やめることリストで見えてくる、ひと味ちがう今年のジブン![手帳術]
やめることリストのススメ!
前回の記事で、やることリストではじめるスタートアップノート術のお話しを書きました。
そのときに、これが必要だよ!と少しだけふれた「やめることリスト」。
そこで今回は、「やめることリスト」の話しです。
- スマホ!
- パソコン!
- 読書!
ボクが用意した「2015年やめることリスト」をサンプルに沿ってススメ方を紹介します。
第1章
今年はじめたい3つの事を決めるまでが「今年の目標、三日坊主で終わらせない?!スタートアップノート術〜」の内容でした。
やりたいことを決めても、昨年と同じ生活スタイルや日常の繰り返しの中では、新しい事を始める「時間」を捻出することがとても困難です。
まず始めるためには「やめること」を決めることは、とても大切になるわけです。
ポイント
・時間の捻出
・無駄の発見
・生活改善
・時間の捻出
もし、昨年一年間をバーチカルタイプの手帳で記録していた方なら、昨年自分自身がすごしてきた時間をカンタンに俯瞰することができるはずです。
記録をつけていなかった人も、ざっと振り返ってみたときに、なにか思い出しませんか?
「無駄に感じた事」や「つい、いつもの習慣」など、今にしておもえば無駄だったなぁ!なんてこと。
どっちにも当てはまる事ですが「つきあい酒」なんかが、よく挙げれる例です。(居酒屋に恨みはありませんw)
会社のつきあいや飲みュニケーションももちろん大切ですが、それが一週間に〇回、飲み会の話題がただの愚痴酒になっているとかないですか?
たとえば、これを週に1回やめることができれば、時間にして約2〜3時間、そして飲み代(2000〜4000円)の「時間」と「お金」をつくる事ができます。
・無駄の発見
タバコやパチンコも同じ嗜好なので、その範疇ならむしろオススメしたいくらいですが、それがはけ口になってしまうようでは決して効率のよい、余暇の過ごし方とはいえません。
また、振り返って「無駄」と感じる(発見)のではあれば、これはチャンスです。
例:パチンコを月に1回やめることができれば、やはり2〜4時間の時間をつくれます。(パチンコ屋さんに恨みはありませんw)
・生活改善
上記2点をみるだけでも、人が「無駄」と感じることの多くは「だらだら」「無計画に」「することがほかにないから」といった、惰性や習慣的に行っている行為がそのほとんどです。
まずはその発見(気づき)を見つける事が、スタートアップノート術のホントのスタートになります。
第2章
スマホをやめる!?
ボクがあげた例ですが、iPhoneを解約するという話ではありません。
スマホの普及で一番増えた光景が、「どこでもスマホ」「とりあえずスマホ」、そして社会問題にもなっている「歩きスマホ」などです。
ボクがやめたい「スマホ」とは・・・
電車の中で、無造作に消費される「時間」。
最近は都市交通地下鉄でも電波が受信できるので、まさに「どこでもスマホ」の楽園です。
メールの送受信が可能になり、仕事もシームレスにこなせるでしょう。ちょっとした隙間時間にソーシャルゲームで気分転換もリフレッシュ効果があるかもしれません。
これもパチンコとおなじで、「嗜好」本来の意味が失われて「のめり込む」状態になれば、健全とはいえません。
- SNS
- メール
- ゲーム
この3つが電車の中で、消費されている「時間」だということに気がつきました。
ということで、ここで「やめるスマホ」とは「電車の中でSNS/Mail/gameをやめる」事にしました。
1.SNS
これはホント便利で楽しいんだけれど、TL(タイムライン)にあがってくるコメントって自分に関係ないものや、広告といった類いまで目にはいるので、やはり時間を奪われてしまいます。
2.メール
もちろんボクも、移動中に仕事や友人からのメールがはいるので、一息ついたときや腰をおろした時にチェックしますが、それでも3分もあればすべて終わります。
大阪駅から環状線に乗れば天満駅に着く頃に完了できます。鶴橋駅までかかって書くようなメールは・・・妻への言い訳くらい(笑)
3.スマホゲーム
