5月2日は「えんぴつ記念日」[文具]
ホントに楽しい鉛筆の世界
5月2日は「えんぴつ記念日」
1887年(明治20年)の5月2日は、眞崎鉛筆製造所が創業したことに由来して、「えんぴつ記念日」になりました。
創業者眞崎仁六が1878年(明治11年)にフランスで開催された「パリ万博」ではじめて鉛筆をみて衝撃を受けたことで、自ら研究に取り組み「眞崎鉛筆製造所」を創業、これが現在の三菱鉛筆株式会社です。
親しみのある筆記具「えんぴつ」
ボクたちがもっとも親しみをおぼえる筆記具といえば。やっぱり「えんぴつ」です。
小学校に通う頃は、毎日の学習で1番長い時間を共にした筆記具ではないでしょうか。
これが、高校に進学すると鉛筆はシャープペンシルに、大学や社会人になるとボールペンがメインにと変化してきますが、歳を重ねるにつれて、最近がまた「えんぴつ」に帰ってきました。
えんぴつの種類(硬度)
こどもの頃使っていたえんぴつといえば「HB」と書かれた鉛筆で、えんぴつ=HBというイメージが長く続いていました、中学の頃に学校の授業ではじめ「B」という存在を知り、「えんぴつ」にも種類があることがを認識しました。
最近の小学生(学童)は「B」あるいは「2B」が中心ということですが、ある程度歳を重ねると「B」以上の濃い「えんぴつ」で筆記した文字の方が見やすくて、自分のあらためて小学校に入学した気分になります。(初心忘れべからず)
この硬度、三菱鉛筆株式会社のHi-uni(ハイユニ)を例にあげると、10H〜2H、H、F、HB、B、2B〜10Bとなんと22種類もあって、ちょっとした文具店にはこれらが並んでいます。
Hとはハード(硬い)、Bはブラックをの意味で10Hはもっとも硬い芯になります。
Hは濃さという意味でなく、硬さを意味して、数字がおおきくなるほど硬く薄い芯になり、Bでは数字が大きくなるほど、濃くて柔らかい芯を意味します。
あまり見かける事がないFはFIRM(ファーム)と呼び「しっかり」したという意味で、HBはHとBの中間を意味しています。
これらの種類は用途によって選ぶときの基準になりますが、自分にとって書きやすくまた読みやすい硬さや濃さで選んでみるのも楽しいかと思います。
黒鉛芯を使った筆記具
「えんぴつ」を再び使い始めてから、あらためて「えんぴつ」の良さを認識したと同時に、デメリットもまた感じることができました。
そのひとつが長さです、子どもの頃に使っていた筆箱は、真新しいえんぴつが入るように設計されていますが、大人になって使うペンケースに「えんぴつ」はちょっと長すぎるという点です。
そして、もうひとつが書きつづけていくと芯先が段々と太くなるということ。
これを解決した筆記具がシャープペンシルになる訳ですが、0.5mmほど細い文字を書く必要がなく、鉛筆の書き心地を再発見すると、0.7mm以上のシャープペンシルか、2.0mmを使った「芯ホルダー」がちょうどいい黒鉛芯の筆記具に思えます。
ボクの場合、サラリーマン時代に0.9mm芯をつかったプラチナ万年筆の「プレスマン」というシャープペンシルを使っていたので、もともと太い芯が好きだったのかもしれません。
鉛筆の進化?
メタシル
2年前になりますか。サンスター文具株式会社から金属えんぴつというカテゴリーで登場した「メタシル」が大ヒット!先端の金属チップが交換なしで16kmのメールの筆記ができる優れものです。
これまでにも、金属えんぴつというのは製品でありましたが、書いた文字が薄すぎてとても実用性からほど遠いものでしたが、「メタシル」はおよそH程度の濃さとうことで、いまの世代のひとたちにも歓迎されました。
ボクも「メタシル」を使ってみましたが、初代モデルはわけもなく(笑)新品の鉛筆並みの長さ160mmもあって、大人の筆入れにはちょっと入れづらいと感じていたら、長さ120mmの「メタシルポケット」が登場、これなら形態性もよくて持ち歩くようになりました。
StilfromAEON
さらに、黒鉛メタルチップを採用したドイツの筆記具ブランドStilformの「stilform AEON」もまた、「メタシル」同様に削る必要のない「えんぴつ」で、長時間の筆記でも疲れにくい太い軸と、ドイツらしさを感じる優れたデザインが特徴です。
ボディにチタンを採用してるのでも、見た目よりは軽量ですが適度の重さ(40g)があって筆記してぞ感を堪能できます。
こちらも先端のチップを交換することで、ボディは長く使えてエコと呼べますが、アルミボディのモデルで12,100円から、写真のチタンモデルDLCは30,800円と、地球環境に優しい筆記具ですが、お財布には・・・。
Stilform公式サイトはこちら
えんぴつ回帰
”あばたもえくぼ” えんぴつの欠点といえば、鉛筆削り器が必要なことに加えて、短くなりすぎると持ちにくいを通り越して、困難になっていきます。
それらも、持ち運べる鉛筆削り器を使ったり、短くなった「えんぴつ」は補助軸を使って補ったりと、いろんな方法で補完することもできます。
また、それらのツールを自分にあったモデルを探してみる楽しみしてしまえる点も否定できません。
文具愛好家の考察
黒鉛芯をつかった筆記具もさまざまなモデルが発売されていますが、コストパフォーマンスに優れて、文具店だけでなくコンビニエンスストアでも入手が可能な「えんぴつ」はうあっぱり人生の良き相棒と呼べる存在です。
5月2日「えんぴつ記念日」ということですが、5月3日は「ゴミの日」。
ほったらかしになりがちな、鉛筆削りの削りカスもこの日に合わせて処分しておきましょう。
今回の便利な文房具たち
・メタシルポケットはこちら
・芯ホルダーCARN d’ACHEフィックスペンシルはこちら
・三菱鉛筆ハイユニ(B・12本入り)はこちら
・ステッドラー2mm芯ホルダーはこちら
・鉛筆削りの王道カール事務器のエンゼルファイブはこちら
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