神戸インク物語×神戸松蔭女子学院がコラボした荘厳なチャペルインク[編集後記]
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KOBE INK 物語, 編集後記
神戸インク物語×神戸松蔭女子学院がコラボしたチャペルインク
神戸に本社・本店を構える文具販売のお店、ナガサワ文具センターは「KobeINK物語」という、神戸にちなんだカラーを再現した万年筆インクを2007年から販売、日本の万年筆インク沼文化の発祥となったインクでもあります。
インクブームと言われている中で、さまざまな所から魅力的なインクが発売されるようになり、万年筆で書くのが好きという愛好家にとって、選択肢が多いとことはたまらなく嬉しい時代です。
そんな状況の中で、KobeINK物語はただ、その土地をイメージしたカラーを再現したインクではなく、土地や歴史、あるいは特定の時間まで掘り下げた所にある「物語」を色にしたインクということで、2023年11月の時点で、定番色84色、特別限定色48色と合計134色のオリジナル万年筆インクを世に送り出しています。(一部期間限定色もあり入手不可のインクもあります)
上記で書いたとおりに定番インク84色とは別に、特別限定色という(限定という魅力的なひびき)ものがあります、こちらは神戸とゆかりのある企業や美術館などとコラボレーションしたインクで、期間限定のインクから、準定番として店頭に並ぶモノまでさまざまで、2023年春には清酒発祥の地と言われる灘五郷の菊正宗酒造と白鶴酒造とコラ日した「お酒」インクも登場するなど、万年筆の手書き文化を文具のカテゴリだけでなく、さまざまな分野の企業や団体と一緒に広げています。
Kobe INK 物語チャペルインク
2023年11月3日、新しい特別限定色「チャペルオーク」と「チャペルエメラルド」の2色が同時発売になりました。
今回のコラボレーションは、神戸山の手にある「神戸松蔭女子学院」をテーマにしたKobeINK物語です。
神戸松蔭女子学院は、1892年神戸市北野に設立された神戸を代表する名門学校で、1983年11月に現在の場所に移転、その際に建てられたチャペルとそのチャペルに奉献された日本では珍しいフランスのクラッシクタイプのオルガンがここにあります。
このチャペルにパイプオルガンが奉献されて40周年を記念してつくられたのが今回のKobe INK 物語チャペルインクです。
今回、このチャペルインクのコラムを書くにあたり、どうしても神戸松蔭女子学院のチャペルをみてみたいと、ナガサワ文具センターさんに無理をお願いしたら、運良く?2023年11月3日に開催された「パイプオルガン奉献40周年記念コンサート」に割り込ませていただき、チャペルは元よりパイプオルガンの演奏まで聴かせてもらうことができました。
神戸松蔭女子学院のパイプオルガンは、チャペルの設計と同時に作られて、まさにパイプオルガンのために作られたチャペルであり、あまり音の善し悪しがわからないボクでも、奏でられる音楽がとても心地よく感じました。
余談ですが、「神戸ルミナリエ」の会場で流れている音楽は、このパイプオルガンの演奏だったと聞くと、ちょっと身近な存在に感じます。
「チャペルオークインク」
このチャペルの空間をオークカラーで再現された「チャペルインクオーク」は荘厳なチャペルの中で奏でられるパイプオルガンの音色を聴いたときにこの色しかないと、Kobe INK 物語の産みの親であるナガサワ文具センターの竹内室長が話してくれました。
「チャペルエメラルドインク」
このチャペルの窓には43mに渡り55枚のステインドグラスには旧約聖書の物語が描かれています。こちらは姫路在住の作家立花江津子さんの作品で、午前中の太陽の光を通してチャペル内に差し込んだ光をエメラルドグリーンの光を、再現したのがこの「チャペルエメラルド」でした。
これまでにもKobe INK 物語シリーズには数本同時に発売となるケースが多々ありましたが、今回ほど2色同時に手にしたいと強く感じた「チャペルインク」は、この2色が揃ってはじめて、神戸松蔭女子学院のチャペルを表すインクになっています。
また、パッケージにもデザイナーのこだわりが溢れていて、これまでのKobe INK 物語とはひと味違う美しいさと思い入れが散りばめられていて「ジャケ買い」したくなるほどです。
文具愛好家の考察
余談ですが、ここ神戸松蔭女子学院の学生・卒業生・教員・関係者(どこまでが範囲かはわかりませんが関係者も対象)、結婚する際にこのチャペルで式をあげることができるようです。
妻帯者の身でこんなことを言うのもなんですが、こんな素敵なチャペルで式を挙げることができるなら、もう一度式を挙げてみるのもいいかな?と
その前に、神戸松蔭女子学院に(男なので入学はできませんが)関係者になる必要がありますね。
母校にこんな素敵なチャペルと、オリジナル万年筆インクがあるなんて、神戸松蔭女子学院の在校生・卒業生がとってもうらやましく思えました。
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