これが「とりあえずスマホ」の一番ネックになっている時間かもしれません。
楽しいのですが、「とりあえずスマホ」で「スマホゲーム」をしている自分を見たときに(客観的に)、なにか違和感を覚えたので思い切って、iPhoneにインストールした「パズドラ」(300個を超える魔法石も放棄!)「ドラクエ」「Ingress」(まだレベル低かったけど)削除しました。(>o<)
これをやめることで、電車の中しらないあいだに消費されていた「自分時間」を取り戻すことができました。
別にスマホゲームを否定するつもりはありません、ボク自身ゲームは好きですし、PSP/3DSも持ってますし、そうだワンダースワンも持ってるぞ!(GUNPEIは良いゲームだw)
録画した番組を移動中に観るというのも、有効な時間活用といえますが、惰性で行っていることに「無駄」だと感じたら、切り替える気持ちを持つ事が大切です。
パソコンをやめる
ボクはフリーランスなので勤務時間はありません、家にいてもすべて自分の時間なので、TVを見るのも風呂に入るのも自由です。
しかし、けじめのない生活は「だらだら」と過ごす時間が増えてしまします。(そんな暇がなくなるほど仕事が増えればうれしいのですが)
だから、ここでやめるパソコンとは「とりあえずSNS・とりあえず動画を見るをやめる」つまり無目的でなんとなく見ているといった、行動を指します。
パソコンがなくなると仕事ができなくなるので、手放す訳にいきませんが、サラリーマンでいうところの「就労時間」内では、動画は一切見ない!ことにしました。
読書をやめる
これは昨年の反省です。昨年はいろんな本に手を出してまくってしまい約150冊程度手にしました。
が、はじめはよかったのが後半、いわゆる「積ん読(つんどく)」状態が悪化!並行して10冊以上の本を同時進行したので、読了できた本が50冊程度になってしまい、これはいけない!と熟読に切り替えました。
電車の中でスマホをやめたおかげで、今年はすでに5冊を読了。
決して多い冊数ではありませんが、ブログへの書評投や講演会の参考にもなる読み方ができました。
ここでのやめることは「乱読・積ん読をやめる」です。
第3章
習慣の改善で得られるのは「時間」「お金」だけではなく、新しい自分を発見する旅だと言えます。
ボクたちの目は日常生活のなかでは、ある一定の観測点でしかものを見る事ができません、でも「やめることリスト」や「やりたいことリスト」をつくる作業は、自分自身を俯瞰してみることが簡単にできる、観測点の転換手法です。
たとえばエジプトのピラミッドを見て「三角形やんか」と答えるひともいれば「三角錐(さんかくすい)とちゃう」と答えるひともいるでしょう、ひょっとしたら「四角形にも見えるで」というひともいる・・・はず。
ぜんぶ正解です、ただ観測点(視点)を変えるだけで、たった一つの真実にたくさんの正解を導き出すことができるようになります。
第4章
手帳にまとめる
- することリスト3つ
- やめることリスト3つ
- 両方のリストから心がけたいこといくつでも
1&2は手帳の最初の(一番目につく)ページに、3は最期のページでもかまいません。
ポイントは書いた(宣言した)ページをさかさず、すぐに見つけられることです。
まとめ
1年は365日、1日は24時間、1時間は60分。
この世界で人類がだれもが平等に与えられているのはこの時間です。
ビルゲイツも孫正義もジョニーディップも木村拓哉も、そして駅前の飲み屋のねぇちゃんも商店街本屋のおっちゃんもみんな平等です。
それをどう使うのは、そのひと本人の自由ですが、手帳をというツールでこの「時間」というやっかいな相手とうまく付き合っていければ、たとえ1冊¥100-の手帳でもその対費用効果は絶大です。
「時間」をコントールすることは、すなわち「自分自身」をコントロールすることです。
ここで決めた目標を、手帳の最初のページにコミットメント(宣言)してみましょう。
今日よりあした、あしたより明後日がきっと、あなたにとってよい1日になるはずです。
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