実践!リフィルパッドポーチに文具をまとめて旅してみた[旅文具]
ミニマムな旅にうってつけ!ASHFORDのリフィルパッドポーチ
リフィルパッドポーチは株式会社ASHFORD(アシュフォード)から発売されている、リング式バインダーノートでわかりやすく言うとシステム手帳。
実はASHFORDでは、あえてシステム手帳という名称は使用せずに、ジャケットと呼称しています。
かつてシステム手帳がビジネスマンの必帯ツールであった20世紀と、スマートフォンが普及した現在とはでは、その役割や位置づけ、用途に関しても変化が起こり、ユーザー自体が世代交代をしているのに、昭和を邂逅させる古い名称では新しいニーズが生まれない、といった観点から「ジャケット」という、用途に応じてカバー(システム手帳)そのものを着替えるものという位置づけです。
リフィルパッドポーチ
そんなASHFORDから、また新しいコンセプトのシステム手帳(ややこしいので一般的な呼称で通します)「リフィルパッドポーチ」が登場しました。
外観は、見ての通り小物をまとめる「ポーチ」のような形態で、ファスナー式の開閉方式を採用しています。
この中に、バイブルサイズのリフィル(用紙)を綴じるバインダーが収められています。
リフィルパッドポーチのユニークな点は、バインダーそのものがポーチから分離することができて、加えてリフィルを綴じるバインダーの形状がこれまでのシステム手帳とは異なります。
たとえば、バイブルサイズのシステム手帳のリフィルサイズは170mm×95mmで、もし机の上でシステム手帳を広げるとしたら、どれだけ見積もってリフィルの面積×2とバインダーのリング径分は最低限必要になります。
リフィルパッドポーチはリングバインダー部分を取り出すことができるために、リフィル1枚分の面積とリング径分があればメモする事ができる、ある意味省スペースで利用する事ができるシステムになっています。
ファスナーポケット
さらにポーチの内側にファスナー式のポケットがついているので、筆記用具をはじめ、スマートフォンの充電ケーブルなどの類いも収納できる設計になっています。
じつはこのポケットこそが、旅行用文房具をひとつにまとめて持ち歩くことを可能にしました。
メッシュのカード収納スペース
キャッシュレス時代になった現在ですが、逆にカード類は増えてしましったように感じます。
クレジットカードに身分証明書、さらにさまざま会員証などがあり、現金よりもカードの枚数が重要なのかもしれません。そういったスペースもしっかり確保されています。(1枚までですが)
それでも、足りない人(たぶん誰もがたりない)には、どうする?
そのためのシステム手帳です、そういったオプションが豊富にそろっているのがバイブルサイズの魅力です。
別売のカード収納リフィル(1つでカード6枚収納可能)を必要な数だけ揃えれば、リフィルパッドポーチは立派な財布にすることができます。
実践!旅行で活躍リフィルパッドポーチ
今回、3泊4日の旅行に、どれだけ「リフィルパッドポーチ」が活躍してくれるか、試してみました。
〇ノート
当然の機能ですが、旅行の予定表(列車や飛行機の時刻など)をはじめ、移動中にメモをとるなど、手帳としての役割をしっかり果たしてくれました。
また上記でも書きましたが、リフィルパッドポーチからリングバインダーを取り外せば、カフェの小さなテーブルやビジネスホテルの決して広くない机のスペースでも筆記が可能なのは便利でした。
〇ペンケース
筆記具を持ち歩く場合に、必然的にペンケースが必要になります。
旅行には黒のボールペンの他に、地図に印を書き込む時に赤のボールペンやマーカーペンが便利です。また、旅先から絵はがきを出すときは万年筆やローラーボールのような水性インクが書きやすいなど、個人の好みも出てきます。
また、定規やマスキングテープに修正テープなどもあると意外な時に役に立ちます。
旅には多機能(多色ペン・マルチペン)など、1本で複数本の機能をまとめて筆記具が便利です。
