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銀座伊東屋オリジナル万年筆LAMYsafariの第2弾Copper02発売[文具]

公開日: : 最終更新日:2024/07/19 万年筆, 伊東屋, 大人の一品

銀座伊東屋オリジナル万年筆LAMYsafari「Copper02」発売

銀座伊東屋オリジナルCopperシリーズ

 2022年12月に東京銀座にある文具の専門店「銀座伊東屋」とドイツの筆記具メーカーLAMY(らみー)がコラボレーションした万年筆「LAMYsafar Copper01」(ニュアンスグレー)が発売になりました。
LAMYsafariは万年筆初心者にも扱いやすい万年筆で、エントリーモデルとしても人気を集めている万年筆です。
毎年、その発売シーズに相応しいカラーバリエーションの限定モデルは発売されますが、銀座伊東屋では、初めてのオリジナルLAMYsafariを発売しました。
そして、2024年7月に第2弾となるLAMYsafari Copper02が全国の伊東屋店舗に並びました。

LAMYsafari Copper02

Kopper01とCopper02


 万年筆ファン待望の第2弾「LAMYsafari Copper02」は深いブルーの筐体にシリーズの特徴と呼べるカッパー(銅色)のワイヤークリップがコントラストを際立ています。
LAMYsafariとは低価格の万年筆としてはとても優秀でかつ完成度が高いのが魅力です。
しかし、プラスティック樹脂が持つチープ感は拭えません。

カッパーカラーのワイヤークリップ

高級感を醸し出すカッパー色のワイヤークリップ


 銀座伊東屋オリジナルのLAMYsafariはワイヤークリップをカッパーカラーに仕立てることで、LAMYsafari特有のチープ感を払いのけて、プチゴージャス感に溢れた万年筆に仕上がっています。

ダブルネーミング

特別なステイタスを感じるダブルネーミング


 万年筆の尻軸に近い場所には、LAMY万年筆のロゴが刻印されて、その反対側に銀座伊東屋のロゴが印刷されています。
「×Itoya」の印刷は、ドイツの名門LAMYと日本を代表する文具店銀座伊東屋ががっちりタッグを組んだ証です。

漢字ニブ


 2021年にデビューした「漢字ニブ」は従来のF(細字)M(中字)とは異なる、日本や中国などアジア圏特有の文字である漢字の筆記に特化、トメ・ハネ・ハライを表現できる特殊ニブをLAMYsafariに搭載した限定モデルでしたが、あっという間(瞬殺といってもいい)に完売しました。
当時、白いLAMYsafariの限定でしたが、銀座伊東屋Copper01に復刻されて、当時買いそびれたユーザーにとって福音になりました。
今回のLAMYsafari Copper02も、従来のEF(極細)、F、Mに加えて漢字ニブモデルもラインナップに加わり、漢字ニブ大好きユーザーにも、もう1本追加みたいな購入動機が垣間見える気がします。

文具愛好家の考察

LAMYでは毎年のようにその年のトレンドを表現した限定カラーのLAMYsafariを発売しています。
LAMYでは、特に年に1回とか2回とは決めていないそうですが、良く通う文具店では発売されてる度に「今年のLAMYsafari・限定色」が店頭を賑わしているように感じます。
近年、万年筆に限らず「パステルカラー」「中間色」といった柔らかさとジェンダーレスを意識した色が人気のようですが、筆者のようなおじさんにはちょっと華やかな印象で、手を出し辛い感じです。
また、数万円クラスの万年筆と仕事で触れる機会が多いため、従来のLAMYsafariでは物足りなさを感じるようになり、一時期手にしない期間もありました。
2022年に銀座伊東屋Copper01を購入してから、ふたたびLAMYsafari熱が再発、普段持ち歩くペンケースには常に2本がレギュラー入りしました。
あらためて、使い出すとやはり基本性能が優れた万年筆なので、日常使いにおいて高いパフォーマンスを発揮してくれます。
きっかけって大事だなと感じつつ、2024年東京で開催された「ISOT2024」「FRAT#6」の取材出張の合間に、銀座伊東屋に足を運んで今回の「LAMYsafari Copper02」を買って帰ってきちゃいました。

LAMYsafari×銀座伊東屋限定モデル

LAMYsafari Copper02

ニブ:EF/F/M/漢字ニブ
販売:銀座伊東屋各店舗
 (東京だけでなく、大阪(グランフロント店)・京都伊勢丹店舗でも購入できます)
価格:EF/F/Mは6600円(税込)
   漢字ニブは8800円(税込)


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