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デスクでの作業効率をカンタンにアップさせるシンプルな筆記具活用術[コラム]

公開日: : 最終更新日:2023/06/23 コラム

作業効率をカンタンにアップさせるシンプルな方法



 テレビや雑誌で文具が紹介されるようになり、これまで文具メーカーがさまざまな工夫を凝らして作ってきた文具が日の目を当たるようになった事はとても嬉しく、そのおかげで私もお仕事をいただいております(謝辞)
たとえば、機能に優れた新製品やいやな仕事のこれがあれば楽しくなるといったモチベーションをアップ系の文具などがクローズアップされがちですが、本来文房具が持つ基本的な機能をしっかり使い分けることで、作業効率をほぼ投資0(ゼロ)あるいは数百円で実現可能な方法があります。

デスクで使う筆記具を使い分ける

 筆記具には、ボールペンをはじめ鉛筆やシャープペンシルに万年筆などがありますが、多くのひとがもっとも使用頻度の高いものはやはりボールペン。
20年以上サラリーマンを経験してきた私ですが、このボールペンなしでは仕事はあり得ませんでした。
このボールペンには2種類のモデルがあって、オーソドックスな単色ボールペンと黒や赤など複数のインクが1本にまとめられた多色(マルチ)タイプがあります。
ここで結論を申し上げると「デスクで使うのは単色タイプ、そしてノック式のボールペン」

単色ノック式ボールペンのススメ

シングルノックが作業の効率をアップする


 理由は至って簡単で、さっと取り出してさっと書けるこれにつきます。
多色マルチタイプのボールペンはとても便利ですが、使いたい色を選ぶ時にかならずノック部分で確認しなければなりません。
ところが単色タイプのボールペンは手を伸ばしてノックするだけで筆記を始めることができて、「確認」という作業を省略することができます。
ほんの一瞬のことかもしれませんが、この確認作業を1日に何回行うか?それが1週間なら?、1ヶ月だと!、さらに1年間に換算すると?おそらく数え切れないほどの夥しい回数になるはずです。

デスクでは、単色タイプと多色マルチタイプのボールペンは分けて管理する

筆者のデスクには単色タイプの筆記具のみで構成


 筆者はデスクにあるペンスタンドには、鉛筆(芯ホルダー・シャープペンシル)、ボールペンはすべて単色タイプのみまとめてあります。
そうすることで、いちいち確認するという「ノイズ」を省き、筆記という作業へスムーズにすすめることができるようになりました。
ペンスタンドに入れてある本数も少なければ少ないほど、作業効率はアップするので、自分が行う「仕事」に何が必要か、または優先順位をしっかり見定めて、頻度が低いものは別の場所に移行させる工夫をしてシンプルにするとより効果的な環境を整えることができるはずです。

1本差しのペンスタンドあるいはペントレーの活用


 究極のデスク空間をつくる場合、筆記具は1本でいいという人には、1本先のペンスタンドやペントレーを使う手もあります。
実際に、複数の筆記具が入ったペンスタンドよりも1本差しのペンスタンドの方が効率はさらにアップしますし、ペントレーに置かれた筆記具はとてもとりやすいといったメリットがあります。

One more thinks

大きなmonoと小さいmono


大きいこといいことだ?消しゴムも小さいものよりも大きなものの方が持ちやすくて消しやすいので、消しゴムを使う機会が多い人は、この練択も視野に置いてみて下さい。
余談:ものとmonoは洒落のつもりではなかったのですが、撮影用の消しゴムを探したら大小お揃いがあったので。

多色タイプには多色にしかできない裏技

 多色タイプはデスクには不向きという話ではありません、職場や家庭でも広いスペースがなくて多色タイプの方が効率がいいという人もいるかも知れません。
筆者は以前、フリクションボール多色タイプを2本用意して、1本をすべて黒インクに交換して使ったことがあります、フリクションボールはスムーズな筆記と消すことができるメリットのあるボールペンですが、燃費がすこぶる悪いといったデメリットがあります。

全部「黒」インクのフリクションボール


あるセミナーに出席してメモをとったら2日目でインクがからっぽになった事があり、すべて黒にする事を思いつきました。
これならどこを推してもすべて黒なので見て色を選ぶ必要は無くなります、あと1本は多色のまま使えばフリクションボール2本で黒&(赤・青・緑etc)4色本分の活躍はしてくれます。

デスクまわりをシンプルにしてより効率化を求める

デスクで使う筆記具は単色タイプノック式で、可能であればその本数は少ないほど効率はアップします。
もちろん、筆記具でもボールペンはじめ、鉛筆や万年筆など、種類も豊富で個人によって必要な筆記具は異なるはずですが、自分自身がもっとも使用頻度が高いペンを手元に置いて、いわゆる2軍とから準レギュラーといったものは、別の取り出しやすい場所に置いておくといいかもしれません。


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