にも、「スナップパッドSQA5」が活躍してくれます。
2穴の間隔はJIS S6041の規格から、穴と穴は80mmと定められています。
市販されている2穴パンチ（穴開け器）はこのJIS S6041に準じているので、それさえあれば、自宅で生まれた使用済みの印刷用紙を半分にカットして使えます。
ボクの場合は、書いた原稿は必ずプリントアウトして推敲を行うので、毎日たくさんの印刷済み用紙が生まれます。

両面を使うこともありますが、最終推敲の時は裏の印刷が視覚ノイズにならないように、片面印刷で使用します。それでも出るんですよね。
それらは、PLUS（プラス）のスライドカッター「ハンブンコ」を使って文字通りA4シートをA5サイズにカットしたあとは、同じくPLUSの2穴パンチを使います。
これで簡単に、メモパッドの完成です。

文具愛好家の考察

ポスタルコの「スナップパッド」を購入した時、当時としてはちょっと高価な買物だったという印象でしたが、6年以上愛用しているとその価格が決して無駄ではなかったと感じるようになりました。
文房具の業界では、常にさまざまな新しい製品が市場に並びます、それらは新しい技術を用いて私たちの生活がよくなるために開発されたものではありますが、ひとつの製品をより長く使い続けられる物にボクは魅力を感じます。
ポスタルコの「スナップパッドSQA5」はまさに、人生の時間をともに過ごせる相棒と言っていいプリダクトで、購入して良かったと実感できるアイテムです。