今回の旅行では、自分のスタイルにあった筆記具をリフィルパッドポーチのファスナーポケットがしっかりまとめてくれました。
(水性タイプの筆記具は、常に使う機会があるためにジャケットのポケットにいれていたので写真には含まれていません)
〇財布
列車やホテルなど、事前にオンライン決算で会計を済ませておけば、大きな現金を持ち歩かなくても旅行ができる時代になりました。
が、お寺のお賽銭やコインロッカーなど、まだまだ現金の方が有利な場面もあり、完全なキャッシュレスとまではいきませんが、システム手帳のジッパー付きリフィルに紙幣を数枚入れておけば旅行中の保険になります。
〇その他
リフィルパッドポーチはファスナーで開閉する仕組みなので、鞄のなかで見失ったり、落としたりする心配がなく、買ったばかりチケットやレシートなどひとまず仮入れしておいて後から整理することができます。
〇カスタマイズ1
システム手帳の醍醐味として最大のメリットは、市販されている豊富なリフィルを自由に組み合わせて自分だけのツールを構築できることにあります。
東京なら銀座伊東屋、関西ならばナガサワ文具センター本店にそれぞれシステム手帳専門売り場があり、そこへ行けば目移りするほどのリフィルに出会う事ができます。
また、自分が使っているシステム手帳のサイズにあったパンチ(穴開け器)を使えば簡単なリフィルを作る事が可能になり、システム手帳の可能性はさらに広がります。
私の場合、100円均一ショップなどで売っている黒画用紙を使って、外からは中身が見る事ができない財布(紙幣を入れる札入れ)を作っています。
写真のモデルは、黒画用紙をバイブルサイズの3倍にカット、それを3折りにして、底面を黒いマスキングテープを貼っただけのシンプルな構造ですが、薄いのに意外に強度がありしかも低コストでありながら、見栄えも(そう)悪くないので、いろんなバリエーション(封筒状)を作っては楽しんでいます。
〇カスタマイズ2
リフィルパッドポーチには、一般的なリフィルが約65枚収納できるリング径12mmのリフィルパッド(バインダー)がセットに含まれていますが、このリング径では物足りないという場合別売のリングパッドもオプションで用意されています。
私は、リング径15mmの「差し込むシステム手帳リング」を購入、今回の旅行に際してこちらを追加購入しました。
やはり、リフィル収納に余裕があるのが嬉しい上に、付属リフィルパッドはプラスティック樹脂に対して、こちらは金属製になり指1本でリングを開く事ができるのも重宝しました。
文具愛好家の考察
ミニマム思考の旅行アイテムとして今回はリフィルパッドポーチを使い、必要最小限のツールをこれひとつにまとめてみました。
文具好きとなると、いろんな筆記具や道具を持ち歩きたくなる気持ちはありますが、実際家族と一緒に旅行をすると、なかなか旅先で文具を広げて楽しむ時間というのは案外なかったりします。
ただし、道具としては必要な旅行アイテムなので、持って行く物(ツール)の取捨選択が求められます。
ぶっちゃけ、100円均一ショップでも購入できるメモ帳1冊と多色ボールペン1本でも旅行は十分可能ですが、文具好きを自称する身としては(この業界で仕事もしているので)いろいろな可能性に挑戦したいし、またそれらを使って遊びたい、楽しみたいと考えたところ、ASHFORDのリフィルパッドポーチがみごとその役目を果たしてくれました。
大切なまのひとつにまとめておくことは、常にそのひとつに注意を払えばいいので、置き忘れたりすることは無くなるはずです。
本記事で撮影したリフィルパッドポーチはASHFORDとステイショナリーディレクター土橋正さんとのコラボモデルです。(なのでちょっと高いのですが、今回紹介した機能については一般モデルで問題無く使えます)
Amazonサイト
ASHFORDのリフィルパッドポーチ
差し込みシステム手帳リングバイブルサイズ15mm
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